「ガルバーニ」のチーズ調理セミナー
■先日、「ガルバーニ」ブランドが主催するチーズ調理セミナーへお伺いしました。「ガルバーニ」と言えば、1882年創業のイタリア国内での生産量・シェア1位のチーズ・トップブランド。世界ではリコッタチーズの50%、マスカルポーネ35%のシェアを誇っています。
今回は「Beccofino」オーナーシェフであり、NYのアラン・デュカスの「Francesco at Mix」も取り仕切っているフランチェスコ・ベラルディネリ氏が来日し、プロ向けのメニューを紹介してくださいました。
紹介されたメニューはどれも魅力的
・パルミジャーノのアイスクリーム
ゴルゴンゾーラのポレンタ添え
・ピーマンのミ・キュイのサラダとモッツァレラ
ミントとアンチョビ添え
・パルミジャーノ・レッジャーノのリキッドトルテッリ
にんにく風味のミニホウレン草添え
・仔羊のロースト香草風味 リコッタを詰めた茄子
・マスカルポーネのソルベ
カルダモン風味のメロンのカルパッチョ添え
メニューの中でも、とてつもなく気になったのが、ポレンタ! イタリアンの中で、あまり気にされていないメニューだけど、ムラタはポレンタ大好き人間。皆さんの中にも、隠れポレンタ好きは多いのでは……?
フランチェスコ・ベラルディネリ氏のポレンタは、ポレンタ生地にゴルゴンゾーラを混ぜて成型したものを揚げたスタイル。とても風味があり、日本人好みの味わい。
ポレンタとチーズ(?)と思われる方もいるかと思うのですが、質問したところ、ヴェネトなど北イタリアでは、よくチーズを混ぜるそうなのです。ポイントは、ポレンタを火からおろした状態でチーズを混ぜ込むこと。ポレンタは「味気ない」などと思われがちだけど、チーズの風味をプラスし、スティック状に揚げることで味わいの深みが生まれていました。
マッチングのパルミジャーノ・アイスとの温度や食感の違いも楽しく。新たなチーズの活用術を学ぶことができました!(murata)
2010年 4月 21日 EVENT(食の世界の様々なイベント) | 固定リンク