2008年7月 9日 (水)

太陽の国からやってきました。

丸善で、スペイン生まれのスチームケース発売中

ご存知だろうか。丸善丸の内本店2Fでは鍋を売っている。書店だがフライパンも売っている。しかも売れているのはなぜか。たとえば、無水鍋を丸ごと1冊使った有元葉子さんの料理本に惹かれたら、その鍋も欲するのが人の心。丸善は気の利く商売上手な書店だ。明治2年創業の老舗たるゆえんだろう。

Photo_11 さて、そのまさに実用的な実用書コーナーに、『料理通信』最新号で紹介した新しいキッチン道具がお目見えしている。バルセロナからやってきた「ルクエ・スチームケース」だ。鮮やかなオレンジ色と高いデザイン性に目を奪われるこの道具は、材料を入れ電子レンジで加熱するだけで、おいしい蒸し物を作り出す。誌面では蒸し物の達人、代々木上原・ジーテンの吉田勝彦シェフが賞賛し、社内では料理の素人トリヤマが、「なんと色んな野菜のピクルスがおいしく出来ちゃったのよ~」と感激していた。これさえあれば、ヘルシーながらも手間がかかると敬遠しがちな蒸し物が、ぐんと身近になる。トリヤマのようにアイデア次第で蒸す以外の調理もだ。しかも、旨みや栄養を逃がさない構造や後片付けの簡易さに加え、食卓にそのまま出せる見目の良さ。ひょっとしたら、恋に仕事に忙しい丸の内OLの心をわし掴みにするかもしれない。
丸の内本店では『料理通信』最新号誌面とともに展示・発売中。↑

かくいう私も使ってみたいが、そのためにはまず、我が家に電子レンジを買わねばならない…。だめかも。私は電子レンジが苦手なのだ。

ところで、トリヤマはスチームケースを使い、料理の腕前を日々上げている。彼女の最近のおススメは、夏野菜たっぷりのラタトゥイユ。トマトソースを敷いたスチームケースに、乱切りにした野菜をのせ、塩・コショウ・オリーブオイルをまぶし再度ソースをかけてチンするだけ。ワインが止まらない1皿だそうな。是非お試しあれ。(watanabe)

「ルクエ・スチームケース」は丸善・丸の内本店と新静岡センター店にて発売中。
丸善  www.maruzen.co.jp
輸入販売元 コラムジャパン株式会社 http://coram.co.jp

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2008年5月29日 (木)

教文館で“キャラメルおじさん”に出会う

初版本モチーフ缶入り!「BUSHIDO」キャラメル発見

銀座・教文館で手にした青木正児の『華国風味』が面白く、向かったレジ脇で、「武士道キャラメル」なるものを発見。不思議に思い店員さんに尋ねると、新渡戸稲造にちなんで北海道で企画・製作されたお土産品とのこと。

Photo『BUSHIDO』を以て日本人の高い精神性、道徳性を欧米に知らしめた新渡戸は、大の子供好きでもあり、会う子供ごとにポッケに忍ばせたキャラメルをあげて“キャラメルおじさん”と慕われていたのだそうな。
教文館といえば、キリスト教関連書籍。新渡戸といえば、敬虔なクエーカー教徒。そんな繋がりで取り扱っているのかしらん、なんて勝手な想像をしつつ、店長の森岡さんに「買ってみました。」とご報告。
「8粒で630円は高いよねー。でもこのブリキの缶に手が掛かっているらしいんだよ」
聞けばキャラメルが入った缶の意匠は、なんと「BUSHIDO」初版本がモチーフ。薄藍を基調に日の出とサクラが配置され、帯には丸メガネをかけた新渡戸の近影が載っている(新渡戸の業績をまとめた豆本付き)。人気で品薄というのも頷ける素敵さだ。

都内では教文館のみの取り扱い。興味がある方はお早めに入手されたし。
ちなみに教文館では、日本語版(佐藤全弘訳:教文館、矢内原忠雄訳:岩波文庫)はもちろん、本家英文版『BUSHIDO』も取り扱っている。(watanabe)

