2013年3月15日 (金)

Go to theTheatre!~その4

アーティストとアルチザン

三谷幸喜さんの新作『ホロヴィッツとの対話』のサブタイトルは、「神に選ばれた天才と神に雇われた職人」です。もともとシチュエーションコメディを得意としてきた三谷さんですが、最近は偉人や歴史上の人物、また著名なアーティスト(彼らは一般的に知られているように、あるいはイメージと著しくかけ離れて、一様に「変人」です)を、そこに乗っけて描くことが多くなった気がします。そして、明らかに演じる俳優を目論んでの筆致は、彼の生誕50周年(一昨年)記念公演あたりから、ますます冴えわたっているようです。

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今回のホロヴィッツは、極めて常識人である専属ピアノ調律師フランツ・モア(25年?ぶり舞台出演となる渡辺謙さん)一家が、勝手で我儘し放題の爺さん婆さんホロヴィッツ夫妻(段田安則さん、高泉淳子さん)を晩餐に招いたことで、すったもんだ翻弄されるなか、それぞれの悩みや人間性を抉りだしていく、深みのあるコメディとなっていました。

調律師として名高いフランツ・モアですが、偏屈な巨匠ホロヴィッツを受入れ、畏敬の念を抱きつつも人として付き合うことができる包容力のある人、凡庸に見えて実はその稀有な才能に、やはり彼も神に選ばれし人なのだと得心した夜でした。

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さて、今後の三谷さんですが、今年は既に『おのれナポレオン』『ドレッサー』、映画では『清州会議』等が情報公開されています。ナポレオン~は野田秀樹さんを主演に迎え、小誌クリエイタ―インタビューにもご登場頂いた内野聖陽(『料理通信』2011年2月号)さん他、主演級がぞろり出演の本年注目の話題作です。また『ドレッサー』ではかつて三國連太郎さん、柄本明さんが演じた老優と付き人コンビを、今回は橋爪功さん、大泉洋さんが演じられます。楽しみは募るばかりです。

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写真は、上から、『ホロヴィッツとの対話』のチラシとパンフ(写真はフランツ・モア本人)。中段が今後の予定作品チラシ、下段は過去の三谷作品パンフやチラシ。(Kaz)

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2013年2月22日 (金)

Go to theTheatre!~その3

蜷川さんは、滑らか、つるつるが嫌い?

といっても、食べ物のことではありません。
日本で最も高名な演出家、というより世界的に有名な演出家といえばこの方、蜷川幸雄さんですが、嗜好が(お仕事以外も?)なんと言いますか、とんがっていらっしゃる。
その時々のご本人の欲求、といっても極めてドデカイ、存外世界視野の欲望だったりするようですが、そこに忠実に演出(生きて)していらっしゃるよう。

そして作品はまとめ上げない、きれいに整えない、表面のギザギザやザラザラ、穴あきだって時に繕うことをしません。出来が良いとは言えない場合もお見受けします。それなのに圧倒的にその場(空間)をねじ伏せる芯のエネルギーに、観客はやられちゃうんでしょうか。まあ細かいことはどうでもよくなっちゃうのです。

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ここ数年、彼は年間10本程度の演出をされていらっしゃいます。売れている演出家でも年3本程度が普通というなか際立って多い!しかも77歳!!
先日、蜷川版『祈りと怪物』がありましたが、1か月ほど前に『トロイアの女』が上演されたばかりです。しかもその『トロイアの女』、年末年始はイスラエル公演だったそう。『祈りと怪物』初日も近い中で海外公演に出発とは、さすが自らを「疾走するジジイ!」というだけあります。

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今回の『祈りと怪物』も、「この登場人物にこのキャスト?」的な疑問や、「また雨降らし?」「天井から何か落とす?」という常套手段は多々あれど、蜷川色に染め上げられたケラさん(=この本の作家)ワールドに、ふ~ん、これもありかと……帰途につきました。

そんな蜷川さん、埼玉ネクストシアター『オイディプス王』稽古中の1月24日、演出を助手に託して狭心症手術のため入院。既に退院され順調に回復されているようですが、じき『ヘンリーⅣ』の稽古のはず、きっと何食わぬ顔で「おれは不死身なんだよ!」とか言って出てきそうです。肉体はぼろぼろでも精神はダイ・ハードってところでしょうか。

そんな蜷川さん、退院されてまず何を召し上がったのでしょう。まさか、ご出身地埼玉の堅焼煎餅じゃあないでしょうね。う~ん、まさにダイ・ハード!!(kaz)

注:写真は黄色チラシのみケラバージョン『祈りと怪物』。他は蜷川さん演出もの。

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2013年2月21日 (木)

本日は、校了日です

そして、個人的なおやつネタ

どうも、編集のイトウです。本日は校了日。長い1日の始まりです。
さて、仕事の合間の気分転換に、昨年から飲んでいる「下村婦人会」の柚子酢。お湯で割るだけで美味。パッケージも素敵です。今日は、はちみつマドレーヌといっしょに、こっそりいただきます。

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なお、柚子酢は「食の文化遺産巡り」の熊本取材の折、湯前町にある婦人会で直接購入したもの。先日の日本橋三越の熊本フェアでは、この柚子酢は販売されなかったそうですが、柚子のマーマレードが瞬く間に完売したそうです。そっちも気になる~!

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2013年2月14日 (木)

鳥取の「ばばあ」って?

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鳥取には「ばばあ」と呼ばれるお魚がいます。
学名はタナカゲンゲ。水深300~500mに生息する深海魚。
見かけは、かなり愛嬌たっぷりの「ばばあ」さん。
コラーゲンプルプル!淡白で上品な味わいです。
日本橋人形町「旬の味十四郎」で、お鍋に仕立てていただきました。

『料理通信』2013年1月号では、
鳥取和牛オレイン55の魅力をお伝えしましたが、
さすが食のみやこ鳥取!
海のものだって、魅力的な食材が満載です。

目黒にある鳥取食材満載の居酒屋「わったい菜」では
『料理通信』2011年12月号食の文化遺産巡り~鳥取~でご紹介した
「モサエビ」のお刺身がありました。
足が早く、なかなか県外には出回らないモサエビ。
濃厚な味わいが堪りません。
エビさんとの再会に感謝しつつ、
ペロッと平らげたのは言うまでもありません。(toriyama)

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一瞬でモサエビを食べてしまって画像は無く(スミマセン)
これはカニの甲羅盛り

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2013年1月31日 (木)

Go to the theatre! ―その2

アップのちから、ライブのちから。

アカデミー賞の前評判が高い中、映画「レ・ミゼラブル」を観ました。ミュージカル嫌いの私でも愛してやまない作品、舞台は東宝版の初演から何度となく、あまたのキャストで観ていますが、この映画版、う~ん、確かに見応えあり、です。

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まず、特筆すべきはアン・ハサウェイのファンテーヌ役でしょう。素晴らしすぎて私の中のこれまでのファンテーヌを払拭です!「俳優の歌唱」を前面に押し出した監督の演出も良かったのでしょうが、それに応えた確かな力量を称えずにはいられません。その表情やたたずまいを、アップでカメラが長まわしの迫力、涙で映像も濡れちゃいます。

もちろんバルジャン役のヒュー・ジャックマンも良いです。すごいですよね~、世界のトップ俳優たちってみんな歌えるんですね~。国内だとまだまだって気がしますもの。彼の劇中ライブも泣けました!ただ・・・私のバルジャンではない。偏見ですが、なんというか色気は欲しくない。

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そしてジャベール!ラッセル・クロウ、好きです(←特にLAコンフィデンシャル!)。これも悪くはないのでしょう。でも、ジャベールじゃあないっ!どうしても軟派な感じが否めない。とことん硬質、堅いからこその脆さが欲しいって思います。未だ私のジャベールは鹿賀丈史さん。東宝初演時、演出のジョン・ケアードをして「カガのジャべールは世界一!」と言わせたと聞きます。バルジャンも演じているのに、多くのファン、そしてご本人もなぜかジャベール好きなんですね。

