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2007年12月26日 (水)

愛媛のお宝食材は、カボスじゃなくて“カブス”

Ehime04 12月上旬、四国・愛媛県へ。

1月号特集「全国のお宝食材」を終えた直後だったこともあり、愛媛のお宝は何、何? と勢い勇んで臨んだところ、アンテナにピピーッとひっかかったのがこちらの「カ・ブ・ス」でした。 
⇒カブスは写真奥の緑色の柑橘。

それは、中島(松山から船で1時間の島)でレモン畑を取材していた時のこと。

案内をしてくださった地元の方が、「これはカボスね」と野球ボール大の丸い柑橘を差し出すのですが、“カボス”より明らかに大きい。「東京で見るカボスと違いますね」と答えたところ「カボスとは言ってないがね、“カブス”よ。あら、俺、なまってる?」とちょっとすねたお返事。聞けば、中島にはほとんどの家にカブスと呼ばれる柑橘の木があり、水炊きなどの鍋料理には、欠かせない酸味の素になっているそうです。

島をたつ間際、船の小さな待合所に、おばあちゃんたちの名入りの食材や食品が並ぶ一角を発見。噂の「海の駅」です。そして、ここでカブスを発見。1袋に7、8個入って100円。うれしくて即買いです。

東京に帰って、うどんを茹で、そこに半分にカットしたカブスをぎゅっと絞ったところ、予想以上にたっぷりのジュース。カボスやスダチより大きいこともあって、抱えている果汁の量が違います。お醤油をちょっとたらして、ズズズーッとすすったら、クセのない酸味が口いっぱいに広がって、「旅が2倍おいしい」(1月号「特集 全国のお宝食材」23ページ参照)という平松洋子さんのエッセイどおりの体験をすることができました。

Ehime01お宝には、地元の人にとってはあまりに身近すぎて、その存在の大きさに気づかないものがたくさんあります。そのひとつが魚の練り製品。各地の練り製品を食べるにつけ、微妙な味の違いに、「魚の練り製品は、日本のシャリュキュトリー(肉加工品)である」という結論に達しました!





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年末、帰省される方も多いと思いますが、旅気分で実家のご近所にあるスーパー、八百屋、魚屋さんを改めて覗いてみてください。離れたからこそ気づくお宝食材を発見できるかもしれません。道の駅、海の駅もあれば要チェックでしょう。

現在発売中の『料理通信』1月号でも食材土産を探すヒントが満載です。是非参考にしてみてください。
http://www.r-tsushin.com/index0.html


愛媛県の取材は2月号の「食の文化遺産巡り」でご報告します。カブス以外にもお宝満載です。どうぞお楽しみに!(ito)

2007年 12月 26日 今月の『料理通信』 |

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