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2008年5月 4日 (日)

#39 さくらフェア in 八芳園

Img_3373昨年の5月に友人の結婚式の料理を作らさせて頂いてから、ご縁のある八芳園!!
その八芳園さんより、昨年の秋頃に来年度の65周年の記念イベントとして、さくらの時期にフェアをして欲しいと言うお話を頂き、これも何かのご縁だと思い、このフェアをすることになりました。

さくらと言えば、日本のシンボル!!(ラグビーの日本代表はさくらのエンブレムですよね)
日本にいる時は、さくらに対してそんなに気にした事はなかったのですが……でもこのさくらフェアには特別な思い入れがありました!!

「何か面白い事をやりたい……」

「こんな素敵な庭園のある、白鳳間と言う会場でフェアをできるだなんてとっても光栄だって……」

「こんなに歴史のある場所でフェアをやるからには絶対失敗できないし、八芳園さんに恥をかかせる事なんてできない」

僕なりの覚悟で仕事させて頂きました。

今回のフェアをするに当たってまず考えたことは、どうやってあの会場の雰囲気をうまく活かすことができるか?

どう考えても八芳園の65周年のフェアだから、いくら僕が料理を作るんだとは言え、僕があまり表に出すぎず、裏方として八芳園さんの一従業員として、八芳園が喜んでもらえる仕事をしよう!!
そしてその後に、やはりこの歴史のある八芳園って良いな~って、お客様に思って帰ってもらえるような仕事をするのが一番だと思いました。

そして広報の能登谷さんにお願いをし、このフェアにおける思いも聞かせていただきました。

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この「日本庭園」は久原房之助(日立製作所の創設者)より「樹を一本たりとも勝手に切ってはならない」という約束の下、譲り受け、大切に守ってまいりました。

その時、先代は日本料理の職人でいながら、銀座などに店を構える事業家としても成功を収めるという、当時では異質の経歴をもっています。その料理人の「心」、結婚式や、宴会など様々な分野で仕事をしていますが、「飲食店」であるという原点、おいしい料理と飲物を振る舞う場所であるということを、改めて振り返るきっかけにも繋がっています。

今回65周年を向かえ、もちろんおめでたいお祝いでありながら、無事65周年を迎えることのできた、今までの勤務者への感謝とこれから100風年を迎えられるように、心新たに精進していこうという思い、職人の思いから始まった、「料理でもてなす」という初心。

この八芳園から日本中へ、世界へと伝えていける心をこめたおもてなし。

そのキーワードとして、65周年「美しい、おもてなし」というテーマがあります。

長くなりましたが、なんとなく、この65周年のイメージが伝わり、八芳園で働くスタッフの思いなどが伝わればと思います。

それを踏まえ、
 今まで八芳園を知らなかった人にも、この機会に知っていただきたい。
 これまで八芳園を愛してくださったお客さまを感謝の気持ちでもてなしたい。
 今まで培ってきた思いと、これから歩みだす力強い意思を表現したい。
 日本の良さを再認識できる場所として八芳園があり続けたい思い。
というイベントにできればと考えています。

春のイベントでは、普段味わうことのできない、本場フランスのシェフである松嶋シェフのお料理が味わえるという、特別感。
そして、その場所が八芳園の中でも特別感のある「別館:白鳳館」であり、65周年という華やかさにより一層の色を加える、「演出」(舞台装飾を含めてフラワーアレンジ、デモンストレーション桜などを検討中)。

この機会に、今まで八芳園に興味のなかった人にも、「松嶋シェフ」をきっかけに足を運んでいただければ嬉しいですし、逆に、八芳園のイベントで海外で活躍する日本人シェフ「松嶋」の存在を知っていただけることもあると思っています。

古くからある日本庭園、新しい日本の息吹、が、65周年を迎えた感謝と、この先100年に向かっていく途中経過であるという励みとでもいうのでしょうか。。。新旧の融合、ダサくない日本を再認識し、ステキだねNIPPONと感じていただける様な、、、、

能登谷さんのメールから・・・そのまま抜粋!!
とてもすばらしい意気込みで僕も刺激されました!!