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今週の「逸品ものがたり」は、赤坂「しろたえ」のシュークリームです。1976年創業の老舗で、当時から変わらぬ味のシュークリームは、向田邦子もお気に入りだったとのこと。しっとり柔らかい皮にはとろりんとしたカスタードクリームがたっぷり包まれています。卵と牛乳の甘さがやさしく、どこか懐かしさを感じさせる味わいです。(yagi)

詳しくは、本日の『朝日新聞』朝刊をご覧ください。
*連載は東京および関東の『朝日新聞』マリオン欄(毎週木曜日)に掲載されています。横浜市のみ、翌週火曜日の掲載となります。

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2008年3月24日 (月)

販売放浪記 新橋編~「男って…」

3月某日。新橋の文教堂書店へ。ここは話題の最新ビジネス&マネー書から不朽の名作文学まで揃う、新橋のお父さん御用達の知的財産の宝庫。初めてお目にかかる雑誌担当の吉成さんを待つ間、2階の文庫コーナーで宇野千代の『おはん』を久しぶりに手に取る。フロアの落ち着いた雰囲気に、思わず一気読み(買わずに出てきてすみません…)。おはんの元旦那、加納屋のような男を、私はとてもよく知っている。どうして男は気を許した女には、優しくって少し馬鹿で、そうしてだらしがないのだろう。思わず吉成さんに尋ねそうになるが、初対面なのでぐっとこらえる。

Rimg0342re_2 吉成さんと別れ、新橋駅に向かうと折りしも西口広場では「アフリカンフェアin新橋」が開催されていた。生演奏のアフリカンパーカッションに心躍らされながら、アフリカ料理の屋台をそぞろ歩く。売り子さんの「あと2皿で売り切れ!」の声に惹かれ、ワニのマスタード炒めをテイクアウト。編集部に持ち帰り皆で試食する。初めて口にしたワニ肉。それは極めて鶏のムネ肉に近く、TRIPPA隊にとっては可もなく不可もない味わいだった…。

ワニではなく、むしろ一緒に持ち帰ったケニアビール「タスカー」のラベルに人気が集まり、ムラタ&ヤギの手を借りて写真を撮ってもらう。珍味より素敵なパッケージデザインに目がないTRIPPA隊なのであった。「タスカー」はアフリカの乾いた大地で飲んでみたいと思わせるキリッとした軽い味わい。(watanabe)

文教堂書店新橋店はサラリーマンのお父さんのみならず、界隈の料理業従事者も多く訪れるとあって、料理書の品揃えも秀逸。新橋駅徒歩30秒の立地で営業時間は朝8:30~夜22:30と、忙しい料理人の皆さんにはとてもおススメの店舗。

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2007年11月29日 (木)

販売放浪記 ~新潟の巻~

Jyouetsu “販売ひとり”ムラタ(懐かしい?)から、私ワタナベが担当を引き継いで早2カ月。地方の書店の皆様に、初めてお会いしてきました。記念すべき初訪問先は新潟。夜には初雪が……という「さっすが雪国ー!」な寒さに凍え、さらに道に迷いながらの出張でしたが、辿りついた書店の皆様に温かく迎えていただきました。

新潟は食材の宝庫だけあって、人々の食に関する意識も高いそう。料理関係の本もなかなか充実したラインナップ。その中で『料理通信』を選んで購入してくださる方に感謝の思いを馳せつつ、新潟の道行く人々を眺めて、もっと沢山の方に『料理通信』を知ってほしい読んでほしい! と改めて強く思ったワタナベなのでした。(watanabe)

<今回お目にかかった書店さんです>
文信堂書店CoCoLo万代
JR新潟駅地下1階にあり朝7時45分に開店するという、通勤・通学前にだって『料理通信』を購入できるすばらしいお店です。

紀伊国屋書店 新潟店
新潟市内の複合商業施設LoveLa万代の中にあり、ショッピングのついでに気軽に立ち寄れます。

ジュンク堂書店 新潟店
Junkudo_22007年3月にオープンしたての綺麗な店舗。JR新潟駅南口すぐ「プラーカ1」の1階・地階です。
ジュンク堂書店新潟店では『料理通信』バックナンバーを常設していただけることになりました。買いそびれた号は、ぜひこちらで是非チェックしてください!