しかしながら、最も残念なのはこのお話のもう一つの流れの方。革命が、民衆が、全体的に今一つ二つです。劇中のバリケードのちゃっちいこと、意味ないじゃん!つーくらいの情けなさです。ここはむしろ舞台のほうが演出で魅せてくれる。未見の方、今年東宝さんが再演しますから是非見比べてみてください。

写真は映画パンフのほか、東宝の2000回記念公演時パンフ、何十年も前にNYで購入したブロードウェイキャスト版ライブCDなど。(kaz)


※『料理通信』は食の雑誌ですが、連載「クリエイター・インタビュー」では、俳優や映画監督の方々にもご登場いただいているのをご存じですか? 俳優の内野聖陽さん( 2011年2月号 )や原田知世さん( 2012年2月号 )、映画監督の中村議洋さん( 2010年9月号 )など。どうぞご覧になってくださいね。

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2013年1月18日 (金)

読んでうっとり 関西食文化

どうも、編集部の亀山です。
 元来食いしん坊なもので、愛読書もやっぱり食にまつわるものが多いのですが、中でも白眉がこちら。大阪出身の田辺聖子さん!
 特にこの2冊。『春情蛸の足』(講談社文庫)、『無芸大食』(ポプラ文庫)。
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田辺さんは、人生の酸いも辛いも、ユーモアをもって情感豊かに描き出すことにかけて並ぶ人のいないほど上手だなあ、と思うのですが、食の情景がまた、いいんです。
「~その女は昼どきの店内の喧騒からうどんの鉢を守るように抱え、うどんのひとすじをいとおしむようにすする。やわらかな、まったりとした奥ゆきぶかい薄味のおつゆを、どんぶりを傾けて心ゆくまで飲み干す」(『春情蛸の足』所収「慕情きつねうどん」より)
 もう、ここを読んだだけで、ふわっとしたかつおの香りや、もちっとしたうどんの歯応えがありありと思い出され、しみじみと幸せな気持ちになります。
うどんを、1本ではなく、ひとすじと数えるところも、またよし。こう、なんといいますか、豊かさを感じます。田辺聖子さんが登場人物に喋らせる言葉も、昔の関西弁なのでしょうか、柔らかく、ふくよかで、ふだん自分が使っている東京弁がきつく、味気ないものに感じられます。
 さてさて、この2冊。最近読み返したのは訳がありまして……。
亀山担当の「何でもテイスティング」のテーマが「お好みソース」なのです!
 今回揃えたのは、広島、兵庫、大阪のほか、栃木のソースメーカーが作るもの、東京人ならお馴染みのブルドックが果敢にも挑んだものなど、17種。ソースといえばの洋食、というわけで、洋食のお料理人さんと、「なぜかお好み焼き屋さんがうちのワインを置いてくれることが多いんです」という自然派ワインインポーターさん(大阪生まれ、兵庫育ち)。
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 さあ、お二人のお気に入りは?(今回は久々の大穴が出ましたよ!)
 次号をどうぞ、お楽しみに♪ (亀山)

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2013年1月17日 (木)

今年はパワースポットに行くべし。

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60数年毎に遷宮が行われる出雲大社と20年毎に遷宮が行われる伊勢神宮。2013年はなんと同時に遷宮を迎えます。出雲大社の遷宮は、おおよそ60年なので同じ年に遷宮というのは大変希なことだそうです。そして約5125年のマヤ長期暦が新年を迎えました。

なんだかラッキーな感じが満載。

出雲大社や伊勢神宮のみならず、とにかく身近なところでも、パワースポットを訪れると、運気の向上につながるのだとか。信じるものは・・・です。パワースポットと言われる場所から幸運パワーを自分の中に充電!!

景気の「気」は気持ちの「気」。みんなで運気を向上させて、日本経済を民衆の気持ちから立て直しちゃうっていうのはどうでしょう!(toriyama)

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三重伊勢神宮:冬至の頃 宇治橋の鳥居の中から太陽が登ります

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和歌山高野山:高野山は2015年に開創1200年を迎えます
『料理通信』2012年4月号 食の文化遺産巡り「和歌山」取材の際の1枚)

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2013年1月11日 (金)

1月11日 鏡開き

初めまして。経理担当のマツムラです。

日本の年中行事には食がつきもの。節分の恵方まき、雛祭りのあられ、端午の節句のちまき、重陽の節句の酒、冬至のかぼちゃ。そうそう、毎月1日には必ずお赤飯をいただいているという女性にお会いした時は、ことのほか魅かれました。そして、ことのほか美しい。

ゆったりとしつつも慌ただしかった正月が過ぎ、早くもひとつの節目を迎えます。
本日は「鏡開き」。

「季」と「節」を生活のリズムとして取り込んでいる日本に、最近、とみにいとおしさを感じている私としては儀式をちゃんと全うしなければならないのです。

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が、でも、今年のこれは!!どうしても……開けない。(matsumura)

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2013年1月10日 (木)

きのうは、「老舗」の取材……

そして、ひっそりと写真展のご案内

どうも、編集のイトウです(営業・鈴木のマネです)。昨日は、来月号の連載「世界に伝えたい日本の老舗」の取材でした。写真は毎回、鬼気迫る勢いで被写体と向き合う杉浦敏男カメラマン。今月号のおだんごにも、もの凄い勢いで向かい合っていらっしゃいました。

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その杉浦さんの写真展が、渋谷の「ウィリアム モリス 珈琲&ギャラリー」で1月31日(火)までひっそりと開催中です。テーマは内緒。行ってみてのお楽しみということで。ただし、いつもとは違ったテイストをご覧いただけるのではないかと思います。青山・こどもの城あたりに出没予定の方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

「ウィリアム モリス 珈琲&ギャラリー
東京都渋谷区渋谷1-6-4 The Neat青山2F
電話03-5466-3717
営業時間11:30~19:00 
日曜、月曜、第3土曜休み
※カフェなので入場料はありませんが、飲み物をご注文ください。

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2013年1月 9日 (水)

今年の目標

どうも、営業企画のスズキです。
あけましておめでとうございます。

年が明けて、はや1月9日。
本日はひとつ、今年のわたくしの今年の目標でもいかがかな、と思いまして、
ブログをしたためさせていただきます。

それは・・・、アメリカ出張を実現すること!でございます。

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昨年、『料理通信』11月号アメリカ特集に関わっていたにも関わらず、
実は北米本土に踏み入れたことが無く・・・(;_;)、
後ろめたい気持ちで悶々としておりました。
このアメリカ特集号の情報を今一度頭にブチ込んで、
今年こそは北米上陸しこの目でアメリカの今を確かめる!!と、目論んでいる次第です。

そこで、その願掛け、ってことでもないのですが、
わたくし、今年はアメリカントラッド風着こなしで営業していくことに決めました(顔は韓流・・・)。
そこで新年早々新調いたしました、アメトラの象徴であり、アラフォー世代の懐かしアイテム、ローファーをパチリ。

__

みなさんは今年の目標を立てましたか?

何はともあれ、本年も『料理通信』をどうぞ宜しくお願いします!!(suzuki)


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2012年12月19日 (水)

加賀野菜のゆるキャラ、ベジタン!

