山口の地酒、大集合!
■『料理通信』1月号は、 自然派ワイン、日本ワイン、日本酒の3本柱でお送りしています。中でも、『料理通信』ではまだ2回目の企画にして、ヤギがその奥深き世界にはまりつつの が、日本酒です。「天遊琳」と「山和」を自宅の冷蔵庫に温め(いや、冷やし。「神亀」は未開封で待機中)、毎晩気分に合わせてそのまま飲んだり燗したり。 体と心がするする解けていくような感じがして、これはもはや日本酒セラピーです。
さてさて、実は特集に先立って、お勉強と楽しみを兼ね、山口の日本酒の試飲会に行ってまいりました。その名も‟やまぐち地酒維新”。今年で2回目の開催となるこの会には、山口県の18の蔵元が参加し、約350人の日本酒ファンが駆けつけました。
山口といえば、この方!
「貴」でお馴染みの永山本家酒造の永山貴博さんです(エッ?という方は、『料理通信』5月号を
チェック!)。「貴」は、やさしくて味の膨らみがちょうどよくて、飲む度にしみじみ「おいしいなぁ~」とため息が出るお酒。造っている永山さんにこうして
実際にお目にかかれると、勝手にちょっとドキドキしてしまいます。造り手さんと身近に触れ合えるのは、日本酒のとてもいいところですね。海外のワインじゃ
こうはいきませんから。
実
力・知名度共にNo1で、海外でも人気の酒といえば「獺祭」。蔵元である旭酒造のブースにお邪魔すると、さすがです、フランス人の若い男性がお手伝いをし
ていました。留学生で、旭酒造で昨年1年間、造りを手伝ったのだとか。「獺祭もですが日本酒みんな、食中酒としてとてもよいと思います」とお兄さん。ぜひ
母国でも日本酒のおいしさを広めていただきたいものです。
「獺祭」、「貴」に継ぐ注目株として人から紹介されたのが、岩崎酒造「長陽福娘」。ひやおろしと、山田錦の純米を一口…ん~んまいっ! これまでほとんど県内でしか流通していなかったらしいのですが、これから東京でも少しずつ飲めるようになるとか。楽しみですね。
個人的に、新たに好きになったお酒は「雁木」。と思ってHPを見たら、とても面白い動画がアップされていました。蔵での仕事の様子がよくわかります。⇒http://www.yaoshin.co.jp/video/index.htm
ここではご紹介しきれませんが、他のどの蔵のお酒もそれぞれに個性豊かで面白い! すっかり気持ちよくなって会場を後にしたのでした。(yagi)
2010年 12月 2日 EVENT(食の世界の様々なイベント) | 固定リンク