暮れの到来物 その3
スイーツ特集の最中に、心癒してくれた品々
■12月、編集部はスイーツ特集の真っ只中です。
下見のケーキ、撮影用のケーキ、そこへお歳暮で頂戴するスイーツの数々、そして、クリスマスケーキが届いてきて、スイーツ担当スタッフの血糖値は果てしなく上がり続けるのです。
スイーツ特集の真っ最中に健康診断に行ったオグラ、「血液検査でやや不審な数値が……」。そりゃ、そうだろうとも。
そんな様子を傍で見続けるカメラマンさん。そのお一人が、「これ、召し上がってください」と届けてくださったのは豆菓子でした。
ケーキの合間のお煎餅や和菓子は、うれしいものです。
紀ノ国屋さんから届いたのは、さすが京都は「瓢亭」さんの「うずら煎餅」。小さなひょうたん形をした薄味の醤油煎餅は、風情がいい。
右:パラフィン紙がかかっているところが、京都です。こういった薄紙は、ムラタとキミジマの取り合いになります。
両口屋是清さんからは、「旅まくら」「志なの路」「なごやか(もなか)」の詰め合わせ。
「このもなか、手亡だけじゃなくて白小豆が使われてます!」「このもなか、抹茶餡じゃなくて煎茶餡ですよ」
たまの和菓子は話題が尽きません。
整然と横一列の詰め方ゆえ、どれが一番早くなくなるか、こりゃレースだわ、と気付いたのがオグラでした。「現在のところ、『旅まくら』が一番人気ですね」と経過報告。
ところが、翌日になってみると、すでにもなかの姿がなく、「予想外の展開だぁ」。
ごめん、ワタシが食べました。煎茶餡がおいしくて。
「ル・デッサン」の増田シェフが毎年お届けくださる自家製カヌレ。年々、腕を上げ、今年の出来はパティスリーも到底敵わないレベルに。立て続けに2個食べ、もう1個食べようかと迷った挙げ句、誰かの分まで食べてしまうことに気付いて諦めました。
いつも『料理通信』を応援してくださる時計の「ブライトリング」様から、こんな素敵なチョコレートボックスが届きました。もちろん中身はスイス製チョコ。包み紙の一枚一枚に「Breitling」の文字が入っています。(kimijima)