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2009年2月 9日 (月)

フランス人シェフが選んだのは・・・?

梅干、鯖、秋刀魚、納豆でした!

料理通信アンバサダーブログ、ご覧いただいてますでしょうか?
私たちは『料理通信』という雑誌を作り、トリッパ通信を営んでいるわけですが、アンバサダーブログを読んでいると、「負けた~」「やられた~」と思うことがしばしばあります。やっぱり、生産現場の近くにいる人には敵わない……。

全国の生産現場から、「新種のリンゴが出来ました」「洋梨、食べてください」「めずらしい葱でしょ」と編集部に送られてくるのを、私たちだけが食べて終わらせてはいけない、との思いからスタートさせたのが、アンバサダーブログでした。
さらにもう一歩進められないかと、この度「全国お宝食材コンテスト」を実施。詳しくは『料理通信』3月号をご覧いただくとして。

2次審査は、「アクアパッツァ」日髙良実シェフ「石かわ」石川秀樹料理長「キュイジーヌ[s]ミッシェル・トロワグロ」リオネル・ベカシェフの3人にあたっていただきました。
1re 「日本の食材に関してはネイティブじゃないから、正しい審査ができる自信がないのだけれど……」と言っていたリオネルさんでしたが、とんでもないです。リオネルさんが選んだ「加工食品部門」のベスト3は、1位・紅梅 梅干 一級品(和歌山・徳重紅梅園)、2位・サバのしょっから*(三重県・民宿北川)、2位・糠さんま(北海道・丸西 西出商店)、3位・納豆 鶴の舞(群馬県・下仁田納豆)というラインナップ。
*自家用品だったため、残念ながら、今回は選外となりました。

星付きフランス人シェフの手にかかれば、立派なフレンチに!→

もうひとつ、今回やたら興味を持って反応していたのが、どぶろくでした。もしや、前世は日本人? ちなみに苦手な食材は里芋だそうです。「味は悪くないと思うのだけれど、ねっとり、ぬめっとした食感が苦手。だから、僕にはジャッジできないよ」。あらそう、日本人はあのねっとりが好きなんですけどね。

3人のシェフには、審査の後でお宝食材を使った料理を作っていただきました。土着の食材が見事、お洒落なフレンチやイタリアン、割烹料理に大変身! この変身ぶり、一見の価値ありです。(kimijima)

Photo_3 「糠さんま・ア・ラ・イタリエンヌ」撮影中。
コルシカ生まれでマルセイユ育ち、イタリアとチュニジアの地が混ざっているリオネルさんは、青魚好き。
アンチョビーの感覚で糠さんまを調理したそうです。

2009年 2月 9日 今月の『料理通信』 |

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