二川幸夫さんを知っていますか?
■かつてキミジマが会話の中で、「料理は食べてしまったらなくなってしまうもの。皿の上にクリエイションが存在するのに消えてしまう。だから記録し、伝え、残していかなくてはいけないと思う」と言ったことがあった。
身内ながら、じ~ん、感動。
――あれ、どこかで同じ意味合いのこと、聞いたことがあるような・・・。
二川幸夫さんをご存知だろうか。『料理通信』5月号の「クリエイターインタビュー」にご登場いただいているGA(グローバルアーキテクチャー)の代表者。二川さんが、取材に応じてくださるとキミジマから伝えられた時、「建築は会いに来てくれない。だから自ら行ってその存在を伝えなければならない」と二川さんがおっしゃっていたことを思い出した。
■実は、ロングロングタイムアゴー(!)、ムラタは大学生生活の4年間、GAのオフィスに併設された「GAギャラリー」で受付のアルバイトをさせていただいた。きっかけは、GAギャラリーで開催された、アートディレクター細谷巌さんの個展を観に行ったこと。この個展でGAと初めて出会い、そしてどうしても、GAの空間や漂う空気が気になり、アルバイトさせていただくことが叶った。暗室のある地下室には著名な建築家やデザイナーのオリジナルの椅子が無造作に置かれていたり、他の階にもたくさんの書物や模型に青焼き。安藤忠雄さんや磯崎新さん、フランク・O・ゲーリーさんから直接電話がかかってきたり、細谷巌さんがデザインの指示のため写真の引き伸ばし機を使って、壁に鉛筆で完成させていたり……。学生の身分では、興奮&緊張の連続。
二川幸夫さんは、世界中を駆け回っていらっしゃったので、4年の間にお目にかかれたのは数える程。 でも、生み出される写真や出版物を見せていただけるだけで、二川さんへの尊敬は重なっていった。“GA”と皆が知る言葉。それ自体は出版社A.D.A.エディタ・トーキョーの出版物。他にも様々な伝説の本がずっと生み出されているんですな。ワタシは青春時代に、編集の方々、制作のスタッフの皆さんや、販売の皆さん、アルバイト仲間も含め、一流の仕事の一端を見る機会に恵まれた。
あの時間、世界を眺めながら生活できたことが、今の『料理通信』へと繋がってる。と、思ったのだ。
――あら、LOVE尽くしの青春日記みたいになっちゃいましたン。(murata)
世界中の建築を勉強する人・建築好きの人のツアーコースに組み込まれているGA。千駄ヶ谷から世界に発信なのだ!ギャラリー併設のブックショップもあり。ここで、出版物として建築に触れる時間は、本当にすばらしいと思う。もちろん日本全国・世界各国の書店でも建築コーナーで販売してます。A.D.A. EDITA Tokyo 





ムラタ自宅蔵書のGA本。GA時代のモノがたくさん!
もし建築家だったら、棚にずらりと並んでいるのがスタンダードですよね。そして昔は高価で購入できず、最近、古書店「日月堂」さんで手に入れたものなども。一生の宝物。
2008年 4月 20日 今月の『料理通信』 | 固定リンク
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