秋の夜長にワインはいかが。
■ようやく暑さもひと段落した9月のある日、アルザス&ローヌワインの会がありました。
左がティエリー・フリッチュ氏、右がオリヴィエ・レグラン氏。
「アルザスとローヌ、それぞれ3種を最初にすべてグラスに注ぎます。料理とワイン、自分なりのマリアージュを楽しんでください」と挨拶したのは、フリッチュ氏。
「フランスでは、ワインと料理を別々に味わうなんてもってのほか。マリアージュを楽しむのは、ごくあたりまえのことなのです。決まりや正解などはなく、どんな意見を述べてもOK。純粋に喜びを分かち合えるのが楽しいのです。ただ、自分の意見について、“どうしてそう思うのか”を相手にきちんと説明できることが大切。お互いに理解しあえれば、マッチングの楽しみはますます広がりますからね」と、本場ならではの極意を教えてくださいました。
なるほど、と深くうなずきつつ、さっそく実践。旬の野菜とフェタチーズのタルトにはAOCジゴンダス(ドメーヌ・ブリュッセ2010)が、トマトにはAOCアルザス・グラン・クリュ・ゾッツェンベルグ(リュカ・エ・アンドレ・リーフェル2010)が合うなぁ~、と私は感じました(理由を述べると長~くなりそうなので、また別の機会に)。


こちらが旬の野菜とフェタチーズのタルト。AOCジゴンダスと相性は抜群!
料理全体ではなく、一つの素材とワインを合わせるのもまたおもしろいもの。自由に合わせてみれば、意外な発見があったり、と食事を何倍も楽しめます。
難しいことを考える前に、理屈抜きで心からワインと料理を楽しむことが大切なんだと、改めて感じた会でした。秋の夜長、みなさんもずらりとグラスを並べて自分なりの楽しみ方を見つけてみてはいかがですか?さて、私は今日、何を飲もうかな~?(toriyama)
2012年 10月 5日 EVENT(食の世界の様々なイベント) | 固定リンク