缶詰カレー、恐るべし。
■ずっと前から食べたくてもやもやしていたものがあります。最近、巷でクオリティが高いと噂の、いなばさんの缶詰カレーです。
先日ついに近くのスーパーで見つけたので即購入。「毎日いいもの(この場合の“いいもの”とは、手間暇のかかった料理や、価格的にもアッパーな料理と解する)食べてると贅沢になっちゃうでしょ」とよく聞かれますが、私はレトルトも缶詰もファストフードも大好きです。仕事以外の食生活は、怪しければ怪しいほど興味が湧きます。この缶詰も「ツナ缶で有名ないなばさんが何故突然タイカレー? 本場タイで製造って一体……」と興味深々でした。正直メディアからおひれが付いていると踏んでいたのですが(いなばさんごめんなさい!)、一口食べて思わずのけぞりました。
「な、なんだ、100円なのにこのクオリティは!!!」
辛さはそこそこですが、味とスパイスのバランスがとてもいい。缶詰にありがちな「しょっぱ!!」という塩分過多感もあまりありません。ツナシリーズは、やっぱりツナの味が少しルーに流れていたので好みもあるだろうけど、これで100円なら買いです、買い。というか、ガランガルとかレモングラスとかちゃんと入れてるんだなー。なかでもチキンとタイカレーは、ココナッツミルクが甘すぎず、とてもおいしい。緊急災害時の非常食は決まったなと思わずネットで箱買いしそうになりました。
3種類しかないと思っていたけど、先日ネットを見たらチキンにもグリーンとレッドがあるんだそうです。だめだ、暫くお世話になります、いなばさん。
ちなみに、そんな単純裏カリ~番長(水野さんに強制許可取り済)新人フミの最近のヘビロテレシピは『料理通信』2012年6月号「発酵vsスパイス」のブリカレー(P.35)です。魚カレーだけど、濃厚で好き。皆様、お試しあれ。(fumi)