日本酒特集「寺田本家」の取材から
寺田本家は、日本酒造りの原点であり、
これから向かう先かもしれない。
文明の利器に頼らない――突き詰め始めると、そこへ行き着くのは、なぜなのでしょう。
石臼挽き自家製粉の手打ち蕎麦。
天然酵母発酵による石臼挽き粉のパン。
ビオディナミのワイン。
そして、今回、「小布施ワイナリー」の曽我彰彦さんに訪ねていただいた「寺田本家」の日本酒がそうでした。
詳しくは、『料理通信』5月号をご覧いただくとして。
蔵での取材がひと段落して、杜氏の藤波良貫さん(りょうかんさん。字こそ違えど、藤波さんも元は永平寺にいらっしゃった仏門の方です)が、ご自宅に招いてくださり、昼食をご馳走になりました。
ちなみにこの日は、朝8時に寺田本家に入るため、キミジマとカメラマンの合田さんは、朝6時前に三宿の「シニフィアン・シニフィエ」で待ち合わせ。なぜなら、合田さんは2時からパンの取材で「シニフィアン・シニフィエ」にいたのですね。パン取材を終えた合田さんの車に乗り込み、原稿担当の鹿取みゆきさんを下北沢でピックアップして、千葉県香取郡の寺田本家へ向った、という次第。
藤波さんのご自宅では、奥様の手料理と、寺田本家のお酒「醍醐のしずく」「しぼったまんま」をいただいて、「あ~、今日はこれで終わったね……」。おいしくて、酔いも回って、仕事を忘れるキミジマ。
一方の合田さんは、帰りも運転があるからお酒はお預けでした。
合田さん、ごめんなさい、帰りの車中はしっかり眠らせていただきました。
それにしても、藤波さんに教えていただいておみやげに購入した「月のとうふ」の豆腐と厚揚げは感動的においしかったです。(kimijima)
蒸し上がったお米を桶に入れ、担いで運びます。
蒸し米は、すぐに広げて、冷まします。立ち上る湯気が幻想的。
麹室で。温度調節のため、電熱線が張り巡らされています。写っているのは、カメラマンの合田さん。惚れ惚れするほどすばらしい写真を撮ってくださいました。
藤波さんのご自宅で。奥様は料理上手。手をあげているのが鹿取さんです。