建築の趣味とワインの味わいは一致する!
■昨年冬「のだめカンタービレ」にはまってウィーンとプラハへ旅行に行きました。だからというわけではありませんが、今「オースト“リ”アワイン」にはまっています。きっかけは、あるワインバーで飲んだオーストリアの自然派の造り手「ニコライホーフ」のワイン(2008年3月号でも紹介)。その透き通るようなきれいな味わいに「まるで音楽を聴いているよう……」とすっかり虜に。そして今年6月、2年に1度開かれるオーストリアワイン見本市に合わせて現地取材の機会に恵まれました。
最初からど肝を抜かれたのは見本市の会場。なんとハプスブルグ家の宮殿を会場に開かれるのです。高い天井にシャンデリアが煌く広間をグラス片手に渡り歩き、疲れたら窓の外に目をやれば、手入れの行き届いた庭が広がる……。こうした環境がごくごく身近にある人たちが造るワインだから、あんな美しい味わいになるのかも。そんなことを思いつつ、今度はオーストリアのトップ白ワイン生産者12人のお宅を訪問。取材も終盤に差し掛かったころ実感しました。
「自宅やワイナリーの建築の趣味と、ワインの味わいは一致する」
同じ地域、同じ品種のワインでも、可憐な草花が咲き誇る庭に囲まれた家に住むガイヤーホーフのワインは、芯は強いけれど優しい味わい。一方、地元の人がブラックボックスと呼ぶ現代美術館のようなワイナリーを建てたロイマーのワインは、どこまでも伸びる酸とミネラルがスタイリッシュ。
こうした発見があるから現地取材はやめられない。なんとかワインの味わいと現地の景色を結び付けたい、と各生産者を代表するワイン(購入先情報付き)と味わいの傾向をチャートで添えることにしました。それぞれのワインを飲みながら読んでいただくと、2倍、いや5倍は深く楽しんでいただけると思います。(sone)
オーストリアワインのことなら『料理通信』2008年11月号をチェック!
2008年 10月 23日 今月の『料理通信』 | 固定リンク
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