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2009年6月24日 (水)

スイーツの世界で活躍する日を目指して

『料理通信』8月号(7月6日発売)の準備が佳境を迎えている中、次号の特集担当者たちは早くも次に向けて動き始めています。
9月号といえば、毎年恒例のスイーツ特集。今回も編集長キミジマが陣頭指揮を執り、湿気と太陽と戦いながらの怒涛の取材&買い回りの日々が始まろうとしています。今回のテーマは!?……まだ秘密ですshine またもや「そうきたか~!」な内容でお届けしますので、8月号の次号予告ページでチェックしてみてください。  

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さて、スイーツ熱はこちらでも盛り上がっています。
今月20日、「神戸スウィーツ・コンソーシアム」主催で、チャレンジド・プログラムVol.2の開校式と第1回目の講習会が開かれました。

「神戸スウィーツ・コンソーシアム」は、社会福祉法人プロップ・ステーションと、日清製粉㈱、日東商会が多数の企業、行政の協力を得て昨年発足させた取り組みです。スイーツの世界で活躍できるチャレンジド(障害者)を育てよう」というミッションのもと、チャレンジド・プログラムと題した菓子講習会を実施しています。第1回目は神戸で成功をおさめたということで、今年は東京で開校。お菓子作りが好きで、ある程度の実践も重ね、さらに本格的に学びたいという熱意溢れるチャレンジドを対象に募集を募り、今回はその中から8名が受講生として選ばれました。受講生は、全6回、約半年にわたって講習を受けることになります。

4chefこの講習会、何と言っても講師陣が豪華です!オーストリア政府公認マイスターでモロゾフのテクニカル・ディレクターの八木淳司さん(右)を筆頭に、神戸「ブーランジェリー コム・シノワ」シェフの西川功晃さん(左)、「ノリエット」シェフ永井紀之さん(中央右)、「コンディトライ・ノイエス」シェフ野澤孝彦さん(中央左)が理論、実践、両面での指導を丁寧にしてくださいます。

昨年に引き続き講師を務める八木シェフは、前回の感想を次のように語っています。
「はじめはおっかなびっくりやっているような感じでした。でも、学びたくても学べない、学ぶ場所や環境が制約されることが多い中で育ってきた受講生たちの意欲がものすごく感じられました。
授業のあとも、受講生は学んだことを作業所に持ち帰り、同僚たちに率先して教えていたそうです。そのようなことは今までなかったと、職員の方たちも驚いていました。そういった受講生の変化は、作業所の職員たちにも意欲を与えていたようです」。

永井シェフは、「店を持ってからは、菓子作りという自分の好きなことだけをやってきましたが、これからはそれを通じて少しでも社会の役に立てたらと思って。こうした活動がいろんなところで広まっていくことを願います」。

Yagi_chef

第1回目のテーマはマドレーヌ。講師は八木シェフでした。単に作り方の説明をするだけでなく、なぜこの材料を使うのか、使用上の注意はどんなところにあるのか、なんのためにこの作業をするのか、といったところまで踏み込んだ解説に、受講生ばかりか取材陣の中にもフムフムとメモをとる姿が目立ちます。

Cooking 「“障害者だから買ってあげる”のではなく、“おいしいから買いたい”そう言ってもらえるような技術を身につけてほしい」と主催者理事の竹中ナミさん。シェフの言葉に耳を傾け、熱心にお菓子作りに取り込む受講生たちのまなざしには、それを実現しようとする強い意志と頼もしさを感じました。(yagi)

RabelSweet昨年度の優秀生・内海友人さんが配ってくださった焼き菓子。素朴で優しい味、ホロホロと崩れるようなクッキーの食感にはまりました。

「昨年、講習会に参加したことで、将来、喫茶店をやりたいという夢が近づきました」。

2009年 6月 24日 INFORMATION |

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