お忙しい中笑顔で対応してくださったジュンク堂書店新潟店の澤山さん。

<おまけ・新潟謎食>
Italian2_2

新潟県民(上越・中越限定?)のソウルフード「イタリアン」。ソース焼きそばにミートソースが!? お店の前はいつでも行列。不思議なおいしさ。

Makomodake上越名産マコモダケ。きのこを想像していたのにイネ科でした。
田んぼの転作作物なのだそう。中国料理では超高級食材。炒め物や天麩羅に。新潟の知られざる逸品。

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2007年8月31日 (金)

販売放浪記~パティシエ100人特集大好評!

Rt0709_coverv3_lr 今年の夏はやっぱり“熱かった”

編集部が総力をあげて1冊にまとめた、今回の9月号「パティシエ100人」。発売してすぐに、全国の書店さんから「好調ですよ」「追加でお願いします」「完全保存版ですね」などのお声をいただいています。
まだまだ残暑きびしく、暑い日々が続いていましたが、やっぱりスイーツファンの熱さ&厚さ(?)に、嬉しく驚いているムラタ(あっ、ご報告です!“販売ひとり”あらため“営業企画部みんな”になりました)。

すでに読んでくださった読者の方からも興奮冷めやらぬ(みんなHOTすぎます)メッセージをいただいたり……。ここでもまた熱い涙がひとすじ。
と、またまた心配になったのですが、そろそろ次号の発売間近とはいえ、「買いそびれた~」と気が付かれた方がいらっしゃいましたら、お立ち寄りの書店員の方にお声を掛けてご注文ください!
もしくは、料理通信社までご連絡くださいませ。

要チェックの100人と併せて「スイーツのバックナンバーを!」とご注文いだだくことも多く、以前のスイーツ特集も在庫僅少となってきました。
バックナンバー常設店一覧、バックナンバー購入はこちらから

9/6発売の次号10月号、特集は「茶の湯」がテーマ!
クール・ジャパン、日本再発見など巷でもなんだか熱い“和”がテーマ。もちろん、料理通信独自の切り口は、ぜったい見逃せないポイントが目白押しなので、お楽しみに。(murata)

2007年 8月 31日 販売放浪記 | | トラックバック (2)

2007年5月15日 (火)

販売放浪記~ワイン&チーズ特集が好評です!

もし、書店で『料理通信』を見つけられなかったら……

Kicx14196月6日の『料理通信』発売1周年記念号に向けて、全国各地の書店さんをおたずねしている“販売ひとり”ムラタ(もう古い?)です。そんな中、現在発売中の6月号「これが日常のワイン&チーズだ!」の売れ行きが好調です!

書店の限られたスペースの中、ポスターを貼っていただくのはなかなか難しいのですが、それでもご協力くださる書店の方たちが全国に大勢いらっしゃいます。
放浪しながら、貼られたポスターを眺め、そのありがたみをひしひしと感じています。

とはいえ、地方にはまだまだ御存じない方もいて、それが悩みでもあったのですが・・・。

それが、今月号はいつになく地方でもご好評いただけているようです!

たくさんの雑誌が毎月発売されている中、他の雑誌と見比べてくださり、こんなに多くの方が『料理通信』を手に取っていただいていることに、かなり感動しています。
書店さんから「お店に入荷した分が完売してしまったので追加を・・・」とか、「表紙がとてもきれいなので是非ポスターを店頭に貼りたいのですが・・・」とのご連絡をいただいております。

販売冥利につきます。ご協力くださっている書店の皆様、ありがとうございます。

ここで、心配がひとつ。

もし、読んでみたいなと思って立ち寄った書店さんの店頭で、『料理通信』6月号(これが日常のワイン&チーズだ!特集)がなかったら・・・。

是非、書店員の方にお声を掛けてください!

ご注文いただければ、迅速に書店さんまで『料理通信』をお届けできます。もしくは、料理通信社・販売部までご連絡くださいませ。重ねて迅速に対応いたします。

さて、次号7月号の特集は、発売1周年記念のスペシャル企画「パリ特集」です!
『料理通信』バックナンバーフェアや特集にちなんだパリフェアなど、全国の書店さんにご協力いただき、さまざまな展開をする予定ですので、楽しみにしていただけると幸いです。
詳細は1周年記念号発売前にお知らせいたします! 今しばらくお待ちくださいませ。(murata)

■TRIPPA通信+1よりINFORMATION
Une Lettre de NICE>>>
「松嶋啓介のニース便り」を更新しました。
松嶋シェフが一時帰国をして、ご友人の結婚披露宴の料理を手がけました。祝福の気持ちが込められた料理の数々・・・。素敵な披露宴だったことでしょうね。羨ましい!