そのため、八芳園さんの歴史についてなども、せっかくなのでいろいろと勉強させていただきました。
http://www.happo-en.com/history/index.html
そしたら……ビックリ!!

ぜんぜん知らない、ものすごくすばらしい歴史がたくさんありました。こんなすばらしい場所だったなんて……ますます恐縮!!

徳川家のご意見箱・大久保彦佐衛門、そしてとても歴史のある老松。

僕がこうやって、いろいろと調べていて面白いと思ったことが、この松!! 八芳園の歴史なんですよね~~~
だからすぐお願いして、「これを見たら何かインスピレーションが湧くかな?」と思い、見せて欲しいとお願いしましたが、残念ながら、もうこの木は枯れてしまったと言う事で、残念ですが見ることができませんでした。が、代わりと言っては何ですが写真を見せてもらいました。

「ふ~~~ん すばらしい」

「元々ここのシンボルだったし、自分の名前が松嶋だし。これをメニューに入れよう」僕の悪戯心が着火しました!!

と言うわけで、この時点でメニューの最後は松を使ったものを作ろう(と言っても簡単ではない)。

「さくらにまつわる物、さくらと言う名前の着いた材料を全部のコースの中にいれ、でも最後は松!! 今日のさくらもすばらしいけど、この八芳園のシンボルである松も忘れないでください。それから今日の料理を担当したのは松嶋でした」
 
何人の人がこの僕のくだらないギャグがわかったんでしょう? 僕の心意気ですが。←フランスレベルのつまらない男で申し訳ないです(笑)

そう言うわけで、これらを軸にメニューを構成!!
僕が考えたのは、まずはさくらがつく食材を使うこと。
そして、その食材探し!!

さくら貝、桜海老、サクラマス、さくら鯛、さくらんぼうetc

そしてその後考えたことは、花を全ての皿に盛り込もう……
 
Img_3662 この時期咲くいろんな花はこの寒い冬を乗り越えて頑張ったからとても美しく咲いた訳だし。さくらも同じですよね!?
花を人生に置き換えると、寒い冬を、人生の辛い時期、大変な時期を我慢さえすれば、頑張りさえすればいつか花を咲かせることはできるはずですよ! と言う小さな皆さんへのメッセージ!!
そして花は、おいしいです、太陽の光を一番上で受けているわけだし。アクセントとしてもとても面白いです!

僕の好きな言葉の一つ「努力の上に花が咲く!!」と言う言葉がありますが、そんな僕の思いをメニューに入れてみました。
これまた何人の方が感じてくれたことでしょうか?(笑)←八芳園のためとか言いながら、エゴが強すぎて、すみません。

それから……
八芳園さんとご縁がありこのフェアをさせてもらえるんだから、何か”ご縁”にまつわる物を使おう。

そういう理由から、今回のコースの中にハマグリをつかわさせて頂きました。やはり古くから言われている縁起物ですよね?
貝と貝の組み合わせは世界で一つしかないって言うわけですし。
普段は沢山の披露宴をしているこの八芳園! 大事にしなきゃいけないのはこういうことかなと思い用意させて頂きました!!

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いろんな事を考えながら、今回はメニューを創らせていただきました!! 日本の四季も意識しながら。

僕は楽しかったですが、皆さん楽しんでもらえたのかな?

シェフをやっていておいしいのは当たり前の条件でなくてはいけないから、今後はもっといろんな要素を含んだ料理を創れれば良いなと思います。

アンテナ高く伸ばしてもっと勉強しなくちゃ。

 

2008年4月30日

Keisuke Matsushima

もうひとつの松嶋啓介のブログはこちらから
http://blog.goo.ne.jp/keisukematsushima/

2008年 5月 4日 |

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