金印わさびにパッケージ大賞をさしあげたい
■パリ在住ジャーナリスト寒河江千代さんいわく「フランス人って、ウブだと思うの」。フランスの食文化を大事にして、どこかの国のように世界中の食材や料理をジャカジャカ溢れかえらせてこなかった分、外来の食材や調理法に「ウブ」なのだそうです。「三ツ星シェフが味噌を使っていると言うので、何を使っているのかと思ったら、日本では格安の品だったりする」。
別の人からこんな話を聞いたこともあります、「三ツ星の店に入ってみたら、瓶詰めの海苔の佃煮を使っていて、ああ、だめだよ、こんなの使ってちゃと思った」。「おもちゃを与えられた子供のように、外来の食材が面白くて仕方がないのはわかる。でも、せっかくだったら、本物を知ってほしい」と寒河江さん。
わさびが外国のシェフたちから脚光を浴びているものの、生をすりおろして使うのはまだまだむずかしいのが現状です。そんな中、生のわさびをマイナスの温度帯ですりおろし、そのまま冷凍で流通させて、わさび本来の風味を届けているのが、加工わさびメーカー「金印」。フランスで最近「金印」のわさびが使われている、という話は前からしばしば耳にしていました。そこで、海外わさび事情を取材すべく名古屋の「金印」本社を訪ねることに。
取材の成果は『料理通信』9月号をお読み頂くとして、金印本社に伺うと、そこには担当者ムラタとキミジマの心を激しく動かすものが置かれていました。
粉わさびのパッケージです。昔のパッケージが現役で活躍しているのですが、これがすばらしい。シンボリックに描いた富士山とわさびの絵柄、ヴィヴィッドな色彩、取っ手の付いた缶の質感。レトロの一言では片付けられない秀逸なデザインです。もし、この缶がフランスに流通していたら、フランス人、きっと喜ぶだろうなぁ。
揃ってパッケージ・コレクターのムラタとキミジマがキャーキャー騒いでいるのを見て、三浦さん、武藤さんが、後日、缶をお送りくださいました。ありがとうございました。
みなさま、ご覧ください。(kimijima)
2008年 8月 14日 トリッパ隊のつぶやき | 固定リンク
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