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2007年3月 3日 (土)

ジュンク堂書店新宿店リニューアルオープン

Kicx1384_1 『料理通信』BNフェアも開催中!

ジュンク堂書店新宿店が3月2日、リニューアルオープンしました。

8階の雑誌のコーナーには最新号、そして同じ階の料理書コーナーにバックナンバーを常設していただいています。

広くなったお店では現在、『料理通信』バックナンバーフェアを開催中です。

本棚からはみ出る大きなポスターが貼ってあるのが目印。料理書コーナーは、各国料理別や出版社別に棚が区分されていたり、料理研究家別のコーナーがあったりして充実です。そんな中『料理通信』の棚! も誕生しました。 創刊号から最新号までじっくり手に取ってご覧ください。(murata)

Kicx1383_1Kicx1381_2お買い忘れの号はございませんか? このポスターが目印です! 次号、4月号は3月6日発売です。

ジュンク堂書店 JUNKUDO BOOK WEB

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2007年2月22日 (木)

バックナンバーはどこに?

『料理通信』のバックナンバー常設店は、本誌やホームページでお伝えしていますが、なかなか見つけられないとのお問い合わせをいただいております。

バックナンバーは、最新号が置いてある場所と別の所にある(階まで別の場合もアリ)ことも多く、探していただく際、お客様にはご不便おかけしていることと思います。

そこでTRIPPA通信にて、少しずつですが、バックナンバー常設の書店さんの紹介をしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。(murata)

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Kicx1295_2〈紀伊國屋書店〉は、各店でバックナンバーを常設していただいています。まずは、『料理通信』の会社から程近い新宿からご紹介。

新宿本店は2階の料理雑誌コーナーに最新号があります。エレベーターに乗って6階に降りたらすぐ近くにバックナンバーコーナーが。ポスターや手作りPOPも貼っていただいてます!

新宿本店2階では、壁に最新号の大判ポスターを貼ってくださったりしてます!





Kicx1252_6Kicx1255_4 新宿本店6階・実用書のバックナンバーコーナー。担当の佐川さんは『料理通信』の雑誌コンセプトのパネル掲示の発案者。










Kicx1282_3
新宿南店は、3階の雑誌コーナーに最新号が、そしてすぐ近くにありクルクル回るラックにバックナンバーが並んでいます。

新宿南店の横田さん。いつもラックやワゴンで『料理通信』を素敵に置いてくださってます!

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2007年2月 2日 (金)

販売放浪記~『料理通信』バックナンバーフェア開催中!

Kicx1258 バレンタインには、
スイーツ&ウイスキーと
バックナンバーも


『料理通信』も1号目の発売からおかげさまで早半年、第9号を迎えることとなりました。
バックナンバー常設をしてくださっている書店さんも、徐々に増えてまいりました。
そんな常設店のひとつ、ジュンク堂書店・池袋本店2階にて、ただ今「料理通信バックナンバーフェア」を開催中です! 2月号の特集「男のスイーツ 女のモルト」にちなんで、チョコレートの書籍とウイスキーの書籍を集めて、さながら全体が“スイーツ&モルト”なフェアになっています。
販売ムラタも思わずウイスキーの小冊子を購入してしまいました。他にも気になる本が~。

Kicx1259_1『料理通信』バックナンバーも全て揃っていますので、買いそびれてしまった方も、2月号の『料理通信』でチョコレート&ウイスキーへの興味が湧いた方も、皆さまバレンタインに合わせて是非お出かけください。

チョコレート本やウイスキー本に囲まれる『料理通信』2月号。ちなみにムラタは左の小冊子がお気に入り。




なんと、同時開催は「ワイン書フェア」

Kicx1265 『料理通信』バックナンバーフェアの横で、現在展開しているのが「ワイン書フェア」。180~190種のワイン関連書籍や特集雑誌が大集合しています。すでに品切れになった書籍もあるとか。少し前に始まったフェアですが、熱心に読まれて手に取って帰る年輩の方や、初心者向けの本をじっくり手に取られる若い方がいらっしゃるそうです。ワイン、大人気ですね。専門書だけでなくワインにまつわるエッセイなど読み物系も充実です。こちらも併せてご覧ください。

