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2011年7月12日 (火)

CSV発想の復興支援活動「東の食の会」

大震災から4カ月。依然として出口の見えない状況が続き、食の領域での問題意識は様々な方向に拡散しつつ高まっています。そんな中、「復興を目指す生産者リーダーと東京の食関連企業・組織を結ぶ」ことを目的とした支援プラットフォーム「東の食の会」が設立されました。

同会は、風評被害を受けた東日本地域の「食の一次産業・加工業」と、支援企業を結ぶプラットフォームを運営。

復興側は「東の食の会」地域本部推薦の生産者が、品目、生産量、事業計画などのデータベースを提供します。一方の支援側は、年会費10万円で支援を必要とする生産者のデータベースにアクセスでき、事務局にビジネスマッチングの依頼ができる仕組み。同会が新商品の開発や企画プロデュースも行う。

支援という社会活動と、ビジネスマッチングという経済活動を矛盾なく組み合わせ、継続可能な取り組みを増やしていくのが目的です。

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最近、企業活動のあり方について「CSRからCSV(creating shared value)へ」と言われています。CSV(共益の創造)は、ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が提唱する「社会問題の解決と企業の競争力向上の両立を目指す」という考え方です。今回の大震災は、被災地の本格的な産業復興に何年かかるか測り知れません。

支援する企業側にしても、経済性が伴わない「純粋な支援活動を無期限に続ける」のは困難です。それよりも、生活者が共感するような支援に繋がるアウトプットを企業側が考え、それを生活者が支持することで企業の経済活動を前進させ、継続して支援していく有機的な仕組みを増やそう、というわけです。「東の食の会」はまさにCSV発想の活動といえます。

「支援したいけれど、生産者に繋がる方法がわからない」、「魅力ある商品やサービスにするにはどうしたらいいか」――-。課題の多い食の復興支援活動を、同会を利用して共に考えてみるのも一つの有効な方法かもしれません。

東の食の会
URL:http://www.higashi-no-shoku-no-kai.jp/

2011年 7月 12日 東日本大震災関連情報 |

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