ピエール・エルメ、伊豆のわさび田を訪ねる! その3
前回までの「ピエール・エルメ、伊豆のわさび田を訪ねる」
その1 http://trippa.cocolog-nifty.com/trippa/2008/06/post_1318.html
その2 http://trippa.cocolog-nifty.com/trippa/2008/07/post_2735.html■「JA伊豆の国」から入った連絡には、次のように書かれていました。
「JA伊豆の国として、できる限りの対応をいたします。当日、取材を受けるのは、飯田茂雄さんです」
なんと! 2方向からかけた探索が、同じ人物にたどり着いたのです。「飯田さんしかいない」、確信を持ったキミジマ、飯田さんに即刻電話。「どうか、よろしくお願い申し上げます」。
その一方で、キミジマは頭を悩ませていました。エルメ氏を案内する身として、「いいわさびとは、どんなわさびか、私自身が説明できなければ恥ずかしい」。そこで、とった手段が、「おすし屋さんに聞く」。いかに良いすしダネを仕入れるかに心血を注ぐ「あら輝」の荒木水都弘さんに電話しました、「わさびの良し悪しを教えてください」。「わさびには、マズマとアオ系があって、マズマはこっくりねっとり、アオ系はあっさり軽やか。すしにはマズマ、蕎麦にはアオ系。マズマの産地は御殿場、中伊豆……」。ただひたすら聞き入るばかりのレクチャーをしてくださったのでした。さすが、荒木さん、ご自身がお使いのわさびの生産者を訪ねていらっしゃったのです。<続く>(kimijima)
写真は、わさびを見つめるエルメ氏。
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