販売放浪記 新橋編~「男って…」
■3月某日。新橋の文教堂書店へ。ここは話題の最新ビジネス&マネー書から不朽の名作文学まで揃う、新橋のお父さん御用達の知的財産の宝庫。初めてお目にかかる雑誌担当の吉成さんを待つ間、2階の文庫コーナーで宇野千代の『おはん』を久しぶりに手に取る。フロアの落ち着いた雰囲気に、思わず一気読み(買わずに出てきてすみません…)。おはんの元旦那、加納屋のような男を、私はとてもよく知っている。どうして男は気を許した女には、優しくって少し馬鹿で、そうしてだらしがないのだろう。思わず吉成さんに尋ねそうになるが、初対面なのでぐっとこらえる。
■ 吉成さんと別れ、新橋駅に向かうと折りしも西口広場では「アフリカンフェアin新橋」が開催されていた。生演奏のアフリカンパーカッションに心躍らされながら、アフリカ料理の屋台をそぞろ歩く。売り子さんの「あと2皿で売り切れ!」の声に惹かれ、ワニのマスタード炒めをテイクアウト。編集部に持ち帰り皆で試食する。初めて口にしたワニ肉。それは極めて鶏のムネ肉に近く、TRIPPA隊にとっては可もなく不可もない味わいだった…。
ワニではなく、むしろ一緒に持ち帰ったケニアビール「タスカー」のラベルに人気が集まり、ムラタ&ヤギの手を借りて写真を撮ってもらう。珍味より素敵なパッケージデザインに目がないTRIPPA隊なのであった。「タスカー」はアフリカの乾いた大地で飲んでみたいと思わせるキリッとした軽い味わい。(watanabe)
※文教堂書店新橋店はサラリーマンのお父さんのみならず、界隈の料理業従事者も多く訪れるとあって、料理書の品揃えも秀逸。新橋駅徒歩30秒の立地で営業時間は朝8:30~夜22:30と、忙しい料理人の皆さんにはとてもおススメの店舗。
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