『料理通信』7月号は、本日発売です!
編集部には毎日、山のように、新商品のご案内や新店オープンのお知らせが届きます。
目を通すだけで、ひと仕事。
それらには、コンセプト、セールスポイントがきっちり綴られています。プロデューサー、プランナー、デザイナーの名前が記されていることも少なくありません。
なんだか「仕掛けられた味」ばかり……そんな思いが心のどこかでうずうずしていました。
でも、ふと自分たちの周りを見回してみると、いるんです!「自分が信じる味」を求めて、人生賭けちゃった生産者が。
5千万円かけて、農家とタッグを組んで、「湘南小麦」でパンを焼くブーランジェ。
牛にとっての理想の環境を求めて、牛ごと引越しを3回、1億円を投じた牛飼い。
たった一人で畑を開墾するところから始めたワインの造り手。……
さっそく編集部は、ゴールデンウィーク返上で生産現場へ向かいました。
この人たち、背負った借金も凄いけど、味を追求する姿勢がまた凄い。厳しくて優しい。
ある豚の生産者は、「ストレスを与えない育て方が、何よりおいしい肉になる」との考えから、ゆとりある空間で、兄弟ごとの部屋割りで育ててる。「うちの子たちは人なつっこくて、目がキラキラしてる」。でも、食べちゃうんですけどね。
自給率、安全性、価格高騰――“食材不安”の種は尽きません。
国産とか無農薬とか、取り組まなきゃいけないことは山積みだけれど、今回の取材で思い知ったのは、この生産者たち、「自分の信じる味を求めた結果として、こんな破天荒な人生を送っちゃってる」ってこと。同時に、この人たちの食材のファンが増えてるのは、「おいしいから」ってこと。
おいしくなければ、人は動かないんです。
インディペンデントな生産者たちの、誇りあるインディペンデントな生き方と食材の魅力に、どっぷり浸かってください。我が家に常備したい“太鼓判の食材”、満載ですよ。(kimijima)
●今月号の目次はこちらから
http://www.r-tsushin.com/latest/index.html
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