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くまモンをはじめ、地域を代表するキャラクター「ゆるキャラ」が日本列島津々浦々を制しています。
11月の「ゆるキャラグランプリ」では、焼鳥の町、今治生まれの「バリィさん」が第一位になりました。
いや、全国制覇ばかり能じゃない。
地味でも長く愛されることが大切なのです。
金沢のみなさんに愛されているのが、こちらの「ベジタン」。
源助だいこん、加賀れんこん、加賀つるまめ、五郎島金時といった加賀野菜のキャラクターなんです。
ボディは打木赤皮甘栗かぼちゃ、背中のリュックに加賀野菜を背負って元気に闊歩。
「昭和20年以前から栽培され、現在も主として金沢で栽培されている野菜」である加賀野菜のPRに、今日も大活躍。
クリーナー付き携帯ストラップも完成しました。
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見かけたらぜひお手に取ってください。
(kameyama)

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2012年12月18日 (火)

ささやかにクリスマス気分を盛り上げてます

クリスマスまであと1週間。気持ち華やぐ大好きな季節ですが、進みがちな過食をなんとなく許容してしまうシーズンでもあります。涙。
実は今日、編集部は今年最後の校了日を迎えていて、心なしか、いつもより静けさ漂う社内です。無事終わって、スタッフ全員が楽しいクリスマスを迎えられることを願いつつ、のんきなネタをUPすることにします。

我が家には、サンタクロースの存在を100%信じ、強欲なまでにサンタに想いのたけをぶつける8歳児(♀)がいます。
その願いを叶えるのはサンタママの私。お財布とにらめっこしながら、クリスマスを盛り上げるグッズは質素に・・・とささやかにこんなグッズを作りました。
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お馴染み、小さなサイコロキャラメルの箱を、娘のキラキラ折り紙でラッピング。細い針金をつけてオーナメントに。

いつのまにか賞味期限が過ぎてしまったショートパスタ類と錆びちゃった画鋲をアロンアルファでちょいちょいくっつけて、スプレーをかけると、天使に変身。こういう地味で細かい作業が、野菜のみじん切り並みに好きです。
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手ごねパン用に買いすぎた強力粉も、生地を編み込んでクリスマスリースに。カチカチに焼き上げるので、数シーズンは持ちます。

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なかなか楽しい作業、おうちにあるものですべて作れちゃうので、スプレー代だけでしょうか。500円でおつりがくる、エコで子供も喜ぶ安上がりなクリスマスグッズでした。
みなさんは、どんなクリスマスを過ごされるのでしょうか?美味しいお肉を焼いて、素敵なクリスマスを迎えてください!(suga)

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2012年12月12日 (水)

料理通信は芝居好き!?

勘九郎襲名披露興行の口上、「父を忘れないでください!」

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この一週間、勘三郎が私の脳裏から離れません。
私はそれほど歌舞伎を観る方ではありません。しかしながら、彼の新しい歌舞伎、は、よく観たし大いに笑い楽しませていただきました。次は何をやるんだろう、誰を引っ張ってくるんだろう? という期待を裏切らない、勘三郎様でした。
お人柄でしょうか。演劇界の(いえ、そこにとどまらず)様々な方々を橋渡し、そしてつまるところはお客様に橋渡し、という大プロデューサーだったような気もします。

さて、演劇には三大要素というのがございます。
この三つ、どれが欠けても演劇は成立しない、逆にいえば、時同じくこの三つさえ揃えば演劇はできちゃいます。

1.台本
2.俳優

さて、みっつめは? なんだと思いますか? 演出家? じゃありませんよ。
そこが演劇の演劇たるところ、なんですが……観客! なんです。

彼はそれを熟知していた、芝居を客にゆだね、客からの返りを身体に受け芝居をする、そんな役者だったと思います。もちろん皆そのはずなんですが……。
そうやって歌舞伎を、演劇を一緒に創った観客が、勘三郎を忘れるわけがありません。だからぁ、忘れるわけねぇだろーっ! 勘九郎!! (kaz)

【管理人追記】
なぜ『料理通信』のリレー日記で芝居が? と思うことなかれ。編集長のキミジマは「劇団四季」に身を置いていた時期がありました(役者じゃありませんが)。ということで、料理通信社は芝居話で盛り上がることがあるんです!

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2012年11月29日 (木)

ペタンクをご存知ですか?

南仏発祥のボールゲーム、ペタンクをご存知ですか?
私、今年の夏にはじめて体験したのですが、これがまた、シンプルながら実に奥の深いゲームでして……。
どんなゲームかといいますと、冬季五輪の正式種目、カーリングに似たものでして、ビュットと呼ばれる直系3cmほどの小さな球(卓球の球くらい)と金属製のボール(だいたい野球ボールくらい)を使います。

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〔ルール〕
1:先攻がビュットを投げた後、1球目のボールを投げ、後攻に交代。ボールはころがしてもOK。
2:後攻がビュット目掛けてボールを投げる。先攻が投げたボールよりも近くに投げられたら先攻に交代。先攻よりも遠い場合は、先攻のボールよりビュットの近くに投げられるまで投げ続ける。
3:先にボールがなくなった方が負け。あるいは双方ボールを使い尽くした後、どちらのボールがビュットに近いか、で勝負を判断。

ハイ、地味です。実に地味なんです。
が、ボールを投げるという単純なルールのせいか、はじめると止まらないんですよ。相手の投げたボールに当てて弾かせたり、先に自分の投げたボールに当ててビュットに近づけさせたり・・・・・・。ほんの少し、アタマも使いますが、偶然性も勝敗に大きく関係するので「ま、仕方ないよね」と真剣になりすぎないところがいい。

先日、鎌倉の由比ガ浜で友人たちとペタンク大会をしたのですが、ワイン片手におしゃべりしながら・・・・・・と、実に平和な、“大会”という名の“飲み会”でした。
ちょっと寒くなってしまいましたが、BBQしながらも楽しそう。
チーム「恋するペタンク」の結成目指し、ただいまメンバーをスカウト中です!
(kameyama)

日本ペタンク・ブール協会
http://fjpb.web.fc2.com/

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2012年11月20日 (火)

Go to the theatre! ―その1

皆さんは映画などを観るとき、事前にその原作を読みますか? たいてい本の方が面白かったりするので、私はめったに読みません。

でも、井上ひさし×蜷川幸雄×大竹しのぶ×藤原竜也!
この組み合わせじゃ~、もーいてもたってもいられず、読むのが先になった「日の浦姫物語」です(←シアターコクーン絶賛上演中)。初演は1978年、当時すでに大女優の杉村春子さんへのあて書きです。

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読後の感想
「キャスティングの勝利、間違いないっ!」

そして観劇後の感想
「ほ~ら、やっぱりね(にんまり)。むしろ大竹さんへのあて書きみたい。」

悲劇と喜劇をいったりきたりで、目まぐるしくもなんちゅう緩急自在! このホン、初期の井上さんらしくギャグ満載でふざけてますから。逆に役者がうまくないと成立しませ~ん。笑って泣きたい方は劇場にGO! です。

てなわけで、たまぁに食に関係ない日記もあります。ご容赦くだされ。(Kaz)

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2012年11月19日 (月)

真夜中のキッチン? 料理通信オトコ篇

―『料理通信』営業企画担当(♂)篇―

どうも初めまして、スズキです。約半年前に某広告代理店より料理通信社に転身、営業企画を担当しております。年齢的にはけっこうベテランのくせに、『料理通信』においては、まだ×2、半人前、勉強中の身でございます。

さて本日は、みなさんへのご挨拶がわりに『料理通信』2012年12月号第2特集「真夜中のキッチン」スピンオフ企画として、昨晩のわたしの真夜中のおつまみづくりをご紹介します。

「帰りの電車まで混んじゃって大変だぜ~……」などとお腹を空かせて家に着いたのが、だいたい23:00くらいだったかな。妻子が完全に寝静まり、ほぼ無音状態の中、真夜中のキッチンに立つのはいい気分転換になったりもなったりするものです。

さてさて。
冷蔵庫を見ると使えそうなのが出てきました。

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●もやし
●長ネギ
●いつだったかのチャーシュー残り
●食べるラー油(既製品)

・・・よっしゃ。メニュー決定。
それではさささっと作ってみましょう。

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(1)想像以上にたっぷりの塩でもやしを茹でます(今日あったことを思い出しながら茹でます)。そして、ざっ!ざっ!と湯切り(今日、うまくいかなかったことを抽出します)。

(2)もやしを茹でている間、長ネギ、チャーシューを豪快にカット(抽出された“今日うまくいかなかったこと”を思い出から一掃する作業です)

(3)それらをボールに入れて、塩、あらびきコショー、ごま油、近所のスーパーで買った食べるラー油を投入。今日はたまたまあったのですりごまも入れてみましょう。(ハッピーなことだけが頭の中に残ります)

(4)で、クライマックス、一気に混ぜる!(リセット完了!乾杯へ!)