エスカレーターで2階に上がるとすぐがワイン書フェア。12月号「ワイン通よりシャンパン通」もあります。

Kicx1272

おっ、こちらのワインボトルの前には「自然派で行こう!」特集号が。




Kicx1280 いつも丁寧に『料理通信』を読んでくださる、担当・平田さん。「ジュンク堂書店・池袋本店」は、バックナンバーを常設してくださっています。今回のフェアでもたくさんのポスター貼りにご協力くださいました。ありがとうございます!(murata)

ジュンク堂書店・池袋本店2階
『料理通信』バックナンバーフェア
         withスイーツ&ウイスキー
ワイン書フェア

ともに~2/14まで開催

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2006年11月 8日 (水)

本屋さんも“ザック サクッ ザクッ!” 

いつも楽しい出版発表会を試みている、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ企画の販売部長・山田さん。“販売ひとり”ムラタは、食の出版社の販売というつながりで、いつもお世話になっています。山田さんの企画はいつも新鮮で、どうしたら食のすばらしさを多くの読者の方に伝えられるか……という食道(茨の道)進んでいる『料理通信』にとって、ヒントがたくさんあるのです。

Rimg0028_先月、掲載されたレシピを実際に作ってみる実演講習会が行われました。今回のゲストは、本を販売する書店員さんです。(前回の「シフォンケーキの本」刊行記念講習会の記事はこちらから)

新刊のテーマはパイ。書店の皆さんが「ショソン・オ・ポンム(りんごのパイ)」を作るべく、生地を伸ばしたり粉を振ったりする姿は真剣です。

書店の方は、お客様から「こんな本はありませんか?」と質問されたりします。
本のエキスパートであると同時に本の内容にも通じていなければなりません。
「“パイ好きの男性にパイを作ってあげたいんですが、いい本ありますか?” とお客様に聞かれたら、この本をおススメください」とRimg0021山田さん。書店さんは笑顔で頷いていたのでした……。(murata)



『料理通信』バックナンバー常設店「啓文堂書店 桜上水店」の窪田さん(左手前)もパイ生地と格闘中。

Sakusaku 『一人で学べる 
 ザック サクッ ザクッ! 押しよせるおいしさのパイ』

弓田亨・椎名眞知子 著
イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ企画刊
2625円(税込) ISBN4-901490-17-6

http://www.ilpleut.co.jp/

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2006年9月23日 (土)

『料理通信』~ディーン&デルーカ品川に!

『料理通信』10月号のインタビューページにご登場いただいたのは、「ディーン&デルーカ」創設者の一人、ジョルジオ・デルーカ氏。
そんなご縁もあって、今月号から『料理通信』を「ディーン&デルーカ品川」に置いていただけることになりました。

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Torte_1 とても嬉しくて、「ディーン&デルーカ」プレスの横川さんにご挨拶に伺いました。以前からトリッパ隊を応援してくださっていたとの言葉にまた嬉しくなり、「料理通信の皆さんで食べてください」と、「インペリアル・トルテ」をお土産にいただきました。



美しい箱を見るや、編集長キミジマが「素敵ねー!」と・・・。その姿にまたまた嬉しくなったのでした。 (murata)

DEAN&DELUCA
http://www.deandeluca.co.jp/

2006年 9月 23日 販売放浪記 | | トラックバック (1)

2006年8月16日 (水)

お菓子特集PR大作戦!

販売ムラタの販売放浪記

営業に伺った際、いくつかの書店の方から「編集長の生の声が伝わる手書きPOPがほしいな」「『料理通信』を知らない人にアピールするために、どんな人が発信しているのかがわかるよう、少しでも読者に近づいたPOPを作れませんか」という声をいただいた。

手書きPOPとは、書店やレコードショップなどでもよく目にする販売用のフダのようなもの。

書店さん自ら描いてくださったり、大きな出版社なら印刷をしたり、“スイング”というぷらりぷらりと動いて目に留めさせたりするものをたくさんの書店へ発送したりするのですが、そこは地道な『料理通信』。9月号のスイーツ特集のことを小さな声でもお伝えしようと、正真正銘の手書きPOPを作成。

編集長キミジマの声や、下見で食べたスイーツの数にビックリした編集部ヤギの驚きの言葉など、いくつかのバリエーションができあがった。

どの手書きPOPを使っていただくかは、書店の方にお任せしました。
お時間があったら、是非いろんな書店をのぞいてみてください!(murata)

Maruzenshinoda_2 1号発売から協力いただいている丸善・丸の内本店の篠田さん。手書きPOPのたたき台を見てもらいました。ナイスな笑顔でアドバイス中!

