焼き肉職人たちの協会が起源です
【日本・ラ・シェーヌ・デ・ロティスリー協会】
グランシャピトール2010 ガラディナー
■13世紀、「ガチョウの焼き肉職人」で結成された職人会があったのをご存じの方はいらっしゃるでしょうか。その後、ガチョウだけでなく、肉全般の焼き肉職人にも入会資格が広がり、「ロティスリー協会」は書物にその名を残していたようです。
数百年後、このロティスリー協会の意思を継ごうと、フランスの美食家グループによって、1950年にラ・シェーヌ・ロティスリー協会が発足。日本では1977年に、当時ホテルオークラの野田岩次郎会長とフランス料理小野正吉氏により日本本部が結成され、帝国ホテルの村上信夫料理長が1号会員となり歴史を刻み始めました。
美食を愛する人々、美食を支えるシェフ、サービス、ソムリエが会員となり、今回は18名が新会員として認証を受けました。会場となったセルリアンタワー東急ホテルでは福田順彦総料理長と陳建一氏によるコラボディナーが豪華に開催されました。前菜のタラバ蟹のシャルロット仕立てから早くも「焼き」を彷彿とさせる香りが蟹の身をほんのりと包み、「ロティスリー」の表現スタイルは進化、美食家たちの舌を虜にしていました。(ito)
会場には今回Maitre Rotisseurs(メートルロティスール)として認証を受けたラ・ベットラ・ダ・オチアイの落合務シェフの姿も。協会の関東支部の会長を務める服部幸應校長と。
2010年 10月 4日 EVENT(食の世界の様々なイベント) | 固定リンク