満月の夜にフレンチ・スパークリング
■今月の満月は11月22日(月)。今日はあいにくの雨でしたが、ここ数日、月が満ちていく様子が本当に美しかったですね。
さて先月の満月の日、10月23日(土)、京都・東山「泉涌寺(せんにゅうじ)」の観月・特別拝観に合わせて、フランス産スパークリングワインの試飲会(主催:フランス食品振興会)が行われました。
泉涌寺は皇室とのゆかりもふかく、御寺(みてら)とも呼ばれるお寺。この日は境内や御座所庭園がライトアップ、舎利殿ではハープのミニコンサートも開かれ、なんとも幻想的な雰囲気に包まれました。
ハープの調べに酔いしれた後は、フレンチ・スパークリングの試飲会場へ向かいます。
“フレンチ・スパークリング”とは、シャンパーニュ地方以外のフランス国内で造られる発泡性ワイン。そのほとんどは、シャンパーニュ同様、伝統方式である瓶内二次発酵で造られています。
試飲会場には、ロワール、アルザス、ラングドックなど、フランス全土から約160種以上(!)が一堂に会し、目移りしてしまうほど。これだけのスパークリングワインが並ぶ機会はそうそうありません。人をかき分け、チーズや生ハムをゲットしてきては、あれやこれやとテイスティング。
気づくと仏殿の向こう側に、なかなか姿を見せなかった月が輝いていました。紅葉にはまだひと足早かったものの、京都の秋をフレンチ・スパークリングと共に堪能することができました…。きっともう紅葉真っ盛りなんだろうな。(ogura)
――18時、大門が開き、雅楽と声明(しょうみょう)の響く中を拝観者たちは仏殿へと向かいます。「鐘を2回突いたら扉を開けますよ」「いや、5回に変更です」「そろそろ開けていいですか」「まだまだ…」なんていう裏舞台も垣間見てしまいました。
2010年 11月 23日 EVENT(食の世界の様々なイベント) | 固定リンク