“お宝”がメニューになりました!
■『料理通信』3月号「第1回お宝食材コンテスト」の記事をご覧になった方からお便りをいただきました。
第1回お宝食材コンテスト、生鮮食品部門でノミネートされていた京都「ふるさとたまご村」の“京たまご穀産”に興味を覚え、卵かけご飯にしようと、早速インターネットより“京たまご茶乃月”を購入してみました。翌日届きました卵の形といい、色艶といい、惚れ惚れするほどです。味はというと、上品でしかもコクがあり、本当に感激いたしました。
手紙の差出人は、西新宿で「手羽先唐揚 わびすけ」というお店をやっていらっしゃる勝元裕史さんでした。卵かけご飯をオン・メニューしたため、「ぜひ一度食べに来てください」ということで、卵かけご飯で育ち、卵かけご飯を食べて死にたい、卵かけご飯ラヴァー・ヤギが早速お邪魔しました。
お子さんが生まれたのを機に、食の安全性に関心を持つようになったという勝元さん。お店で使う卵にいいものはないかと、探し回っていた矢先、この卵に出会い、惚れこんでしまったそうです。「これほどまで手をかけてきちっと生産されている卵はそうそうありません。宇治茶を食べさせているということで、ほんのりと苦味やお茶の風味を感じるのも気に入っています」。
カリッとジューシーな手羽先の唐揚げや、筍の刺身、牛すじおでんなど、どれもお酒の進む料理をいただいてから、いざ、卵かけご飯を注文! 出てきた卵は、やや小ぶりながら見るからに新鮮でおいしそう。ツヤツヤに輝くご飯は、合鴨農法で栽培された魚沼産を使っているそうです。醤油をかけて、と思ったら「おや、油?」。「醤油と、小豆島の生醤油にゴマ油を合わせてみました。この卵に合うんじゃないかと」と勝元さん。ゴマ油の香ばしい香りをまとった卵かけご飯は、シャープさが加わり少し大人げ。焼酎の後の〆にふさわしい、立派な一品になっていました。
「お宝食材コンテスト」でご紹介した食材が、こうして読者の方や料理人さんの目に留まり、実際に使っていただけているというのは、本当にうれしい限りです。勝元さんのように、食べていただければそのおいしさに必ずや納得されるはず。ぜひ一度お試しください!(yagi)
2009年 4月 18日 本日のトリッパの中身 | 固定リンク