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お皿にた~くさん盛ってできあがり。きょうは特別に、家にある煎りゴマもぱらり。
題して「もやしの和え物」!!

……少々、メニュー名が陳腐ですが(>_<)、男子好みの濃い目・ストレートな味わいにも関わらず、低カロリーのもやしメインなのでガッツリ遠慮なくいけて、真夜中のおつまみに◎です。なによりも超カンタン。調理時間10分。

気分転換にぴったり、の真夜中の超カンタン料理。

胃にインパクトがさほどないけど食べごたえあって、超カンタンに作れる深夜おつまみがありましたら、みなさん、教えてくださいね!(suzuki)

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2012年3月15日 (木)

和歌山取材こぼれ話

『料理通信』4月号「食の文化遺産巡り」の取材で、和歌山県に行ってきました。取材班はみな、和歌山ははじめて。北から南へと縦断し、日本唯一の飛び地の村である北山村までぐるりと駆けめぐりました。
「和歌山といえば温泉だよね」とは、関西出身者の弁。「東京から見た伊豆みたいな感じだよ」と教えられ、改めて資料を見ると、なるほどと納得。クエで有名な白浜も、マグロの産地・勝浦も温泉地なのですね。あぁ、のんびり湯につかりたい…いえいえ、そんな思いはすぐ封印し、食に思いを馳せながら取材先に向かいました。

那智勝浦で伺った「桂城」では、ビンチョウマグロの解体ショーを生で体験!部位の一つひとつまで丁寧に説明してくださる、うれしいサービス付きです。

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この日最大の発見は、あまり馴染みのない部位の美味しさ!「せっかく来てくれたのだから、他では味わえないものを食べてほしい」と店主の垣内さんが腕をふるってくださいました。たとえば、目のまわりの骨は素揚げにするとポテトチップのよう。サクサク感がクセになります。同じマグロでも、部位によって食感も味わいも驚くほど違うもの。“その部位を最もおいしく食べられる料理”に、ただただ感動でした。

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取材途中、「那智の滝」でリフレッシュ!パワースポットとしても人気です。

続いてご紹介するのは、新宮「香梅堂」の鈴焼。2cmほどの可愛らしいカステラで、和三盆のやさしい甘みがたまりません。この鈴焼、新宮にしか店舗がなく、催事にも出店しないため、新宮近郊を訪れたら、寄り道してでも買ってほしいおみやげです(TRIPPA隊へ持ち帰ったところ、あっという間になくなったほど。味はお墨付きです!)。

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そしてもう一つ。紀伊半島の先端にある町・串本にある「儀平菓舗」のうすかわ饅頭です。この饅頭を作ることができる職人はごくわずか。それほどまでに薄皮に餡をつつむのは難しく、長年の経験と技術を要するのだそうです。一つひとつ丁寧に作られた饅頭の味わいは、素朴で心あたたまるおいしさ。3月21日(水)~3月27日(火)まで伊勢丹新宿店B1食品フロアで開催される和歌山県フェアでは、実演販売がありますので、気になる方はぜひお立ち寄りください。

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和歌山というと、東京からやや遠いイメージでしたが、実はアクセスも快適。那智勝浦や新宮など、和歌山南部へは南紀白浜空港を使えばあっという間です。羽田から南紀白浜空港までわずか70分。うれしいことに1日3便(JAL)も就航しています。春の暖かさに誘われて、ぜひ訪れてみてはいかがですか。(toriyama)

■お問い合わせ先
和歌山県観光連盟  TEL:073-422-4631

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2012年2月16日 (木)

チーズには、何を合わせる?

“トリヤマはチーズ好き”というのは、料理通信社の誰もが知るところ。先日、フランス産チーズのセミナー案内をいただいたので、わたくし出かけてまいりました。講師は『料理通信』2007年10月号のメドック地区のワインの取り組み(P69~)でご一緒したことのある、「レストラン・ル・プティ・ブドン」等の支配人のパトリック・パッション氏。

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チーズは食べる「順番」も大事。ということで、この日は、ヤギ→ 白カビ → ハード/セミハード → ウォッシュ → 青カビの順にいただきました。合わせたお酒は日本酒、白ワイン、赤ワイン、甘い白ワイン。

そう、嗜好品だからマッチングに正解はないんですよね。『料理通信』では2008年1月号の第2特集や、2010年5月号で、「チーズ×日本酒」のマッチングを提案してきました。自分の好みに合うかどうかに耳を(舌を)澄ませて、皆さんもいろんなマッチングをぜひ楽しんでみてください。

パトリック氏からは、簡単なブルーチーズのサラダも教わりました。

Photo_2【ブルーチーズドレッシングのサラダ】
酢に塩を少々(ブルーチーズの塩味があるので加減して)溶かし、ヘーゼルナッツオイル(オリーブオイルでもOK)を入れながら混ぜる(割合は、酢1:オイル3くらい)。ブルーチーズを入れて混ぜ、胡椒を少々で出来上がり。好みでナッツやドライフルーツを加えても◎。最後に、アンディーブにかけていただく(他の野菜でもおいしくいただけます)


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また、面白かったのが「チーズのアレンジ」。例えば、カマンベールにカルヴァドスを塗って冷蔵庫へ入れ、これを3日間ほど繰り返せば、ウォッシュタイプのチーズに変身するのだとか! お酒の種類はビールでも何でもよいそうです。

フランスには約1200種類のチーズがあり、それらは生産される土地柄を色濃く反映しています。チーズに合わせるワインに迷ったら、同じ地域のワインを選ぶのが鉄板です! チーズとワインでフランス各地域のテロワールに想いを馳せるのも素敵ですね。

日本酒のマッチングもぜひお試しを! チーズ×日本酒という食の日仏融合も楽しんでみて下さいね。最後に、「チーズを切る時は少し厚めで !!」とのひと言も。うすーくスライスしたら味がわからないからですって。(toriyama)

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2011年7月14日 (木)

北国・盛岡からやってきた「冷麺」

こう連日暑いと、ひんやりつるつるしたものが欲しくなります。そんな折に、弊社オカベが「もりおか冷麺の専門店ができたらしい」との情報をキャッチ。早速二人で行ってみることに。

盛岡冷麺は、昭和20年代に朝鮮半島から渡来したものといわれます。もともと米の採れにくい寒い地域に伝わる料理で、麺は、主にソバ粉や小麦粉に馬鈴薯澱粉を混ぜ、独特の“ちゅるん”(編集長お得意の擬態語)とした食感を生みだしています。

この店ではスタンダードな牛骨スープの「もりおか冷麺」をはじめ、イタリアンの冷製パスタを思わせる「フレッシュトマト冷麺」、カルボナーラ風「ビシソワーズ冷麺」などバラエティ豊か。夏の食欲減退期にはぴったり、しかも冷麺の単品オーダーOK。焼鳥や豚モツ焼きもあり、1人でも大勢でも楽しめる気軽さ。この夏は節電メニューで冷麺が流行るかも?(sakanishi)

Photo_4 
スタンダードな「もりおか冷麺」。

Photo_6
「フレッシュトマト冷麺」はパスタ感覚の1品。

■もりおか冷麺酒場
東京都赤坂3丁目13-6国際天野ビル2F
TEL:03-3583-2275

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2011年6月30日 (木)

あなたに「あぐる」、大分のおやつ。

大分の海の幸・山の幸が味わえるレストラン「坐来 大分」。『料理通信』でも何度かご紹介していますが、5周年のお祝いの会にお伺いしてきました。

大分の食材や調味料を使った料理は、郷土色を前面に出すというより洗練された印象。当日は大分関係の方々で大賑わいでした。お茶や調味料、スイーツなどの試食コーナーもあり、トリヤマと二人で興奮気味、果てしなく試食が続きます。

おみやげにいただいたのは「OITA AGURU(おおいた・あぐる)」という県産品のおみやげシリーズの「大分のおやつ」。地元の人に愛されてきた3品がラインナップされ、なかでも断トツのヴィジュアルNo.1は「海のパリ煎餅ミックス」。

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「海のパリ煎餅ミックス」は超極薄でやみつきの食感!

