【パン特集】 夢のコラボ?
それは1本の電話から始まった。
■確か今年1月のこと――1本の電話を取りました。
「パンラボの池田と申しますが……」
「……“パンラボ”さんって、“あの”パンラボさんですか?」
実はプライベートのアカウントをパンラボさんからフォローされているワタクシ。
ひそかにブログもチェックしておりました。
「実はこのたび本を出すことになりまして、料理通信さんに見ていただきたくて」
「ちょ、ちょっとお待ちください…。せっかくなので、編集長に…(保留♪~)」
最近、編集スタッフですら会えないくらい多忙な編集長なのですが、パンラボさんにお引き合わせしたい一心でスケジューリング。数日後、主宰の池田浩明さんが、分厚いゲラを持って編集部にお越しくださいました。
モ、モノクロですか。すごい情報量ですね。
「ええ、なにも削りたくなかったんです」
そして1カ月後、刷り上がった『パンラボ』が編集部に届きました。
なんと『パンラボ』1冊の重さは、食パン1斤の重さに匹敵するらしい。恐るべしパンラボ。
ほどなくして『料理通信』7月号の企画会議(といっても、こんな流れで作りますよーという決起集会みたいなものです)で、編集長がひと言。
「パンラボさんとコラボしたらどうかしら」
オグラ「なるほど。で、テーマは……」
カメヤマ「イングリッシュマフィンにしましょうっ!」
というわけで(?)『パンラボ』×『料理通信』は、イングリッシュマフィンのテイスティングと相成りました。
GW直前のお打ち合わせで、池田さんは静かにひと言おっしゃいました。
「お願いがあります。パスコのイングリッシュマフィンを、ぜひ加えていただきたい」
「…やはり。外せませんか」
「外せませんね」
期せずして池田さんとワタクシ、生まれ年が同じ。パスコのイングリッシュマフィンとも、ほぼほぼ同い年。イングリッシュマフィンといったらパスコ。当然と言えば、当然です。
「では早速、ラインナップを絞り込んでみます。では取材はGW明けに、編集部で」
こうしてイングリッシュマフィン選びは、担当オグラの独断と偏見により、パスコ以前・パスコ以降を念頭に進められて行ったのでした。(つづく)
『パンラボ』(白夜書房刊)。本体1000円+税。こちらは裏表紙。
あっ。『料理通信』7月号もお忘れなくっ!⇒ www.r-tsushin.com