観光と産業の復興を応援!「応援工芸市」
■東日本大震災で被害に遭われた地域を応援しようと、JR東日本が企画運営している「産直市」シリーズ。食材生産者を応援する「応援産直市」では料理人の方々の多大なるご尽力をいただきつつ活動したTRIPPA隊(詳細はコチラ)、今度は、工芸品の生産者を応援する「応援工芸市」も開かれると聞き、会場のJR横浜駅に行ってきました。
今回は「応援工芸市」と同時開催で「みちのく観光物産市」、「群馬産直市」、「応援物産展」も開催。岩手、宮城、福島、茨城などの窯元さんによる焼きものや木工品、鉄工芸品、こけし、風鈴などの工芸品に加えて各地の伝統食品やお酒がずらりと並び、道行く人の足を留めていました。
ムラタが好きだと言っていた、スタイリッシュな某ブランド製と思しき南部鉄器も並んでいましたが、色や形の好みもあるし、鉄器は食べ物と違って分けられないしなぁ……と悩んだ結果、TRIPPA隊が好きなお酒を買うことに。
福島県二本松にある奥の松酒造さんが会場にいらしていたのでお話を伺うと、酒蔵自体は被害が少なくて済んだけれど、麓にある瓶詰め工場が大変な被害に遭われたそうで、「これは4月に入ってようやく瓶詰めできた酒なんです」とわが子を見るような優しい目で酒瓶を抱えて話してくださいました。
瓶詰してから「パストライザー」で火入れをし、瓶内に風味を封じ込めた原酒は「夏はロックや水で割ってもいいですよ」とのこと。『料理通信』2011年4月号で現地取材した青森県A-FACTORYの「AOMORI CIDRE(アオモリシードル)」と共に冷蔵庫に直行したのは言うまでもありません。(Sakanishi)
「奥の松 純米吟醸原酒」、アルコールは17度!(左)。A-FACTORYの「AOMORI CIDRE(アオモリシードル)」スタンダード5%(右)。
●応援産直市等に関する詳細は、「地域再発見プロジェクト」のホームページにて。
http://www.jreast.co.jp/saihakken/
2011年 7月 20日 東日本大震災関連情報 | 固定リンク