ホームベーカリー日記 3 ―夢のコラボ?
■次にオグラがチャレンジしたレシピとは、そう、マッシュポテト入り食パン。今月号でも「ビゴ」の藤森二郎シェフにマッシュポテト入りパンをご紹介いただいていますが、「サンジェルマン」山﨑豊さんには、ちょうど食パンレシピをご紹介いただいているではありませんか。試作用にいただいた乾燥ポテトも編集部にあるし、これは試してみるしかないでしょ。
結果―。夕方焼き上がる時刻になると、ふんわり香ばしいいい香り。なかなか良い出来です。ポテト入りは生地がデリケートなので扱いに気をつけなければならないのですが、心配無用のよう。
さて、山﨑豊シェフのレシピによるポテト入り食パンを作るにあたり、使用した小麦粉は「春よ恋」。すると編集長が「ハルユタカで焼いてみたら。山﨑(ユタカ)さんのレシピなんだから」。おおっ!「ユタカ×ユタカ」のコラボですな。「じゃあ、おいしく焼けるようにホームベーカリーには“ユタカ”と名づけよう!」と編集部の悪乗りが。早速ムラタが山﨑さんに報告メール。すると山﨑さんご本人から「ユタカベーカリーは順調ですか?」と心のひろ~いお返事。そして「食べてみたいです」と。恐縮です!
数日後―。ホームベーカリーでのパン作りは幕を閉じました。そ、オグラだって、毎日パンを焼いているほど暇じゃありませんから。結局他のスタッフに指導するつもりが、そんな時間も余裕もなく、名残惜しいけれど、ユタカくんにはご帰還いただきました。さよなら、ユタカ。
3回に分けてお送りしたホームベーカリー日記。もちろん、2つのレシピは『料理通信』10月号「パンの新常識」に掲載されています。きちんと再現できたのも、このレシピがあってこそ。国島シェフ、山﨑シェフ、ありがとうございました。皆さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。(ogura)
焼きあがりブザーが鳴って、蓋を開ける瞬間がなんともいえず、ワクワクするんです。
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