フランス料理 in JAPON
ドミニク・コルビ著
『フランス料理13章 日本で究めるモダン・クラシック』出版
ホテルニューオータニ大阪の総料理長ドミニク・コルビ氏が、『フランス料理13章 日本で究めるモダン・クラシック』(柴田書店刊)を出版しました。今が旬のホワイトアスパラガスの表紙は「簡潔な美」「素材の力」「料理の原点」を表現していて、まさに「モダン・クラシック」。コルビさんらしいノーブルな仕上がりです。
コルビさんの日本での職歴は、94年に東京「トゥールダルジャン」のシェフとして着任したことに始まります(それまではパリの「トゥールダルジャン」の副料理長を務めていました)。日本の環境に馴染むことに積極的で、日本語の習得も早く、ジャーナリストの間でもコルビさんの日本語は評判でした。日本でのキャリアを重ねる中で、日本の素材への関心を高めていき、大阪に行ってからは「なにわ野菜」を取り入れるなど、フランス人ならではの感性で「フランス料理 in JAPON」を追求してきたと言えます。
この本はそのひとつの成果。「日本におけるフランス料理」を、作り手として食べ手として模索し続ける私たちへの大きなサジェスチョンと言えるでしょう。(kimijima)
コルビさんが料理監修をしている東京銀座「ル・シズィエム・サンス」で、出版記念会が開かれました。記念のワインボトルには、料理写真の特製ラベル。コルビさんのサイン入りです。記念品には、ショコラ味のカヌレも添えられていました。
ドミニク・コルビ著
『フランス料理13章 日本で究めるモダン・クラシック』
柴田書店刊 5250円(税込み)
ISBN4-388-05987-0
2006年 5月 4日 INFORMATION | 固定リンク
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TRIPPA通信 新雑誌「料理通信」スタッフによるブログが更新されています。 柴田書店から刊行されたドミニク・コルビ著『フランス料理13章 日本で究めるモダン・クラシック』のレビューです。Amazonのレビューなどとは違い、食の編集部ならではの切り口で紹介されているところが良いですね。...... 続きを読む
受信: 2006/05/08 10:00:06
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