2012年2月14日 (火)

【山口】「ふぐ」は身近な食材!?

山口県の冬の定番といえば「ふぐ」。“秋の彼岸から春の彼岸まで”が旬とされていますが、寒さの厳しい今の季節が、実は最もおいしい時期なんです。 (↓写真はトラふぐ)

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豊臣秀吉が全国に発した「ふぐ食禁止令」は徳川時代も続き、明治以後に伊藤博文が山口県のみで河豚食を解禁してからは、下関を中心として西日本でふぐの食文化が定着。近隣 (太平洋北西部、日本海西部、黄海、東シナ海など広く生息で水揚げされる)のふぐが下関に集中したため、下関はふぐの本場として、ブランドイメージも定着することとなりました。

さて、そんな「ふぐ食文化」の盛んな山口県のふぐ事情についてご紹介します。

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ご存知の通り、ふぐの処理・販売には「ふぐ処理師」(各都道府県により呼称は異なります)の資格が必要です。

山口県内の大半の魚屋さんは資格保有者が各店舗にいて、商店街の小さな小売店からスーパーマーケットの鮮魚コーナーまで、「ふぐ刺し」や「身欠きふぐ(毒のある部分を除去したもの)」、「ふぐ皮」が、パックの刺身や切り身と同じように陳列されています。(なんと羨ましい! 管理人)。日常的に非常に入手しやすい環境なんです!

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また、正月や特別な日には、ふぐを魚屋さんで一匹買いして、ふぐ刺しや、ふぐちりを家庭で楽しんだりすることも。上の写真は、地元の商店街の魚屋さんでトラふぐを処理している様子。ふぐにもよりますが、3~4人で1~2万円の予算で十分楽しめます。

私たちにとって、ふぐは“身近”な食材。いいなぁ、山口県……と思った方、ご安心を。空輸便で地方発送をしている魚屋もありますので、どうぞ皆さん、山口県のふぐをお取り寄せしてみてくださいね。
(『料理通信』読者アンバサダー 藤谷幸司)

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2011年10月 4日 (火)

【山口】中也も愛した、やまぐち外郎

山口県のアンバサダー、藤谷です。今回ご紹介するのは、山口県の銘菓!

読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋など……いろいろな秋がありますが、皆さんはどんな秋をお過ごしですか? 山口県は今年、“スポーツの秋” に染まります。10月1日から国民体育大会「おいでませ!山口国体」が、10月22日(土)から全国障害者スポーツ大会「おいでませ! 山口大会」が開催されるので、山口県に足を運ばれる方もいらっしゃると思います。この機会にぜひ、山口の文化、食文化を体験してください。

さて、いろいろある山口の食の中でも、古くから愛されている銘菓「やまぐち外郎(ういろう)」のご紹介を。

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日本各地で食べ親しまれている“ういろう”は、主に米粉を使っているものが多いのですが、「やまぐち外郎(ういろう)」は、ワラビ粉に砂糖を加え、蒸して作ります。わらびもちのような、プルッとしたやさしい食感が特徴です。

山口では、“ういろう”のことを“外郎”と表し、製法の起源は室町時代まで遡ります。長州藩藩主・毛利氏も好み、維新の志士や中原中也も食べていたとされています。

湯田温泉街(山口市)では、25年ほど前から、地元ならではの食べ方としてコース料理のデザートに“外郎天ぷら”が提供されていました。近年ではなくなっていましたが、先日、湯田温泉街で開催されたイベントで“外郎天ぷら”が復活。懐かしくて新しい地元の味として、見直されようとしています。

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↑自分で揚げてみました。温かい外郎と衣のさっくり感が心地よかったです。



「やまぐち外郎」には2種類のタイプがあります。

・出来たてをそのまま包んだ「生外郎」(注:賞味期限が1日しかない)
・真空パック入りで賞味期限が長め(1週間)の「外郎」

人気なのはやはり、生外郎。山口においでの際はぜひご賞味ください。空港・駅売店などでも購入できるので、お土産にも最適です。山口県の銘菓「やまぐち外郎」をぜひお試しあれ!
(『料理通信』読者アンバサダー 藤谷幸司)

第66回国民体育大会
「おいでませ! 山口国体」2011年10月1日(土)~11日(火)

第11回全国障害者スポーツ大会
「おいでませ!山口大会」2011年10月22日(土)~24日(月)

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【ある日の編集部】
藤谷さんから「やまぐち外郎」が届いたのは、11月号の校了日。そして「第3回お宝食材コンテスト」の一次審査日でもあり、でもって、東京にダイナミックな台風(!)が上陸した日でした。スタッフ全員、いろいろな意味で大ダメージだった一日。

くったくたの私たちを癒してくれたのは、「豆子郎(としろう)」「御堀堂の外郎」。御堀堂の外郎はふるんとやわらかく、豆子郎はコンパクトで食べやすく、どちらもやさしいことこの上ない。開封して10分後には……全部ないじゃないの。実は和菓子好きも多い我が社なのでした。(管理人)

豆子郎 URL:http://www.toushirou.info/index.html
御堀堂 URL:http://mihorido.com/
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2011年8月25日 (木)

【山口】アイコに夢中。

山口県の読者アンバサダー、藤谷です。まだまだ残暑の厳しい日が続いていますね。こう暑いと食欲も落ち気味ですが、夏の元気な野菜を食べると、暑さも乗り越えられるというものです。

夏野菜の代表といえば、トマト。スーパーやデパ地下では多種多様のトマトが販売されていますが、今回は話題の新種、極甘ミニトマト「アイコ」をご紹介します!

