ハァドッコイサ。もと摺り体験@泉橋酒造
■昨晩は、都心でも最低気温-1℃を記録したとか。。。 いよいよ寒さど真ん中。日本酒は仕込みの真っ只中。水に触るのも億劫なこの時期、フル稼働&超繁忙期の酒蔵に、蔵人さんのご苦労を垣間見に、「いづみ橋」のもと摺り体験にお邪魔してきました!
小田急快速で、新宿から約40分、海老名駅下車。ショッピングモールが立ち並ぶ一方、北口方面は田んぼが広々と。市街地と農業地が入り交るこのエリアで、米作りから自社で手掛ける純米蔵が「いづみ橋」で知られる泉橋酒造です。
素人が、現場に乗り込んで(雑菌など)大丈夫なの? はい、生もと造りに限ってはOKだそう。硝酸還元菌、乳酸菌、酵母が連携し、雑菌や不要な野生酵母を制覇してくれるから。最後には、アルコールを生む酵母だけが、働きやすい環境の中で残る……「あたかも戦国時代の織田、豊臣、徳川3武将の天下取りの過程を見るようです!」とは蔵元・橋場友一さん。いやあ、酒造りはアメージング!まさに神様からの贈り物ですね。
摺り途中の写真がなくて済みません。黒い帽子が蔵元の橋場友一さん。
蒸米と麹、水を桶の中で摺り合わせる「もと摺り」。発酵タンクに入れる前の、生もとづくりの重要な作業の1つで、おこわのような硬い状態から、ヨーグルト状になるまで、何回かに分け、1日がかりで櫂を入れます。ひと樽で3人、呼吸を計って、唄(音頭?がテープで流れます)に合わせて3分間。腰の入れ方が肝心です。日頃運動不足の身には、たった1ラウンドで息切れ、情けなや……。しかし労働後の振る舞い酒は、しっかり頂いて帰りました(笑)。
実はこの春、ここで田植え体験も参加させて頂きました。お酒の仕上がりが、わが子の誕生を待つように楽しみなこの頃。いい新年が迎えられそうです!(hayashi)
2012年 12月 26日 ビール、ワイン、日本酒などお酒 | 固定リンク