別府湾と佐伯湾で水揚げされたカタクチイワシとその稚魚、豊後水道から豊後湾にかけて水揚げされた赤エビの超極薄せんべいで、まるで和紙のよう! ビールが止まらない「大人のおやつ」です。ご馳走さまでした。(sakanishi)

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「あぐる」とは「差し上げる」の意味。3種セットの「大分のおやつ」(1300円)はネット通販で取り寄せも可能。左から「落花生いさご」、「臼杵せんべい」、「海のパリ煎餅ミックス」。

【販売先】
坐来大分ネット通販 http://shop.zarai.jp/

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2011年1月14日 (金)

通信、おまえもか!?

『料理通信』スイーツ特集ウラ話、連日お楽しみいただけてますでしょうか。

まだまだ、折り返しですからね。お休み前に、毎日TRIPPA通信を覗いてくださいね。

さて、今日は息抜き。営業企画部ムラタと編集オグラの独自企画をご紹介しましょう。
超メジャー雑誌に敬意を払った、“パクリじゃなくてリスペクト”シリーズ第4弾です。

最初はこっそり作って、こっそりアップしていたのですが、
それじゃ、ちょっと物足りなくなってきた…。

今回は、イラストレーター長谷川まきさんにもお願いして、
限りなく忠実に?作ってみました。

題して「せつない、お菓子。」

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パトラッシュの代わりに、アニョー・パスカル。第2特集もね。

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2009年10月 1日 (木)

稲刈りは“おいしいとこ取り”

A_3暦も早や10月。実りの季節の到来ですね。ぶどう狩りに栗拾い、椎茸狩り。秋のお楽しみはどんどん広がります(あれ、紅葉狩りは……)。さてそうなると私の出番。今年も稲刈りに行って参りました。私がいつもお邪魔するのが山梨県のとある農家。東北から新潟にかけては9月上旬が収穫期だそうですが、ちょっと南に下がる山梨は中旬が収穫期。今年はちょうどシルバーウィークの頭に当たります。その農家と言うのが、実は元新聞記者にして私の元上司にあたる榎戸隆さん。早期退職をし、7年ほど前に山梨県増穂町にある農地付き農家を買ってから、現地の「農作の師匠」に指示を仰ぎながら、稲作のほか、キャベツなどの農作物を作る生活を送り、ご自身を「半農人」と称するお方です。

さて、みなさんは稲刈りってしたことがありますか? ニュースなどでは見かけますが、自分が稲を刈る機会はめったにないですよね。私も3年前に初めてトライさせてもらいました。そもそも稲ってどんなもの? どこを刈るの? そんな危ないもの(鎌ですね)を扱えるのか、いつか足をブスリと刺してしまうのでは?? と不安だったものの、やってみれば簡単。「人海戦術だ」と榎戸さんが言っていた訳がよくわかりました。

稲に鎌を当て、軽く挽くだけでサックリ刈れます。「ざくっ」「ざくっ」という音がまるでプチプチをつぶすよう。そんなに力は要らないし、こういってはなんですが、この「ざくっ」音と心地良い抵抗感に、いわゆる「ハマって」しまいます。

「ざくっ」「ざくっ」。この音に鼓舞されて刈ること30分~40分。そのぐらいになると、すでに経年劣化を起こしている腕や腰、足首が悲鳴を上げ始めます。そうなったら無理せず一休止。腰を伸ばし、眼前に広がる富士山を見上げ、大きく深呼吸。空気がおいしいと仕事もはかどる、というわけで、また腰を下げ、刈りに取り掛かります。それを何度か繰り返すと30分の休憩を挟みます。こう聞くとリズムに乗ってできる単純作業のようですよね。そう、刈るのは楽しいのですが……。この榎戸農園、稲刈り機もコンバインも使わず、更には農薬も使わず、ほぼすべて手作業で行っているため、その刈った稲を束ねる作業あり、それを担いで運ぶ作業あり、干す作業もあり、と様々なプロセスがあります。それをこなしてやっと「稲刈り」をした、のですが、それがなんとも大変なのです。たった1日でヘトヘトになってしまいました。

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写真左:まず稲を1株むんずと掴み、根元から10cmほどのところに刃を当てます。刃を当てたまま、鎌を持った方の手首をきゅっとひねる。ここまでが刈る作業。
写真右:そして5株ほどを束ね、わらで縛る。これが簡単なようでなかなか難しい。素手で縛るのが一番しっかり締まりますが、爪を傷めること、しばしば。


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写真左:束ねた稲を次々に干していきます。これが天日干し。この後、干した稲の上に雨よけのビニールシートを被せて「稲刈り」は終了となります。
写真右:半農人と自称する榎戸さん。陽に当たって農作業をしているせいか、お肌はピカピカ。手に持っているのがお米にするとちょうど一膳分の稲穂です。


F_2しかし、もっと考えれば稲を刈るには稲を植えなければいけなくて、さらに植えたい根を育てなければいけないわけで。稲刈りはフィナーレ。たった2日間の稲刈りで次の3日間悲鳴をあげ通しの私にとっては気が遠くなるようです。まさに収穫期は年に1回のお楽しみ一つなのですね。
結局、1日目、男性2名+女性2名、2日目、男性3名(ただしうち2名は早朝のみ)+女性2名、3日目男性1名+女性1名で稲刈りは終了。およそ200キロ、ほぼ例年通りの収穫だそうです。米俵1俵が60キロ、ですよね。ということは、3俵強といったところでしょうか。4人家族が本気で食べたら数カ月程度だそうな。うーん。これを商業にしたら大変だ。
農家に多謝。(kameyama)

甲州半農人 榎戸隆さんのブログ

写真右上は、榎戸さん宅。築100年になろうかという農家を、きちんと整備して使っているので居心地は抜群。ひんやりとした土間の上がり口でいただくお昼ごはんは格別です。

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2009年7月31日 (金)

通信、おまえもか!? 

Rt_natsucha_3スイカを食べて、9月号は無事校了いたしました。

次号のテーマはなに? はい、お待たせしました。スイーツ特集です。今回の企画は・・・、アピールは担当編集者にお任せするとして、ワタクシ、オグラは第2特集「日本茶最前線」の前フリをさせていただきましょう。

今年に入ってから多いですよね、日本茶企画。コーヒー企画もいろんなところでやってましたが(うちもね)、別に真似してるつもりはないんです。そんな一朝一夕に雑誌はできるわけではありませぬ。しかし! 6月上旬某M社B誌の次号予告で「お茶特集!」の文字を見て、日本茶担当者としては、焦る、焦る。

でも、その一方で、次の表紙はどうくるか?が気になって仕方がない。そう、裏TRIPPAムラタ&オグラは、これまで「パン」「コーヒー」とB誌へのオマージュを続けてきたのです。休みの日に、ムラタの家で撮影して、加工して・・・「余計なところに力を注ぐな」と社内で言われても、休日の活動ですもの。それがなにか?

早速、小誌表紙カメラマン(B誌の表紙も撮影してます)に探りを入れます。「お茶特集の表紙は、どんなんですかねえ」「どんなんだろうねえ~」「また顔ですか?」「さあねえ~」「も、もしや、茶柱とか、違うかな」「B誌のW君が、出来るものならやってごらん、って言ってたよー」とか何とか。

そんなこんなで、『料理通信』9月号スイーツ特集の2特は「日本茶特集」。
写真は言うまでもなく、ニセモノです。M社B誌編集Wさん公認企画「パクリじゃなくて、リスペクト」です。(画像をクリックしてみてくださいね)
ちなみに、昨晩、B誌フクヘンにもリスペクト宣言したところ。Yさん、ご覧になられてますか~(写真・文 オグラ・文)

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2009年3月31日 (火)

今日が最後 !?

