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2005年11月24日 (木)

パリ「サロン・ド・ショコラ」 -3-

■注目のチョコレートマッサージ!?

 サロン・ド・ショコラの楽しみは、チョコレートを見て歩くだけではありません。チョコレートにぴったりのワイン、紅茶を販売するブースをのぞくのも楽しいし、ベネズエラやコートディボワールといった、カカオ生産国のブースで生産者、ショコラティエらが集まって豆談義に花を咲かせているのに耳を傾けるのも興味深いものです。その他、チョコレートの歴史や文化を知るための小さなミュゼ(美術館)や、子供のためのチョコレート菓子製作アトリエも用意されているし、中央の舞台では、カカオ原産国の陽気な民族舞踊まで観ることができます。
 
 そんな中、来場者の注目を集めていたのが、“美しくなるためのチョコレート”。昨年は、ボディ・ソープがチョコレートの香りのリップ・バームを販売していた程度だったのが、今年は、チョコレート入りスキンクリームや石鹸、リンスを販売するブースが立ち並び、いくつかのブースではチョコレートマッサージの実演をしていました。 肌に栄養を与え、しっとり、やわらかくする効果があるのだそうです。白い陶器のポットから温かなチョコレートを顔、肩、足、などにたっぷりと垂らし、塗りたくっている様子は、なんとも奇妙(失礼!)。とはいえ、チョコレートまみれになってマッサージを施しているエステティシャン達の表情は、真剣そのものだし、マッサージされている人たちも、どうやら気持ちよさそう。それなりに効果はあると見るべきか!?

C-1 希望者は、ガウンに着替えて施術台の上へ(有料)。たくさんのギャラリーが見守るなか、おいしそうな(と見える)チョコレートソースが体にとろとろとかけられていく。その後は、チc1ョコレートを塗り広げながらじっくりとマッサージし、拭き取ったら終了。


                 全身をさらすのは恥ずかしい・・・という方には、
                                   フェイシャル・チョコ・マッサージを。

 食べるだけにとどまらず、チョコレートの可能性をより多様な形で示した、今年のサロン・ド・ショコラ。しかし、ショコラティエや生産者が集まって、チョコレートへの愛を訪れた人々と分かち合い、純粋にお祭り騒ぎを楽しんでいた以前に比べると、だいぶビジネス色が強くなっているようで、寂しい気がしました。
 とはいえ、なかには、今回初参加した、1884年創業の老舗「ボナ(BONNAT)」のように、カカオ豆から焙煎して作るチョコレートを頑なに代々受け継ぐショコラトリーもあります。少しでも多くの人が、こういった職人の手仕事に目を向けてほしい。ささやかな願いを抱きつつ、熱気溢れる会場を後にしたのでした。

car armand
アルノー・ラエール制作のレーシングカー(左)、アマンド・ショコラの実演風景(右)。

2005年 11月 24日 WORLD TOPICS |

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