【秋田】フルーツトマトのふろふき
最近独立した、若い料理人が開いた料理会に出席してきました。テーマは春待ちの献立です。箸置きには菜の花。細部に心遣いを感じられます。有名和食店で10年修業してきた彼の食事会はお料理の一つ一つが本格的でありながら、料理研究家としての立場から家庭でも簡単につくれるように工夫しています。デモンストレーション中の説明もわかりやすく、とても楽しい時間でした。
斬新な組み合わせがおいしい「フルーツトマトのふろふき」。
ところで、東京都内で活躍している料理家の彼に私はあることをお願いしています。「教室の献立にできるだけ秋田の食材を使ってください」と。秋田には素晴らしい食材がたくさんありますが、一般的にはまだまだ知られていません。驚いた事に「あきたこまち」でさえ感動されます。小さい積み重ねですが秋田のおいしさを多くの人に伝えられたらと思います。
今回ご紹介するお料理はここで教えてもらった「フルーツトマトのふろふき」です。
【材料(4人分)】
フルーツトマト4個 (A)カツオだし300cc 薄口醤油10cc 酒10cc肉味噌 (B)赤味噌100g 砂糖大さじ1 みりん大さじ1 鳥ひき肉50g
【作り方】
1.フルーツトマトはへたを取り、熱湯に30秒つけ冷水に落して皮をむきます(湯むき)。
2.1のお湯で鳥ひき肉を霜降りにし、水に落とさずそのまま別鍋に入れ、(B)と合わせて火にかけて練ります。ふつふつと沸いて火が入ったら止めます。
3.鍋に(A)を合わせて火にかけ、沸いたら1のトマトを入れ弱火で5分ほど味を含めます。
4.トマトのへた部分に2の肉味噌をつめ、器に盛ってください。
盛りつける時のポイントは汁を張らない事です。せっかく詰めた肉味噌が流れ出てしまいます。トマトと思って箸を入れたら中から肉味噌が出てきます。トマトの汁と混ざってとてもおいしいです。トマトは冷たいものより暖めた方が甘みが増すようです。是非、挑戦してみてください。(榎本鈴子)
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