春は別れの季節です。
『料理通信』スタッフとは、創刊前からの長いお付き合いになるカメラマンの占部さんも、拠点を関西に移されるということで、4月以降はレギュラーメンバー(?)から外れることになってしまいました。

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『料理通信』5月号「粉から考えるパン作り」の粉を撮影中。粉がきれいに見えるように、竹串を使って微調整中です。ネルシャツ&パーカーで見た目は20代?! 
でも、実はベテラン。仕事はとても丁寧です。


この日は編集部での最後の撮影。これまでトリッパ通信では、石井さん、山下さん、合田さんといつもお世話になっているカメラマンさんを何度かご紹介してきましたが、実は占部さんは今回が初登場! そして悲しきかな、これが最後の登場となってしまいました。特集だけでなく、連載でも何かとお願いをすることが多く、「困った時の占部さん!」といった感じだったので、さみしいのと来月以降がちょっと心配なのとで、何だかもう……。気さくで、しかもアリコのCMに出ている俳優さん似の爽やかな占部さんには、密かな女性ファンもちらほら。皆さん、悲しんでますよ~!

とはいえ、まだまだ東京でお仕事をされることもあるそうなので、これからもどうぞよろしくお願いいたします、占部さん!(yagi)

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2009年3月27日 (金)

5月号ようやく校了・・・で、予告です。

Rt_pancoffee_3更新、滞ってますね。気になっています。

昨日『料理通信』 5月号(4月6日発売)が校了いたしました。今回の特集は、パンとコーヒーです。毎日パンを食べ、毎日コーヒーを飲み続けたこの1カ月。そんな取材裏話はまた、後日。では皆さん、良い週末を。(ogura)

⇒この表紙はニセモノです。リスペクトです!

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2009年2月28日 (土)

すみません。ちょっと立て込んでます。

R0010600_2今週火曜日に『料理通信』3月発売4月号の校了を終えた、編集部。年末進行の12月、正月休みが後で首を絞める1月、日数が少なく締め切りが早い2月・・・と、タイトなスケジュールを駆け抜けた3カ月。息つくまもなく4月発売の取材に突入です。本日も下見や取材依頼で編集部は稼動中。バレンタインやら、取材裏話など、ブログにするネタはあるようなのですが、自分も含め書いている時間がない。・・・というわけで、再び、キミジマの文春表4メモコレクションです。これ、本人はまったく意識せずに書いているのですよ。ちなみに、エネゴリくんが解説しているのは次のパン特集のページラフですな。ふむふむ。(ogura)

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0903_08082_2_3「小さな店」ファン必携、行ってみたくなる、やってみたくなる珠玉の小さな店特集。「小さな店」特集2冊セットは、料理通信ONLINEのみで取り扱い中です。3月5日まで、ネットでのお申込み分に限り、セット分のメール便送料はサービスとなります。詳しくはこちらへ。⇒[小さな店2冊セット]

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2008年12月30日 (火)

TRIPPAの冬休み

昨日29日は料理通信社も仕事納め。17時半にはなんとか大掃除を終え、全員揃って近所の「イル・バーカロ」で忘年会となりました。ちなみにTIRIPPA通信も、一応今日で年内の更新はおしまいです。年明けは5日(月)からスタートの予定ですが、気がむいたら更新しているかもしれません。テレビに飽きたら、TRIPPA通信を覗いてみてください。

今年もご愛読ありがとうございました。来年も、「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」を目標に、『料理通信』を皆様にお届けできればと思っています。皆様に穏やかな一年が訪れますよう、心よりお祈り申し上げます。

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大掃除のさなか、トリッパちゃんたちがこそこそ話。「来年は私たちの年?」「そうそう。今年はシロクマに主役取られっぱなしだったじゃない?」「私たちの存在もアピールしないと」「企画次第よね」。

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2008年11月30日 (日)

Yes We Can !!

『料理通信』編集部、いよいよ大詰めになって来ました。なにって、年末進行です。先週水曜日に校了を終えた編集部・・・しかしながら、誰一人としてほっとした様子もなく、淡々と取材、撮影の日々です。モルト×ショコラの撮影とパティシエ取材に飛び回るキミジマ。世界料理サミットへ向けてコツコツ仕事を続けているイトウ。私、オグラはというと、コーヒー&カカオのディープな世界に足を突っ込み、素朴系女子部(ようやく実現!)の取材で同年代の女子の仕事ぶりに感心・・・。楽しい反面、まだ何の手配も済んでないページもあるし、不安・・・。この週末も、ごっそり資料を持ち帰り、せっせと仕事でございます。

オ「編集長、終わるんでしょうか」
キ「終わるわよ。私10日に入稿するから・・・。原稿はヤギさん、よろしくね」
ヤ「・・・・・・」

ま、こんなことを10年以上毎年言い続け、本が出なかったことはないので、大丈夫です。皆さん、心配しないように。その前に1月号「イタリアン100レシピ」が発売になりますので、どうぞお忘れなく。取材裏話も公開予定。TRIPPA通信をコマメにチェックしてくださいね。って、誰が裏話書くんだろう。“うちの”フクヘン、よろしく!(ogura)

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2008年11月29日 (土)

編集部で今注目のアイテムはこれ!?

Dscn6330_2編集部は女子だらけです。女子しかいません。なのに、ガールズトークらしいものは一切ありません。海外出張の人に「ねえねえ、免税店でアレ買ってきて」なんてコトを言える空気は皆無。。。色気のない編集部ではありますが、最近これを付けるとスタッフがみんなうっとり・・・・・・。それはエリザベス・アーデンのエイトアワークリーム! 超乾燥肌のオグラがずいぶん前に買ったのですが、その時はたいした効果がなくお蔵入りに。最近思い出し、ひっぱりだしてハンドクリームとして使っていたら「いい香りがする~」「癒される~」と大好評。というわけで、編集部イチオシのクリームです。ぜひお試しを(コスメ担当?ogura)

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2008年10月16日 (木)

ア・ポワンのケーキをめぐる密談

一昨日、八王子「ア・ポワン」岡田シェフが、素敵な差し入れをお届けくださいました。
その日の夜、“冷蔵庫に「ア・ポワン」のケーキ有り” との情報に色めき立つスタッフ一同。入稿間近でバタついている中、仕事そっちのけで(?)集まってきたのが、副編イトウ、編集オグラ、ヤギの3人でした。

以下、話しかけるのもためらわれるほど仕事に追いまくられている編集長と社長を尻目に、上記3名の密談―

Rimg0212イトウ「ひゃ~ショートケーキ、いくつあるの?1、2、3……20、イチゴは2個食べても平気だよね」
ヤギ「うわ~メロンもある!」
イトウ「でも4つだよ。半分コしない?」
ヤギ「そうしましょ。あ、でもこっちも食べたい、色々あるし・・・」
オグラ「両方食べれば」
イトウ「全然いけるよ。いっぱいあるし」
ヤギ「ですよね。じゃ遠慮なく!」
オグラ「こっちは1/4ずつにしよっか。私、バナニエ(写真、手前より2つ目)!やっぱりおいしい~」
ヤギ「ホントだ!結構お酒が効いてるんですね。大人の味」

そこに編集セトの登場―

Rimg0214 セト「きゃ~!私、メロン!」
イトウ「あ、まるまる1個いったね」
セト「まずかったですか?!半分にしたほうがいいかな?」
オグ「いいっしょ~。初めから無かったことにしちゃうっていう手もあるからね。私も1個いっちゃお~」
イトウ「もう、おいしすぎる。元気出るよね~。チッチッチチッチ~♪ね、チョコレートのも食べていい?」
ヤギ「どうぞどうぞ」
セト「岡田さんのショートケーキは格別だよね」
ヤギ「スポンジ、フワフワですよ~」
セト「あ、このメロンショート、クリームもメロンの風味だ…(クリームをすくって味覚分析開始)」
オグラ「あぁ~お腹いっぱい。晩ご飯になっちゃった」
ヤギ「けっこう食べちゃいましたね。幸せすぎる・・・」
イトウ「明日も余ってたら食べよ~。さ、仕事、仕事」

岡田シェフ、いつもありがとうございます。そしてご安心ください。ちゃんとスタッフ全員のお腹に収まりましたので。もちろん、4人はちゃっかり翌日もいただきました。(yagi)