Tegakipop_1







出来上がった4パターンの手書きPOP。字・イラストは1号誌面にも描いてもらった長谷川まきさん。キミジマの似顔絵は必見(似てます!)。さて皆さんが目にしたのはどれですか?

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『料理通信』9月号掲載のパティシエ関連書籍フェア
丸善・丸の内本店2階&ブックファースト梅田店3階にて
8月末日まで開催中!



B1styoko
世界に自慢したいパティシエたちの書籍を集めたフェアを開催しています。
両書店とも素敵な本棚を作ってくださいました!

左はブックファースト梅田店さん、
下は丸善・丸の内本店さんです。



Maruzentana_3


お菓子の本はどれもかわいらしく、お菓子作りが好きな方も、お菓子は食べるだけ、という方も楽しめます。

ぜひお立ち寄りください。


■丸善
http://www.maruzen.co.jp/home/

■ブックファースト
http://www.book1st.net/

2006年 8月 16日 販売放浪記 |

2006年8月 1日 (火)

販売ムラタがつづる、大阪出張日記

販売放浪記~大阪の巻<2>

○月△日 大阪にて


今まで本屋さんがこんなにたいへんな仕事をしていらっしゃるなんて知らなかった。

角川春樹事務所の営業部の方々と東京の書店をまわっていくうち、『料理通信』を皆さんに読んでもらえる幸せにあらためて気づきました。

毎日届く雑誌や書籍を並べるだけでも大変な作業。いつでも新鮮に本が目に入るように場所を移動させるのは当たり前だのクラッカー。

おまけに出版社からは案内のファックスが毎日大量に届き、お客様の注文の手配をして。売れなかった本は返品するために梱包しなければならないし、それにもちろんレジでの対応で立ちっぱなし。っと、書いているだけで疲れてくるのですから、実際の書店さんは本当に大変。

なかなか大々的な告知や販促活動ができない駆け出しの『料理通信』。作っている私たちと同じくらい情熱を持って雑誌を届けてくれる書店の方の存在はとても大きなものです。
東京はもちろん、今回大阪出張でお目にかかった書店さんの方々。お店の規模はチェーン店だったり個人店だったりと様々ですが、みなさん共通しているのは本への愛情です。

『料理通信』をまだ知らないお客様お一人おひとりに丁寧に説明して販売してくださる方。独自のPOPを作り「バックナンバー並べられるように」と店内の将来の棚のことまで考えてくださる方。外商でのお客様の顔を思い浮かべて『料理通信』を薦めてくださる方。絶対売れる雑誌だし多くの人に読んでもらうべきだと、たくさんの売り場に展開して置いてくださる方。

「ソワニエをめざせ」特集では、レストランとお客様の関係を “愛”と表現しています。それに共通してるんだな~、書店や本や読者の方の関係って。“愛を届ける”書店さんはすばらしい。

これからも、いろいろな書店の方と話がしたい!
『料理通信』のファンになってもらいたい!(murata)

~『料理通信』がお世話になっている、書店の皆様をご紹介します~

Kicx0936_2 ブックファースト梅田店3Fの新田さん。トリッパ隊立ち上げ前から応援してくださっている“愛”があふれる方。はやくバックナンバーを並べていただけるよう、がんばらねば!

Kicx0898_3心斎橋アセンスの山口さん。ウインドウに掲示するため、レジカウンターで丁寧にポスターを裏表貼り合わせてくださいます。お手数をおかけいたします!

