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2012年1月 7日 (土)

パティシエの道-1:表紙撮影裏話

今回(『料理通信』2月号)の表紙のコンセプトは、「シェフの手を入れて撮る」でした。
ADに特集の企画趣旨を説明すると、開口一番、「パティシエの存在が感じられる表紙がいいよね」。

というわけで、「シェフの手を入れて撮ろう」。

店は「エーグルドゥース」と決めていました。
とにかくスタッフ体制が完璧なんです。
「見事に組み上げられたピラミッド!」
「よく働く!」
「(在籍期間が)長い! 辞めない!」
「パティシエの道」というテーマにぴったりなんです。

いつにもまして準備は入念。
1. AD、カメラマン、販売担当、特集担当で店を訪れて、寺井シェフと打ち合わせ&ロケハン。
2. 撮影候補のケーキを2種類選んで、試し撮り。
3. 表紙ダミーを作成。
4. ダミーを見ながら、社内で撮影ケーキを決定。
5. いざ、本番!

そういえば、ロケハン中のことでした。
ADが寺井シェフに向かっておもむろに「手を見せてください」。なにするんじゃ、シェフに向かって、と一瞬思いましたが、そっか、手のオーディションか……。
今回の主役は、ケーキであると同時に、寺井シェフの手でもあるんですね。

「いいですねぇ、きれいですねぇ」とあっさりOK。

しかし、撮影中、寺井シェフにはADとカメラマンの両方から集中砲火が。
「もっと手前に」「もっと奥に」「指をもっと細くしてください」「つまみ方、もっと軽くお願いします」……
隣で見ていて、「ああ、シェフ、ごめんなさい」との思いでいっぱいに。

で、出来上がった表紙ですが、なんでやねん、手の存在感が希薄やないか……。
タルト・オ・フリュイのあまりの美しさに、ADがタルトに寄り過ぎてしまったんです。

またも、「ああ、シェフ、ごめんなさい」。(kimijima)

Photo

打ち合わせ中のADとカメラマン。天井にご注目ください。この時期の「エーグルドゥース」は、別世界の美しさ。飾りつけはバレンタイン頃までだそうです。

Photo_2
手をいかにすっと見せるか、寺井シェフには、1時間近くにわたって、ご協力いただきました。

Photo_3

念のため、「ミロワール・カシス」でも撮影。結局、タルト・オ・フリュイでGO。

2012年 1月 7日 今月の『料理通信』 |

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