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2008年8月14日 (木)

金印わさびにパッケージ大賞をさしあげたい

パリ在住ジャーナリスト寒河江千代さんいわく「フランス人って、ウブだと思うの」。フランスの食文化を大事にして、どこかの国のように世界中の食材や料理をジャカジャカ溢れかえらせてこなかった分、外来の食材や調理法に「ウブ」なのだそうです。「三ツ星シェフが味噌を使っていると言うので、何を使っているのかと思ったら、日本では格安の品だったりする」。

別の人からこんな話を聞いたこともあります、「三ツ星の店に入ってみたら、瓶詰めの海苔の佃煮を使っていて、ああ、だめだよ、こんなの使ってちゃと思った」。「おもちゃを与えられた子供のように、外来の食材が面白くて仕方がないのはわかる。でも、せっかくだったら、本物を知ってほしい」と寒河江さん。

わさびが外国のシェフたちから脚光を浴びているものの、生をすりおろして使うのはまだまだむずかしいのが現状です。そんな中、生のわさびをマイナスの温度帯ですりおろし、そのまま冷凍で流通させて、わさび本来の風味を届けているのが、加工わさびメーカー「金印」。フランスで最近「金印」のわさびが使われている、という話は前からしばしば耳にしていました。そこで、海外わさび事情を取材すべく名古屋の「金印」本社を訪ねることに。

Kinjirushi_dai 取材の成果は『料理通信』9月号をお読み頂くとして、金印本社に伺うと、そこには担当者ムラタとキミジマの心を激しく動かすものが置かれていました。
粉わさびのパッケージです。昔のパッケージが現役で活躍しているのですが、これがすばらしい。シンボリックに描いた富士山とわさびの絵柄、ヴィヴィッドな色彩、取っ手の付いた缶の質感。レトロの一言では片付けられない秀逸なデザインです。もし、この缶がフランスに流通していたら、フランス人、きっと喜ぶだろうなぁ。


Kinjirushi_syou_2揃ってパッケージ・コレクターのムラタとキミジマがキャーキャー騒いでいるのを見て、三浦さん、武藤さんが、後日、缶をお送りくださいました。ありがとうございました。
みなさま、ご覧ください。(kimijima)

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2008年7月22日 (火)

あ~、この人に連載をお願いしたい

Photo 『サウンド・バイツ』
フランツ・フェルディナンドの世界グルメツアー
アレックス・カプラノス著/白水社刊

もうこの10年、人の名前が憶えられなくて困っています。よって、フランツ・フェルディナンド(イギリスのバンド)は知っていても、ボーカルの名前がアレックス・カプラノスなんてことはまったく初耳状態でこの本を読み始めたのですが、すっかりこの人の書く世界にはまってしまいました。

ワールドツアーの時に出会った食のことが書いてあるだけだろう、と思ったら大間違い。著者はギリシア人の父とスコットランド人の母の間に生まれているので、イギリス育ちにしては食に対して門戸が広く、しかも、アルバイト時代にレストランの厨房やサービス係として食の現場に携わっていた経験もあるため、料理の説明もしっかりと勘所が押さえられています。何よりも味の表現が柔軟でわかりやすい。おいしいものも、そうでないものも……。

ということで、食を活字で表現するお仕事の方におすすめしたい一冊です。なお、装丁は本誌のロゴを製作してくださったクラフト・エヴィング商会さんでした。(ito)
 

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2008年6月25日 (水)

あの店の、限定アイテム。

その前に……

■TRIPPA通信+1よりINFORMATION

NIPPON WINE 〉〉〉

本日締め切りのワークショップの告知がアップされています。におい、香りの不思議に迫るワークショップ。急ぎ、ご応募ください!

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編集部は本日、7月発売号の校了日。各所への校正を取りつつ、次のスイーツ特集に向け連日ケーキ屋さん巡りをする日々です。時間もなければ、ネタもない…。久しぶりに更新が滞り気味です。

で、デジカメからこんな画像を引っ張り出しました。

Dscn5651_3 「鳩サブレー」の豊島屋の鎌倉本店でのみ販売されているという、クリップ。鳩の形をしています。GW、ごった返す鎌倉本店で買い求めました。確か600円也。店頭には、噂のキーホルダー「鳩三郎」もありました。鳩三郎の大きさは、たべっこ動物ビスケットくらい。質感は本物のサブレーのようです。可愛いけれど、さすがにぶら下げるところが思いつかず購入は断念。
Dscn5652このクリップ。紙を挟むと可愛さ倍増。・・・結局はもったいなくて、使えません。他にも便箋と封筒のセットなど限定アイテム満載。乙女部の心わし掴みの、豊島屋鎌倉本店なのでした。(鳩サブレーよりも、小鳩豆落が好きなogura)
豊島屋のサイト、可愛いです。


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2008年5月16日 (金)

山菜の王様「しおで」をご存知?

Photo_3連休を利用し春の山菜を学びに山形へ。訪れた月山・朝日連峰の山麓、西川町は、百種類以上もの山菜が自生する日本屈指の山菜の町だ。わらび、たらの芽、こごみ、うるい、しどけ、みず、あいこ、こしあぶら……。
山菜の最盛期を迎えた町は朝市にも活気があり春への慶びが溢れていた。

出会う人ごとに好きな山菜と山菜料理を尋ねたのだが、山菜料理で全国的に有名な「出羽屋」の若女将と清流庭園「玉貴」の支配人ともに開口一番「しおで」と顔をほころばせながら答えたのが印象的であった。

その色の美しさ、コクのある味わいは他の追随を許さず、王様と賞される山菜である。旬が短く自生量も少ない上に自然条件が変われば二度と芽を出さない繊細さを持ち、土地の人間も滅多にお目にはかかれないそう。
外見が牛の尻尾によく似ていることから、「牛尾出」とも表記されるが、その味わいはアスパラガスに非常に近いとのこと。通称「山アスパラ」と呼ばれる所以である。
「醍醐味は何といっても、採れたてをたっぷりのお湯でさっと茹で、水に取ってお浸しに」とは「玉貴」支配人の高岡良子さん。想像しただけでも、日々の雑多な食で鈍った私の舌を諌め、清めてくれそうだ。滞在中は残念ながら口にすることはおろか、目にすることも叶わなかったが、いつか味わってみたいものである。

「山アスパラ」の名前から勝手にフランスの「Asperge sauvage(アスペルジュ ソヴァージュ)」に近いと考えると、鶏肉や今が旬の仔牛を使った白身肉の軽いフリカッセに添えても美味しそう。万が一入手された方はお試しあれ。(watanabe)

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2008年3月23日 (日)

編集部、夜のガソリンは…

Cremant0321毎月のことではございますが…“朝まで仕事”は珍しくありません。タクシーにのってみると深夜料金は、すでに正規料金にもどっていたり、はたまた電車が動いていたり。明け方の空は、今はまだ暗いのですが、夏場になると4時ごろから明るくなってきて、ちょっと悲しい。

ここ数カ月、編集スタッフの出張が続いています。担当頁を持っていても、出張の日程は動かせませんから、だいたい出発前日は深夜まで作業。2月、仙台に行ったヤギも、その前日は終電を軽く逃し、3時近くになってもまだ帰れず。かろうじて1時間は眠って出発したとか。先々週香川に行ったオグラは、結局貫徹のまま出発。次号の特集を一手に引き受けていたソネは、3月21日から香港。おそらく貫徹に近い状態だったのなのではないかと思われます(もう帰国してますが)。

で、ソネが出張中の間、ソネに「飲んでもいいですよ」といわれていたクレマンを開けました(だって、編集長が泡~泡~と言うんですもの)。よく見るとヴィンテージは1984年。開けちゃっていいんでしょうか、ソネが留守なのに。「開けちゃえ~開けちゃえ~」ってなわけで編集部と営業企画部の数人でいただきました。この黄金色みてください。さすが1980年代ですね。ソネよ、ごめん。おいしかったよ。(ogura)