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「アイコ」の特徴は、
 ・皮が少々厚めで、果肉は肉厚
 ・水に沈むほど糖度が高く濃厚な味!
 ・かわいいプラム型

日本生まれの「アイコ」の種子は、2004年6月1日より発売が開始されました。抗酸化物質リコピン含量は今までの品種の約2倍。日本ではまんまるのミニトマトの姿が多くみられますが、プラム型(長方型)ミニトマトは海外では高く評価されています。

先日、「アイコ」の生産者、才木ご夫妻の農園『まこっこ農園』にお邪魔しました。

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才木ご夫妻は、大学卒業後「いつか農業をしたいという」夢を持ち、農業関連の出版社に就職。お二人はそこで出会い、2年前に奥様の故郷である山口県宇部市で農業を始められました。子育て中の若いご夫婦です(子育て1年生、農業2年生だそうです:管理人)

「つくり手と買い手の距離が近くなることで、
野菜を手に取った時、今までとは違う気持ちで野菜を見るようになる。
そういう人々が増えていくことが、
農業全体を支えることにつながっていくと思っています」

そんな農業を目標に、お茶と野菜作りを頑張っていらっしゃいます。

8月29日(月)には、日本橋にある山口県のアンテナショップ『おいでませ山口館』で、我らが宇部市の特集があるそうです。まこっこ農園トマトのほか、宇部産の茄子、キュウリ、蓮根、パプリカなどが販売される予定。一日限りの少量販売ですが『おいでませ山口館』で、宇部の食文化に触れてみませんか?
(『料理通信』読者アンバサダー 藤谷幸司)

●『おいでませ山口館』
東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル1階
営業時間:10:30~19:00 TEL:03-3231-1863

●『まこっこ農園』山口県宇部市小野651
ブログ「まこっこ農園日記」 http://macocconoen.blog.fc2.com/

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ブログを拝見したら、これは根性が座っているやつ、これは根性がないやつとか、「根性が入っていないのでヤキをいれてやりました」なんて物騒なことが書いてある……(怖)。キュウリの話なんですけどね。(管理人)
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2011年7月16日 (土)

【山口】見逃すべからず! 西京はも

初めまして。このたび第4期読者アンバサダーとして山口県の食だよりを皆様にお伝えさせていただくことになりました、藤谷と申します。1年間よろしくお願いいたします。

山口県は3方を海に囲まれ、多くの魚介類が水揚げされています。1番有名なのは“河豚(フグ)”ですが、今回は、瀬戸内の夏を代表する食材、“鱧(ハモ)”を ご紹介したいと思います。

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↑いつもお世話になっている鮮魚店にて。早朝入荷したてで新鮮そのもの! (藤谷さんに食いつこうとしてる気が……管理人)

山口県の瀬戸内エリアでの 鱧の 水揚げ量はトップクラス(全国5位、過去最高2位)。というと、山口県民はいつでも食べているように思われるかもしれませんが、この時期、鮮魚店で湯引きしたものをよく見かけるものの、河豚ほどの積極的な販売・消費には至らず、漁獲された鱧の大半は関西方面に出荷されているのが現状です。

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↑鮮魚店のご主人に、すぐに骨きりしていただいたハモ。

しかし、山口を代表する海産物 “鱧”に対する県民の消費が少ないということにも理由があります。鱧の漁獲量が伸び始めたのはココ10年来のことだからなのです。原因は水温の上昇による影響がひとつではないかと言われています。

このため昔からの食習慣が根づいておらず、鱧料理といっても湯引きするくらいの調理法でしかないのが現状です。ちなみに私たちの住む県西部では、湯引いた鱧を梅肉ではなく、酢味噌で食べます。


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↑地元の鮮魚店やスーパーの店頭で買うと、酢みそが必ず付いています。

現在、山口県内の漁協では県内消費の拡大を目指し、地元の小学校の給食で鱧を使った食育や新メニューの開発 提案を行っています。また、山口県産“鱧”の良さをアピールして 、“河豚”同様、魅力ある山口の海産物として全国の皆さんに知っていただくために、山口ブランド“西京はも” として鱧しゃぶセットなどの地方発送なども行っています。

この夏、山口県産 “西京はも” に出会ってみませんか?
(『料理通信』読者アンバサダー 藤谷幸司)

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