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2009年6月 4日 (木)

BSフジ 「PRIME NEWS」で考えたこと。

09_07BSフジにて、毎週月曜~金曜の夜19:00~20:55に放映されている「PRIME NEWS(プライム・ニュース)」。この番組で、「日本の食」をテーマにしたシリーズがあり、3日(水)、ゲストとして出演させていただきました。テーマは「シリーズ食の未来 ニッポンを養え2」。ご一緒したのは「大地を守る会」会長の藤田和芳氏、俳優で農業コンサルタントの永島敏行氏。お二人が日本の農業、農的生活の語り部なので、私はそれを伝える(メディア)・買う(消費者)側の語り部としてコメントさせていただきました。6日(土)に発売の『料理通信』7月号「畑が主役!」(写真右。発売は土曜日です!)でもたくさんの生産者の方に取材をしていますが、戦後日本の農業が進んできた大量生産・効率最優先の価値観が、ここにきて大きく変わろうとしている実情が浮き彫りになっています。

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2008年1月号で「全国のお宝食材」を、2008年7月号で「インディペンデントな生産者」を特集し、みなさんにご好評いただきましたが、あれから1年経ち、ますます社会的問題として多くの関心を集めるトピックになっているのだと実感しています。

永島敏行さんは生産者と消費者を結びつける活動「青空市場」を運営されていますが、「売り方、伝え方にもっと工夫の余地があると思うんです」と指摘されました。まさにその通りで、次号に登場する「ナチュラル&ハーモニック銀座 結市場&レストラン日水土」や「農家の台所 くにたちファーム」などは、食材の販売とレストランの併設でそのあたりを上手にアピールされている好例です。『料理通信』6月6日発売7月号、ぜひご覧になってください!

藤田和芳さんはキューバで視察された有機農業の実態をお話くださったのですが、一つの畝に、複数種の作物を植えて偏りをなくすことで、特定作物を好んで集まる害虫から作物を守る工夫をしているそうです。収穫にとてつもなく手間がかかるのですが、「彼らは『成果物の100%を収穫しようなどと思わない。80%で商売が成立するモデルだ』と言う。非効率ではあるものの、それによって完全無農薬・有機栽培が実現できる実態を見て考えさせられた」とのこと。次号に登場するハンガリー人の農家「GG FAERM」のカルマー・ゲルゲリィさんの考え方にも通じるのですが、植物の元来持っている特性を理解することがいかに大事か、考えさせられます。

食料自給率の低さや食品の安心・安全が問題になっていますが、志のある生産者の方たちの実態を知り、買い支えることで「おいしくて安全」は両立できるのではないか。『料理通信』読者のみなさんにはもうすっかり浸透した考えかもしれませんが、もっと多くの人が番組を通じて、このことに気付いてくれるといいな、と思いました。(sakanishi)

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●BSフジLIVE PRIME NEWS
■テーマ
 「シリーズ食の未来 ニッポンを養え②」
■ゲスト 藤田和芳氏(「大地を守る会」会長)
       永島敏行氏(俳優・農業コンサルタント)
       坂西理絵(小社代表取締役)
「PRIME NEWS」HP内 Daily Movie Clipsにてダイジェスト版が動画配信されています。是非こちらもチェックしてみてください。
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2009年 6月 4日 今月の『料理通信』 |

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