スイス人シェフを築地にご案内。
築地取材はこれまでにも何度か経験がありますが、ここまで朝が早いのは初めてでした。集合時間が4時50分。ライターさんから「電車動いてないですよね。どうやって行くんですか?」と聞かれ、「そりゃ、そうだ」。結局、タクシーでスタッフの家々を回って乗り合わせて築地へ。 今回の築地取材の目的は、スイスから来日中のシェフたちの市場視察ルポです。訪れたのは5人のシェフで、彼らはキッコーマン醤油の大ファン。「醤油の国の食文化」を体験しにやって来たのでした。
視察はマグロのセリからスタート。と行きたいところですが、セリ場に到達するまでにシェフたちが中卸しの店先の魚に釘付けになってしまって、なかなか前へ進みません。促し促し、ようやくセリ場に辿り着いて、今度は巨大なマグロに釘付け。ちなみにスイスでもマグロは非常に重要な食材になっているとのことで、カルパッチョにしたり、タルタルにしたりするそうです。写真上)セリ場で目を輝かせるシェフたち。
写真左奥)せり落とされたマグロは瞬く間に運び出されます。
写真左手前)「樋長」さんで解体するところを見せていただきました。
セリを見学した後は、中卸の「樋長」さんでマグロの解体を見せて頂き、「美濃桂」さんでは高級料亭やおすし屋さんに卸す魚の数々を拝見しました。
「醤油を使うことで、料理が繊細になる、風味が豊かになる」と語る彼ら。「クール・ジャパン」は、食の領域でも世界中に伝播中です。
写真左から)「樋長」さんは一流どころに卸してます。/中落ちをハマグリの殻でかき出して食べさせてくださいました。/「樋長」さんのマグロはこんなに美しい。
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