スイーツ特集裏話-その6
「こんなお菓子、あったんですね」と言われる
「ムラング・シャンティイ」
■今回ご紹介している新・定番の中でも「こんなお菓子、あったんですね」と言われるのが、「ムラング・シャンティイ」です。
意外に知られてこなかったんですね。
そうかもしれません。
若手のパティシエさんが、ここ2、3年の間に作り始めたケースが多いんです。
「オーボンヴュータン」の河田シェフはずっと作り続けているけど。
お菓子自体はそれなりに古いお菓子だと思います。
クレーム・シャンティイを挟むわけですから、その場で食べるお菓子として作られていたのではないでしょうか?
今回、作り方をご紹介しているのは、「アビニヨン」の「ムラング・シャンティ」。極限まで引き算したレシピです。
ちょうど取材の後で特集デザインの打ち合わせがあり、「アビニヨン」の「ムラング・シャンティ」をみんなに食べてもらったところ、一様に「おいしい~。これ、好きです!」。
でしょう、このお菓子が広まることを強く願望しているんです、私。(kimijima)
「アビニヨン」の「ムラング・シャンティ」は、超シンプルな味。フォークを刺せばサクサクと、お口へ入れればシュワシュワと溶けていきます。
「アカシエ」のムラング・シャンティは、キャラメル・サレです。
イタリアにもあるんです、ムラング・シャンティイが。「ソルレヴァンテ」の「メリンガ コン フルッタ」は、メレンゲと生クリームとフルーツのお菓子。