鳥取って、実はこんなに…
■去る10月24日、「オステリア モンテマーレ・トットリーネ」で鳥取県産食材の試食会が開催されました。
鳥取といえば、ゲゲゲ。なんといっても、紅白の司会ですから。でも、もちろんそれだけじゃありません。西日本最大級のブナ林を有する大山山麓はじめ豊かな
緑に恵まれた同県は、水が清らかなことでも有名です。水はすべての源。水が良ければ米良し、酒良し、野菜良し!
そこで育つ牛や鶏だって、おいしくない訳がありません。日本海からは新鮮な海の幸も揚がる鳥取は、実は食材の宝庫なのです。
鳥取のお酒といえば、「強力」。昭和20年代に栽培が途絶えた、鳥取県発祥の酒米・強力を、有機栽培で復活させて造ったお酒です。
鳥取県唯一のワイナリーが「北条ワイン」。この日は甲州とメルロが登場です。一番手前は「ファシリーテ」の梨のスパークリングワイン! 爽やかな甘味で乾杯にぴったり。
試食会には、遠路はるばる生産者の方々が、こだわりの食材をお持ちくださいました。まさに「お宝食材」と呼ぶにふさわしい逸品ばかり! 有機農法で育てられた甘味の濃厚なカボチャがあれば、本マグロで作ったカラスミあり、地どり「ピヨ」(←名前の割に、歯応えも旨味もしっかり)あり。それ らは平山勇シェフの手によって、さらに魅力を引き出され、集まった人たちの食欲をモリモリ刺激しました。
生産者さんのお話を伺いながらの食事は、ありがたさもおいしさも、ひとしお。畑に行ってみたい、カラスミ作りの現場をのぞいてみたい。好奇心をそそるお話に耳は釘付け、しかし手はお皿と口のひたすら往復(途中、グラスへ)が続いたのでした。(yagi)
↓ 左から3品は、鳥取市用瀬町「鳥取イナバ自然農法研究会」の野菜を使った料理。
有機カボチャはニョッキになっても深い甘味を感じさせ、心までホッコリ。
一番右、山間
の冷涼な土地で、農薬・科学肥料を極力控えて栽培されるカラーピーマン「あまぴー」は、特有のクセがなく、瑞々しくチャーミングな甘味。
↑ 一番左、大山町「金勝商店」の釣さわらはマリネとソテーで。横に添えた境港市「島谷水産」の本マグロのカラスミを一口食べて、同席した皆一斉に「強力、くださ~い!」。この旨味とコク、パスタでもぜひ食べたい!
中央2皿、鳥取市鹿野町「ふるさと鹿野」の鳥取地どり ピヨはテリーヌとグリル、コンフィで。同じくピヨちゃんからとったフォンも、細胞に染みわたる深~いお味でした。
一番右は、日南町「野土香」のルバーブを使ったケーキと、鳥取市高路の鳥取いなば生姜を使ったジェラート&パートフィロ。新生姜って、ジェラートにしてもおいしいんですね。
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◎オステリア・モンテマーレ トットリーネ
東京都港区新橋2-19-4 2F
Tel:03-5537-2558
http://www.tottori-plaza.jp/MONTE-MARE.html
1階のアンテナショップ 「食のみやこ鳥取プラザ」で、野菜やお酒の購入が可能です。ゲゲゲ・グッズもいっぱい♪
2010年 11月 26日 EVENT(食の世界の様々なイベント) | 固定リンク