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2007年6月12日 (火)

MALT×CHOCO ブーム到来?!

『料理通信』2月号「男のスイーツ 女のモルト、読んでいただけましたか?
ワインと同じように、産地や品種の特徴がはっきりと出るカカオ。最近、その個性を生かすべく、単一農園、単一品種で作られたシングルビーンズ・ショコラが増えています。シングルモルトにも同じことが言えます。蒸留所の環境や製法、熟成年数によって、大きな違いが生まれます。2月号の綴じ込みでご紹介したのが、この2つの組み合わせ、“MALT×CHOCO 新しい味の地平へ導く―個性の掛け算―”でした。ショコラファン、モルトファンの間で、このマッチングに関心が集まっているようです。

Ri 今月10日、スイーツに関する総合的プロデュースを行う「ビッキーズ・キッチン」と、飲料メーカー「サントリー」の主催で、モルトとショコラの組み合わせを学ぶ講習会が開かれました。
題して旬だから知りたいマリアージュ!気軽に学ぶ「大人のためのショコラ&シングルモルト講座」。参加した方々は、熱心に話を聞き、テイスティングに取り組んでいました。

ショコラとモルト、それぞれの基礎知識からおいしい飲み方や組み合わせ方まで、内容はもりだくさん。

Ri_2 カカオ豆をローストして砕いたのがカカオニブ。カリカリとした食感で、微かな苦味と香りがあります。




Ri_3

カカオ豆をペーストにしたのが右のカカオマス、そこから抽出した油分が左のカカオバターです。カカオマスはとても苦く、思わず水を一杯。バターはほんのりチョコレートの香りがしますが、味はほどんどしません。これらがチョコレートの原料となっています。


Ri_4
「アメデイ」<ベネズエラ><エクアドル><トリニダッド>、特徴の異なる3種をテイスティング。香り、味わい、アロマは?「ん~ベネズエラが好み」




Ri_5
シングルモルトは、<グレンフィディック12年><マッカラン12年><ボウモア12年><山崎12年><白州12年>の5種をテイスティング。「ふんふん、確かに磯っぽい香り・・・」

Ri_6

「日々谷BAR WHISKY-S」のバーテンダーさんに、おいしい水割りの作り方も教えていただきました。グラスに注いだウイスキーにたっぷり大ぶりの氷を入れ、少し水を加えてかき混ぜるそう。水の加減で風味の広がり方が変わります。いざ、実践!



Ri_10そしてシングルモルトと、有名ショコラティエが作ったショコラの組み合わせ。

ライトでフレッシュな<グレンフィディック>にはレモンピールにミルクチョコレートをコーティングした、「ドゥバイヨル」<シトロネット>を。
キレがありながら、柔らかくクリーミーな甘さのある<白州>には、コーティングもガナッシュもホワイトチョコレートで作られた「グランプラス」<ポワール>
とろっとした甘味と熟した果実の香りが豊かな<山崎>には、フルーティなガナッシュが詰まった「ベルアメール」<アプリコット>

そして力強い熟成感のある<マッカラン>には、伝説のカカオと呼ばれるチュアオだけで作られた「アメデイ」<チュアオ>を合わせました。
どれもお互いに引き立て合っているのがよくわかります。


モルトとショコラ、本当に奥の深い世界。それを組み合わせるのですから、まだまだいくらでも掘り下げがいがありそうです!自分だけのお気に入りの組み合わせを探してみるのも楽しいですね。

この講習会は、同じ内容で8月5日にも開催されます。ちょっとでも気になった方はぜひ!これをきっかけに、どっぷりモルトとショコラの魅力にはまってしまうかもしれません・・・(yagi)

■ Bicky's Kitchen ホームページ
  http://www.bickys-kitchen.com/

2007年 6月 12日 EVENT(食の世界の様々なイベント) |

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チーズxワイン どっちもあまり好きじゃないですよね〜 好きじゃない・・・というか、あえて自分でお金を払ってまでいただきたい!ってほどではないんですよね。 そういえばうちの会社のパーティーはいつもナパからお勧めワインが届きます。パーティーの前で死ぬほど激務....... 続きを読む

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