後日談:実は、このクレマン、3月号のワイン企画でご紹介したボトルでした。担当のハヤシは「企画が終わったら飲みたいなあ~」と思って冷やしておいたそうです。が、この翌日、空き瓶を見つけて「飲みたかったんですよねー」と一言。ごめんよー。

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2008年2月15日 (金)

編集部の“いただきもの”自慢

Photo_4とうとうバレンタインデー本番でございます。

「贈りたい・贈られたい」なんて企画を立てておいて、「贈りもせず・贈られもしない」バレンタインじゃあねぇ……なぁんて心配はいらなかった。心優しい皆様がお贈りくださったでございますよ。ありがとうございます! スタッフ一同、皆様の愛を感じながら、いただいております。

→小椋三嘉さんプロデュースのショコラは、フルコースの料理をイメージしたボンボン。


Photo_6Photo_8Dd
 
左: 「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」様からは、ブック形、ガナッシュ(というより中身はムース)、そして、キャレ状のボンボン。
中:「ゴディバ」様からは、こんなゴージャスなBOXで。
右:「ディーン&デルーカ」様は、なんとトルティーヤのチョココーティング・パプリカ味。


Photo_10「レストラン・カーエム」様からは、可愛いハート形のガトー・ショコラ。

某出版社M家・某『B』誌副編のブログは、周囲から「もしかして自慢?」と言われているそうな。その真似をして、今日はちょっぴり自慢してみました。(kimijima)

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2008年1月23日 (水)

チョコが行方不明!

「私のチョコがない~~~~」

今日、キミジマはサロン・デュ・ショコラで、昨日買いそびれたファブリス・ジロットの“花のテーマ”を買って帰ってきました。・・・が、どこに置いたのやら、行方不明なのです。

「ヤギさん食べたでしょ」(今日は終日校正作業をしていて、そんな時間はありません)
「だれかが涼しいところに出しておいてくれたのかな」(そんなわけないじゃないですか)
「もしかして、袋ごとゴミ箱に捨てちゃったとか?」(ノーコメントです)

そんなわけで、編集部内で現在捜索活動中です。以上、オグラの報告でした。



探し始めて20分。キミジマにも焦りが見えてきました。
「懸賞金(チョコ)は?」(オグラ)
「うーんと、2個。。。」(キミジマ)

「見つけちゃった~~~~」(ソネ)

一件落着!

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2007年5月18日 (金)

シャンパーニュを飲みながら、入稿作業をする贅沢…?

20070518024931ただいま、朝の4時。
次号、7月号の入稿最終日です。
シャンパーニュを片手に、パリ企画の入稿準備。
なぜ、シャンパーニュ? なぜ、この時間にテタンジェなのか?
詳しくは次号にて!

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2007年4月20日 (金)

もう6月号が校了!

Cava 『料理通信』6月号は、GW明け、5月7日の発売です。
世の中がGWで休みということは、当然のことながら印刷所もお休み。配本のための運送会社もお休み。そのため、だだだっと前倒しになり、10日以上も繰り上がったスケジュールで進行しています。

で、昨日ようやく校了・・・。いやー、今月は、本当に間に合わないかと思いました。普段会社では、あまりお酒を飲まないワタクシですが(ちなみに編集部の冷蔵庫はビール、シャンパン常備)、今回ばかりは飲みたい気分。で、昨晩3時ごろ、スペインのカバを開けて、ナチュラルハイのアタマをクールダウンさせたのでした。

このカバ、次号で出てきますよ。おたのしみに。(ogura)

『料理通信』6月号
これが日常のベストワイン、ベストチーズだ!
5月7日発売

2007年 4月 20日 トリッパ隊のつぶやき | | トラックバック (0)

2006年7月25日 (火)

チーズラベルの新連載が始まります

キミジマサワコのチーズラベル・コレクション <1>

キミジマは、チーズラベル・コレクターです。

昔の未使用のラベルをコレクションしています。

この道に足を踏み入れたのは、3年前。以来、もっぱらパリで購入しています。
軽い気持ちで始めたのですが、「これは、もしかしたら、とんでもない世界に足を踏み入れてしまった……」と気付いた時には後の祭りでした。

キミジマはそれまでパッケージ・コレクターでした。自分が食べたお菓子のパッケージをせっせと保存していました。当時の編集長に言われたものです。「君の部屋、大変なことになっているんじゃないの?」。「いいえ、ちゃんと折り畳んで箱にしまうから、そんなことありません」などと言っていたのですが、まあ、実際、増えることは増える。嵩張ることは嵩張る。

で、ある時、パッケージ・コレクター廃業&ラベラー(ラベル・コレクター)宣言をしました。ラベルなら嵩張らないから、という理由でした。

ある年のパリ・バカンスで、未使用の古いチーズラベルに出会いました。あまりの可愛さに、数枚買ってみました。短期間のうちに、次から次へと見たこともないデザインのラベルと出会い、気付いたら、けっこうな枚数を手にしていました。そして、ふと、思ったのです。「自分が食べた物のパッケージを保存するのとは意味が違う。これは、お金を出せば買えてしまう世界だ。欲望のままに高額品を買ってしまう可能性がある。危険だ……」。そうです、正真正銘の「コレクター」の世界に身を投じてしまっていたのです。

でも、まあ、そんなに心配するほどのこともなかったかもしれません。チーズラベルでそれほどの高額品があるわけない(本当か?)し、そもそも私には潤沢な資金がないのですから。

これから、ブログ上で、キミジマのチーズラベル・コレクションを披露していこうと思います。自慢ってやつですかね、すみません。見せたいという欲望があるのもコレクターの常ですね、すみません。

*     *     *     *     *     *
チーズラベルの図柄には、いつくかの系統があります。

1.牛(羊、山羊、etc.)
2.牧場風景
3.女性(農婦、女神、etc.)
4.修道士
5.動物(犬、猫、馬、etc.)
6.その他(夜空、食卓、etc.)


が主だったところでしょうか。1+2、1+3の組み合わせもポピュラーです。それと、なぜか「入れ子」柄になっている(絵の中にそのラベルが描かれている)ことが多いのが特徴です。

今回、ご紹介するのは、チーズラベルの基本パターン。

・円の中心部に絵、外側をチーズ名が取り囲む。
・チーズ名には、産地の名称が入っている。
・女性と牧場風景の図柄。
・成分表示がある。
・シンジケートの表示が入っている。
・入れ子柄になっている。


Rabel1_2 ところで、チーズラベルの面白さは、「デザイン性があまり高くない」ところにあります。やたら具象的で素朴な絵を文字が取り囲むことで、ぎりぎりラベルデザインとして成立しているというレベル。左はその典型ですね。





Rabel2_1 もちろんそれだけじゃなくて、右のように、伝統的なスタイルから離れたデザインのものもあります。時代が後になってからの製品と思われるのですが。当分の間は、クラシックなタイプからご紹介していきたいと思います。

2006年 7月 25日 トリッパ隊のつぶやき | | トラックバック (0)

2006年7月 7日 (金)

スイーツ、快調撮影中!

8月号が発売となりました。本来ならば、8月号の宣伝をしたいところなのですが、9月号の取材に追われて更新もままならず・・・。「ブログはさ、開いた時に更新していないと、そのうち誰も来なくなるよ」とサイトウから厳しい指摘をされたのですが、“更新が滞っているのは、元気に仕事をしているしるし”。ま、ブログ担当者の言い訳ですけれど 。

Rt0705_1さて、編集部にNEW冷蔵庫が入りました。スイーツ企画の下見で、お菓子を買いまわり試食をしていた6月下旬、冷蔵庫がパンパンという日が続きました。これでは、撮影時にあふれ出てしまう! と、急遽冷蔵庫を発注。でも置く場所がない・・・。とりあえず、編集セトの後ろに置くことに。なんだか妙な光景です。

07070 今日はメインページの撮影が編集部で行われています。午前中から始まって、20時現在、まだまだ撮影は続いています。

今日は2人のお客様がお見えになりました。
お2人ともパティシエさん。さて、その方は・・・?

明日に続く。(ogura)

2006年 7月 7日 トリッパ隊のつぶやき | | トラックバック (0)