Kicx0914_3食に特化した個人書店として名高い千日前・波屋書房の芝本さん(母娘)。ご主人は恥ずかしいとご遠慮されました。お目にかかって電話でもいつも励ましてくださって、「ポスター、ずっと大切に店頭に飾っていきますよ」との温かいお言葉に感動です。

Kicx0910_2なんば駅改札前のなんばミヤタの宮田社長(右、左は140Bの中島さん)。内容について的確な進言&「ここでデモ販やったらすごいで!」とアドバイスをいただきました。よっしゃ、がんばるで~。

Kicx0941_2谷六にある隆祥館書店の二村さん。大阪一『レオン』を販売したすごい実績をお持ちの方です。突然おじゃましたのに、お話を、たくさん聞いてくださり、“谷六”は東京の“谷根千”って感じかなとの比較もわかりやすくて、地域の歴史なども教えてくださって楽しかった。



*次回は、お菓子特集販売放浪記をお伝えします!

2006年 8月 1日 販売放浪記 |

2006年7月28日 (金)

雑誌販売の舞台裏、お見せします!

販売放浪記~大阪の巻<1>

会社設立から、角川春樹事務所との販売提携、1号の発売・・・と、とんとん拍子で雑誌作りに邁進している(ように見える?)料理通信ですが、広告、販売、編集共に苦労は絶えません。お金も、時間も、人手もかかる。そう。ゼロから立ち上げるのは、そりゃあ大変なんです。
今回はちょっと視点を変えて、販売部のスタッフの営業日記を公開します。“劇団ひとり”ならぬ“販売ひとり”は、たくさんの方々に支えられて、1人でも多くの方へ『料理通信』をお届けできるよう、日々活動をしています。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

○月×日 大阪にて

ことの始まりは、『料理通信』8月号“グルメのお値段 高い理由、安い理由”。

原稿をお願いした大阪の編集集団140B(いちよんまるびー、と読みます)の江さん、中島さん、青山さんが来社された。
『料理通信』を少しでも多くの方に読んでいただきたいと思っていところ、中島さんから「応援します」とのありがたい言葉。関西方面までなかなかカバーできないムラタ。ずうずうしいとは思いつつ、中島さんを頼りに、大阪出張を決意したのです。

実は中島さんは、大阪の出版販売界では伝説の人! 書店の方々に意見を伺うためのご手配は中島さんがしてくださり、私は身ひとつで大阪へ。

Kicx0918_3Kicx0919_3
   



140Bの事務所のあるビルは、歴史的建造物「ダイビル」!
入り口とエントランス。2年後に取り壊しとは(涙)。



営業活動というのに、140Bの事務所ビルのあまりの素敵さに林家ペー師匠のごとく写真をとりまくり、中島さんには何しとんねんと呆れられたかも。

Kicx0920_2 140Bの事務所をお借りしてのミーティング。お忙しい中来てくださった書店の皆様から、『料理通信』を手にしながら、たくさんの感想やアドバイスをいただいた。

「載っています!の説明だけではなく、こんなものは載っていない!というスタンスも必要」「雑誌は演奏者と指揮者のバランスによってすばらしいコンサートになるのと一緒。販売はコンサート会場をどこにするのか、誰に聞いてもらいたいのか考えてなければ……」などなど、名言目白押し。

書店の方は、読者に一番近い存在。たくさんの本に接していらっしゃるので、何度も本質をつく意見や言葉が舞い踊る。こんな熱い思いをお持ちの書店の方を通して、全国の皆さんのところへ届くのだなあと、感動&奮起。こんな機会に恵まれたことにも、また感謝なのです。(murata)

Kicx0922_2



ボードには『料理通信』についての率直な意見がたくさん。右が140Bの中島さん。感謝です!




Kicx0933_2




真剣に『料理通信』を見てくださる書店の方々、激務の中、お時間をいただきました。左から、ブックファースト梅田3階店小野さん、紀伊國屋書店本町店百々さん、ブックスタジオ吉田さん熱い情熱を持って本を扱ってくださる方々なのです。

次号のお菓子特集の表紙は、編集部・販売部・広告部でたくさん意見を交わして作りました。皆様お楽しみに!

■INFORMATION
ニフティのサイトで、「ココセレブインタビュー:後編」が公開されています。
キミジマとオグラがワイングラスを持って見つめ合う姿は妙な感じではありますが・・・。
お楽しみください。最新号のプレゼントもありますよ。

http://celeb.cocolog-nifty.com/interview/

2006年 7月 28日 販売放浪記 |