撮影の立役者たちにお詫びです。
■パン特集最大の難関はプロセス撮影です。
読者のみなさんのことを考えると、文字レシピだけじゃなくて、プロセス写真を入れたい。
けど、パン作りはおそろしく時間がかかるため、プロセス撮影はお店にも負担をかけるし、カメラマンさんにも負担をかけてしまいます。
もちろん、料理番組のように差し替えを用意していただき、時間短縮して進めるという方法もあります。
しかし、パンの場合、差し替え用にご用意いただくものが、「6時間発酵後の生地」とか「10時間休ませた生地」とか、つまり、「あの~、それを用意しようとすると、ちょうど家に帰宅している夜中の0時頃に店に出てきて仕込まないといけないんですけど……」と言われてしまうことになるのですね。「そうですよね。それでしたら、ご迷惑かとは思うのですが、差し替えなし、張り付きで撮らせていただいてよいですか?」なんてことに。
張り付きとは言っても、最近は低温長時間発酵とかオーバーナイトとか、とにかくひとつのパンができ上がるまでの時間がどんどん長くなっているから、撮影のスタートが「はい、では、1回目のパンチからいきます!」(一次発酵までは進めておいてくださって、途中からスタートし、分割~成形~焼成後に、最初に戻ってこねる工程の撮影)と、順番が分解されていたりする。3種類のパンを同時進行でプロセス撮影したりすると、あぁ、もう、何がなんだか。
そんな厄介な撮影をものともしない、私が頼りにしているカメラマンさんが、山下恒徳さんと合田昌弘さんです。
ここでお詫びです。
『料理通信』6月号P.16~19とP.20~23のクレジットを私が入れ忘れてしまったのです。
P.16~19 柿本礼子-文 山下恒徳-写真
P.20~23 柿本礼子-文 合田昌弘-写真
です。
みなさん、本当にごめんなさい!
なお、仁瓶さんの手裏剣クープを撮影したのも柿本礼子さんです。グッジョブに心からお礼申し上げます。(kimijima)
「ドンク」で「パン・ド・ロデヴ」撮影中の合田さん。