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2010年6月 4日 (金)

サロンにはドン ペリニヨンが似合う

ドン ペリニヨン醸造最高責任者
リシャール・ジェフロワ氏を囲むサロン


Photo_2ドン ペリニヨン醸造最高責任者、リシャール・ジェフロワ氏による、「ドン ペリニヨン ヴィンテージ2000」「ドン ペリニヨン ヴィンテージ2002」「ドン ペリニヨン エノテーク1996」のテイスティングセミナーが開かれました。
シャンパーニュとはスタイルである――とは、シャンパーニュ通の方から言われた言葉です。シャンパーニュを飲み始めたばかりの頃、その意味がなかなか実感できませんでした。シャンパーニュ経験を積んで、いろんなメゾンのプレス向けの会に行くようになって、最近ようやく、ほんの少し感じるようになってきたところです。

リシャール・ジェフロワ氏。知性とファッション性を感じさせます。まさにスタイリッシュ。

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今回の会は、きわめて閉鎖的な空間で、限られた人数で行われ、ジェフロワ氏がひたすら語り続ける形で進行しました。

「ドン ペリニヨン」の特殊性について。

「ドン ペリニヨン」は非常にパラドキシカルなワインであること。

シャンパーニュとは限界への挑戦であること。

「ドン ペリニヨン」とは“制約が偉大をつくる”例証であること。………

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「ヴィンテージ2000」「ヴインテージ2002」の解説に続いて、「エノテーク1996」について語られ始めた時、「ドン ペリニヨン」とはシャンパーニュの歴史そのものであることを改めてまざまざと感じさせられたのでした。

エノはワイン、テークは書庫を意味するそうです。
「“ドン ペリニヨンの記憶”であり“ドン ペリニヨンの文化遺産”です」とジェフロワ氏。一度リリースされたヴィンテージでも、一部のボトルはそのままカーヴで熟成を続け、2度目の飲み頃を迎えたと最高醸造責任者によって判断された時、世に送り出されるのが「エノテーク」です。ドン ペリニヨンの場合、最初のリリースまでに最低7年、エノテークとして再登場するまでには約12年(ロゼの場合約20年)を要するそうです。この時間の堆積の感覚こそ、ヨーロッパ文化であり、フランス文化に他ならないと思うのです。

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それにしても、ジェフロワ氏を囲み、2時間弱にわたって氏の語りを聴き続ける今回の会のスタイルには、フランスのサロン文化を彷彿とさせるものがありました。フランス革命の頃から、フランスにおける社会の潮流はサロンから生まれてきたと言って過言ではありません。そのサロンの雰囲気です、ああ、これぞフランス……。
こんなスタイルが似合うのはドン ペリニヨンだからこそ、と思うのです。(kimijima)


「ドン ペリニヨン エノテーク1996」の発売はまだもう少し先です。

2010年 6月 4日 EVENT(食の世界の様々なイベント) |

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