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2012年9月24日 (月)

フランス レストランウィークが始まりました。

今春創刊の『ミシュランガイド北海道2012』で2軒のフランス料理店が三ッ星に輝きました。「レストラン モリエール」と「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」。みなさんもよくご存じですね。

発表の日、弊社編集顧問であり、「ザ・ウィンザーホテル洞爺」の顧問を務める齋藤から速攻で三ツ星獲得の知らせが入りました。本当にうれしそうでした。

この2店が三ツ星を獲った意味はとても大きいと思います。なぜなら、北海道が「優れた食材の産地であるばかりでなく、ガストロノミーの拠点でもある」と示したからです。

001「レストラン モリエール」の中道博シェフ(中央)と、「ザ・ウィンザーホテル洞爺」顧問(弊社編集顧問でもあります)、齋藤壽(右)

今、料理の世界は以前にもまして、生産者と料理人の連携が強まっています。“新しさ”も“レベルアップ”も、両者の連携の上に実現されていると言って過言ではありません。

美瑛の農家の人々と手を携えて、北海道のガストロノミーを引っ張ってきた中道博シェフ。独自の哲学と技法で環境や自然を料理表現するミシェル・ブラスを洞爺へ招いた齋藤。2人がともに目指したのは、フランス料理によって北海道という土地の価値を高めることだったと言えるでしょう。フランス料理の考え方やテクニックを活用することで、おなじみの食材がよりおいしく食べられたり、思いがけない料理になったり。フランス料理の視点から生産者に質の向上を働きかけたり、見過ごしていた有用性や卓越性を発見したり……。

002     「レストラン モリエール」中道シェフの料理から。

9月24日(月)から「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク 2012」が始まりました。「フランス料理をもっと気軽に楽しく」という趣旨のもと、参加店では期間中、ランチ2012円・ディナー5000円で楽しめるというイベントです。

2回目となる今年は全国で展開、「レストラン モリエール」も参加しています。岩手県前沢「ロレオール」、塩釜「シェ・ヌー」、長崎「カミーユ」など、中道シェフ同様、地元の生産者と連携して、フランス料理の力で土地の価値を高めてきた各地のレストランも。もちろん、関東や関西のレストランは昨年と同じく多数参加。10月7日(日)まで開催中です。ぜひ、みなさん、地元のフランス料理店へ足を運んでみてください。(kimijima)

参加レストランは↓をご覧ください。
http://www.francerestaurantweek.com/restaurant/

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2012年9月 6日 (木)

『料理通信』10月号は、本日発売です!

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特集
イタリア系 小さな食の専門店
【直伝レシピ付き】

この2、3年耳慣れないイタリア系の食の専門店が日本に誕生しています。サラミや生ハムなどの豚肉加工品を扱う「サルメリア」、フォカッチャサンド専門店「フォカッチェリア」、揚げピッツァの専門店「フリッジトリア」……

かつて専門性の強い店は、イタリア通のたまり場的な閉ざされた空気が濃厚でしたが、近頃はカジュアルで開かれた空気があります。
「敷居は低くても中身は濃い」若い世代が切り開く、新しいイタリアンの形を一挙公開します!

●詳しくは料理通信SALONへ
http://r-tsushin.com/magazine/

>>>編集こぼれ話<<<

日本のイタリアンは、新しいステージへ

時々、北参道のコーヒー屋さんから会社のある新宿御苑前まで30分ほどの道のりを歩くことがあります。そこで1年前に偶然見つけたのが、表紙にもなった「パニーノニーノ」でした。

小さな空き地に建つコンテナ風のポップな外観は、若いカップル、もしくは男子2人で切り盛りしていそうな雰囲気。しかし通りから店の中は見えず、どんな人がやっているのかは謎のままでした。

専門店特集が決まった時、この店がぱっと頭に浮かびロケハンに行くと、予想に反し、年の離れた女性が2人、忙しそうに働いています。さらに中を覗くと、完全プロ仕様の厨房設備が……しかも売っているのはパニーノではなく、ピアダ(薄い無発酵生地で野菜などを巻いたサンドイッチ)とパスタ。デザートには自家製コーディアルを使ったゼリーまで!

レストランへ足を運ぶ回数が減っているいま、「専門店」の味を軸にしたカジュアルな店づくりには潜在的なニーズがあるようです。と同時に、日本のイタリアンが新しいステージに入ったことを感じずにはいられない特集になりました。(ito)

2012年 9月 6日 今月の『料理通信』 | | トラックバック (0)

2012年9月 5日 (水)

坐来大分で復興支援イベントを開催

熊本と大分のおいしい食材は、がんばります!
九州を元気にします!!


7月に九州北部を襲った集中豪雨。豊かな食の宝庫である熊本・大分も、甚大な被害を受けました。日ごろ食卓を支えてくれる食の生産者のみなさんを、今度は私たちが支える番――と立ち上がったのは、地元出身のふたりのシェフ。食と地域を応援するために、「坐来大分」梅原陣之輔総料理長と「リストランテ・ミヤモト」宮本健真シェフがタッグを組み、8月末、復興支援イベント(チャリティーディナー)を開催しました。

Photo 大分出身の梅原総料理長(写真右)と熊本在住の宮本シェフ(写真左)。同じ九州男児、さらに農林水産省が制定した料理人顕彰資格制度「料理マスターズ」の受賞も同期とあって、息もぴったりです。


この日は、両県から生産者のみなさんも集結。自分で育て、つくり上げた食材を一生懸命PRする姿を見て、復興に向け確実に前に進んでいると強く感じました。
食材があれば、料理人(使い手)は料理を作ることができます。食べ手はそれらを買ったり、おいしくいただくことで支援できます。ごくシンプルですが、食で人と地域は深くつながることができるのだと、このイベントが教えてくれたような気がします。(ちなみに、今回のイベントの収益は、義援金として被災地支援に役立てられるそうです。)
今、日本には困難に立ち向かっている人が多くいます。どんなに小さなことでも、自分ができることを少しでも実行することが大切だと、改めて胸に刻んだ一日でした。(Toriyama)

Photo_2 「復興をめざし、11月9日(金)~11日(日)には3万灯の竹灯篭が並ぶお祭り〈千年あかり〉が開催されます。私も酒造りを通じて地域を盛り上げたいですね」と話す、クンチョウ酒造(大分県日田市)の女将・冨安裕子さん。



Photo_3 「阿蘇のためにできることをしたい」と熊本から駆けつけた、あか牛畜産農家(熊本県産山村)の井信行さん。草原での牧草飼育は自然の荒廃を防ぐため環境保全につながり、ひいては地域社会の暮らしを守ると提唱。農業・畜産業の観点からまちづくりまで考えていらっしゃいます。



Photo_10熊本・大分の地元の食材をふんだんに使った今回の料理。熊本県からは井さんのあか肉や滋味に富む野菜、慶事に欠かせない赤酒が、大分県からは活きのいい鮎や関あじ・関さば、鱧などが勢ぞろい。両県の食の魅力があふれていました。

*大分の食については、 『料理通信』2012年1月号でご紹介しています。ぜひご覧ください。

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