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2008年9月 1日 (月)

秘密のベールに包まれた、「シグネット」

Photoヴーヴ・クリコ ジャパンの稲本恵理さんが、プレミアム・シングルモルト「グレンモーレンジ」の新商品「シグネット」を届けてくださいました。蒸留・製造総責任者ビル・ラムズデン氏直々の手紙が添えられ、テイスティング用の特別ボトル入り、テイスティンググラス付きです。

プレスリリースによれば、「シグネットは、従来のウイスキー製法を見直し、伝統的な手法から脱却した、革新的シングルモルトウイスキー」とあります。「ただし、製法の詳細は公開されない」と。はたして、どんな味わい? モルト愛好家のオグラ、ムラタと共に、ボトルを開け、恐る恐るテイスティングしてみました。
ふわっと立ち上る香りの華やかなこと! ゴージャス感たっぷりです。ひと口、含んでみる………アタックは穏やか、品良く優しくたゆたう中に、フルーティな甘さとショコラやコーヒーなどの香ばし系の深い味わいが折り重なってきます。
グレンモーレンジは、モルトの男っぽさ、厳格さやハードさを脱ぎ捨てたエレガントなボトルデザインへと変え、味わいもコニャックやカルバドスのような印象を纏い始めています。新商品の「シグネット」はその象徴とも言える“ジャンルを超えた蒸留酒”になっていますね。シングルモルトと思って飲んじゃいけない、というか……。

「ブレックファストティー」とか「アフタヌーンティー」とか、用途で分類されていたイギリスの紅茶がフランスに入って、「マリアージュ・フレール」になると、いきなり「エロス」とか「サムライ」とか「アポロン」とか「ボレロ」とか、イメージを表現するブレンドになるのに似た感じ、ありますね。
モルトの世界が刻々と変化していること、旧来の見方や基準では捉えきれなくなっていることを感じさせてくれる貴重な一本であると言って間違いありません。(kimijima)

2008年 9月 1日 INFORMATION |

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