新雑誌お披露目パーティ ~スピーチ編
“食のプロ”のスピーチは熱かった!
食のプロの言葉には、力があります。取材時に伺った何気ない一言に感銘を受けたり、自分の身に置き換え、深く考えさせられることもありました。『料理通信』出版お披露目パーティでは、多くの料理人の方にお越しいただきました。「お披露目パーティ報告」最終回は、ゲストスピーチダイジェストを2日にわたってお送りします。
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■服部学園・服部幸應先生に乾杯のご発声をいただきました
「これまで日本は、外国の文化=横文字を日本語=縦文字にして紹介してきました。これからは縦文字を横にして世界に発信していかなくてはなりません。日本人の食への関心の高さは群を抜いている。そういうことを世界に発信していく第1号の本になってもらいたいですね」
■スピーチのトップバッターは「パ・マル」高橋徳男シェフでした
「シェフと料理を羅列する雑誌をまた出すのであれば、『料理通信』は1年と持たないんじゃないかと私は思っておりましたが、君島さんの媒体説明を聞いて、誠に感動しました」
■イタリアンを代表して「カピトリーノ」吉川敏明シェフ
「イタリア料理業界は、まだ歴史が浅いので、当時編集長だった齋藤さんが手がけてた『専門料理』『料理王国』などの雑誌のお陰で、イタリア料理が巷に広まったと思っています。齋藤さんのポリシーである、作り手の立場で本を作りたい、情報発信をしていきたいという姿勢に、当時ものすごく感銘を受けました」
■パティシエを代表して「オー ボン ヴュー タン」河田勝彦シェフ
「『料理通信』が、誠実な評論を出してくれれば、それが正道となって多くの人が支持してくれると思います。我々職人のそういう期待に応えられる本になってくれるよう、願っています」
■今年で20周年、「ラ・ブランシュ」田代和久シェフ
「以前、君島さんが“不器用で地味な人間、地味な仕事をコツコツしている姿好きだ”と話していたのを覚えています。僕たちの世界は一見派手に見えるけれど、実は地味な仕事の繰り返しで、ようやく少し光を当ててもらえるようになったかな、という世界なのです」
■NHK「トップランナー」で大反響、「イデミ スギノ」杉野英実シェフ
「私は常日頃から、お菓子を作る上で次のことを考えています。どのようにすれば、この素材の味を最大限に生かせるのか。自分の考えている味に近づけることができるのか。日々、自分と戦っています。閃きだけでは、新しいものを生み出すのは簡単ではありません」
■「丸藤葡萄酒工業」大村春夫さん
当日は、日本ワインの生産者・メーカー計24社の方々にご協力いただき、
大試飲会を行いました。
「(これから目指していくことは)日本の国土で獲れたブドウで、日本のみなさんに受け入れられるワインを作っていきたい。まだ工場の設備や風土など、ワインに反映されていないことも多いので、もっと勉強しなくてはと思います」
そのほかにも、たくさんの方にお言葉を頂きました。[明日に続きます]
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