あんこう鍋de『竹鶴』nights!
■ほわんと湯気のたつ料理が恋しい季節になってきました。
お待ちかね、燗酒シーズンの到来!折も折、谷中「リカーズのだや」佐藤幸平さんより、「『竹鶴』石川杜氏を招いての酒の会をやりますよ~!あんこう鍋で」という垂涎のお誘いが。「竹鶴」は私の大好きな銘柄のひとつ。気になる体重増加もなんのその、喜び勇んで出かけてきました。
「酒ゴジラ」「酒モアイ」。そんな異名もしっくりきてしまう(!)風貌の石川達也杜氏は、早大在学中から神亀酒造に通い詰め、ついには酒造りの道に。「竹鶴」杜氏となってからは、8年前より生もと造りに取り組んでいます。乳酸はもちろん、酵母も(!)無添加。佐藤さんいわく「放し飼いの酒造り。完全醗酵によるダイナミックな旨味と切れ」が魅力のお酒。
2年前、蔵見学に伺った1ショット。蔵は丁寧に磨き上げられ、ピカピカでした。
会もたけなわ、名お燗番・佐藤さんの活躍で全員が酩酊した頃、石川さんの「酒造りエロス論」を拝聴! 酒造りの仕組みが受精&出産の仕組みと通じることに気付いた石川さんが、古文書も紐解きながら組み立てた、エロティックで深遠な論理で、ざっくり言っちゃうと、“酒造りは子造りに通じる!”。「目は二重、髪は天パ……など、お腹の子供の容姿を決められないように、お酒も味を決め込むことはしません」「酒を厳しくもおおらかに育ててやりたい」等々。一言ひと言が素敵すぎて痺れました。
実は石川さん、最近、ヴィナイオータの太田社長とも親交を深めているとか。「ある女性に贈られた『竹鶴』を飲んで“ビビッ”ときた」と、会に参加していた太田社長。「太田さんのワインを飲んで感銘を受けた」と石川さん。今年の酒の仕上がりに、否が応にも期待が高まります。夜もあっという間に更け(明け)た?ディープな竹鶴nightsでした(hayashi)
2012年 11月 15日 ビール、ワイン、日本酒などお酒 | 固定リンク