『料理通信』9月号は、本日発売です!
特集
スイーツ2009 ヒットの条件
フランス直系×日本育ち
丸くて平たいマドレーヌと小さな貝殻形のマドレーヌ。
黄色いモンブランとベージュ色のモンブラン。前者はスポンジとカスタード入りで、後者はメレンゲとホイップクリーム入り。
よく考えてみると、私たちの周囲には、「同じ名前なのに、見かけも味わいも異なるお菓子」が存在していることに気付きます。昔懐かしいニッポンの洋菓子と本場度バリバリのフランス菓子、2つの流れがあるのですね。
デパ地下の「洋菓子売場」に並ぶ店々も、注意深く見れば、「昔懐かし洋菓子屋」と「フランス菓子屋」、2つのタイプが混在しています(例えば、日本橋高島屋だったら、「ウエスト」と「オーボンヴュータン」とか)。[日本育ち]と[フランス直系]、2つの体系を持つのが日本のスイーツ界、というわけです。
この10年は、ピエール・エルメのマカロンやジャン=ポール・エヴァンのボンボン・ショコラの人気から明らかなように、[フランス直系]が日本のスイーツ界をリードしてきました。
けれど、その一方で、大ヒットを飛ばすのはロールケーキやプリンといった、[日本育ち]のアイテムだったりするのです。[日本育ち]恐るべし!!
今月の『料理通信』は、[フランス直系vs日本育ち]の視点で斬る日本洋菓子史(永久保存版)! レシピの違いを細部にわたって徹底比較しています。
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