2009年11月11日 (水)

【ゲスト/神奈川】沖縄・知念で島野菜料理によるリトリートを体験

-------------------------------------------------------------------
●藤本紀久子:フードコーディネーター
フランス料理研究家 上野万梨子氏に師事、1983年にフードコーディネーターとして独立。2002年フード&とデザインのコンサルティング会社「スタジオ カルティベイト」を設立。百貨店の食品フロアのフードディレクションや食品企業の商品開発、店舗プロデュースなどに携わっている。
-------------------------------------------------------------------

Dragonfruits 「リトリート」とは、日常生活から離れ、普段しないことをして自分の心身を見つめ直すことをいいます。沖縄南部の知念で、リトリートのための施設、インパラプレイスのスタートに際し、モニターとしてデトックスプログラムに参加しました。

朝は起き抜けに、冷やしていない浄水を飲めるだけたっぷりと体に入れて目覚めさせます。たくさんの果物と水だけの朝食、原種のバナナやドラゴンフルーツ、グァバなど、様々な南のフルーツを中心に堪能。香りのいい島バナナ、見た目に反して以外とあっさりしたドラゴンフルーツ、ちょっとえぐみもあるけれど、おなかにいいグァバなど食感も風味も様々。生の果物に含まれる酵素をたくさん摂り込みます。
色鮮やかなドラゴンフルーツ。酵素をたくさん摂り込みました。

昼と夜は、沖縄で野菜料理のケータリングを中心に活動しているヴィーガン・オラキノの金城静香さんの料理をいただきます。農家の畑から直接買った島野菜をを使った野菜だけの料理、今回はデトックスプログラムにあわせて、酵素の多い生野菜、軽く火を入れた野菜と玄米を中心に、油を出来るだけ控えた油抜きの調理法で仕上げたメニューでした。野菜から作った酵母で野菜料理に奥行きを出したり、塩や醤油、酢、きび砂糖といったシンプルな調味料が中心ながら、野菜だけで全く飽きさせない料理を次々と手際良く作っていく静香さんです。

野菜料理をおいしくするポイントのひとつは、あまり多種の野菜をひとつの料理に入れ込まないことだとか。ついいろいろ入れてみんな同じ傾向の味になってしまわないよう、それぞれ単一の野菜のおいしさを生かした調味をしていくことが、バリエーションも広がるコツのようです。

Shimatofuさっと両面を焼いた島豆腐にハヤトウリのつるのソテーをのせ、胡麻と味噌のソースの一皿、自家製酵母で味に深みを出したトマトソースでいただく玄米リゾット、茹でたえん菜(又は空芯菜)を水で引き締めた後にもみ込んで、そのぬめりと塩で仕上げる油抜きのナムル、もどして茹でた大豆を少々のにんにくと塩で炒った炒り大豆、えびすめ昆布と一緒に炊いた玄米。りんごの香りの自家製リキュールに漬けたドライフルーツをのせ、アセロラで造った酵母と米飴で風味漬けしてグリルした島バナナのキャセロール。おいしさが引き合うとはこういうことか、と気付かされる、いろいろな意味で日常を見つめ直した3日間でした。(藤本紀久子)
写真は、島豆腐とハヤトウリのつるのソテー。

| | トラックバック (0)

2009年5月 8日 (金)

【神奈川】今さら地ビールを考える

Img_9299 前回のブログでご紹介した通り、今年は地ビール解禁15周年。1994年の4月にビールの製造免許取得条件の年間最低製造量が2,000KLから60KLに引き下げられ、小さな会社でもビール業界への参入が可能になりました。これが「地酒」のビール版として「地ビール」と呼ばれるようになりました。しかし「地酒」と違い、日本の地ビールの原材料(麦芽、ホップ)のほとんどは輸入のもので、“地”のものは水くらい。水はビールの9割を占めるものなので、大切なものであることは確かですが、水だけでビールの味が劇的に変わるものではありません。「じゃあ、地ビールって何?」というのはよく聞かれる声。実は「プレミアムビール」に明確な定義がないように、「地ビール」にも明確な定義はありません。大手5社以外の中小ビール会社の造るビールを便宜上「地ビール」と呼んでいるだけです。

では、地ビールと大手ビールの違いって何でしょう。それに対してのうちの社長の回答は「地ビールの地は自分の“自”だと思う。本当は地面なんて関係ない。自分のビール、それが自ビールなんだ」と。例えば、地ビールの商品開発は“自分たちが飲みたいビールを造る”というところからスタートしていることが多いです。これは、大手ビール会社が事前のマーケティング調査で、世の中の味覚の傾向やニーズ掴んでから商品開発を始めるのとは真逆です。周囲に求められた条件(価格や納期、コンセプト)ありきでモノを造るのが職人で、自分の中から湧き出たモノを形にして世に問うのがアーティストと考えると、地ビール職人はアーティストに近いのではないか、と私は思っています。

Photoビールのレシピ作成から、仕込み、完成までが細かく分業され1つの商品に何人もの人が関わる大手ビール会社と違って、地ビール会社では1人の職人が全てを担当します。だから、ビールの審査会では会社が表彰されるのではなく、ビールを造った職人個人が表彰されます。だから地ビールは地ビール職人というアーティストが造った作品と言えるかもしれません。(中川美希)

| | トラックバック (0)

2009年4月13日 (月)

【神奈川】4月23日は地ビールを飲もう!

今年4月、地ビールが解禁してから15年目の節目を迎えます。かつてビールの醸造免許は年間2000kl以上のビールを生産しなければ取得できませんでした。これは、大瓶換算にして約316万本。1日に約8,700本のビールを売らなければいけない計算です。新しくビールを製造販売しようという人にとってその基準をクリアすることはほぼ不可能で、実質日本ではビール業界への新規参入は認められていませんでした。

ところが、1994年。規制緩和の一環として、醸造免許取得の基準が年間60kl生産と大幅に下げられます。それが、いわゆる“地ビール解禁”です。なぜ地ビールが解禁されたのか、そのきっかけは何だったのか? その背景にはビールが造りたくてたまらなかった、ある日本人の熱いドラマがありました。

1993年、日本人がアメリカでビールの醸造免許を取得したニュースが『TIME』や『NEWSWEEK』などを始めとしたアメリカメディアを賑わせました。その日本人とは、今は亡き当社先代、岩本光男です。アメリカ人にとって「日本人がなぜアメリカでビールづくりをはじめたのか」、それはとても興味深いニュースだったようです。それに対して先代の答えは単純で、「(上記のような規制があったため)日本でビールがつくれなかった」、ただそれだけでした。岩本の挑戦は、やがて日本のメディアでも話題となり、テレビのコメンテーターや世論はこぞって「日本人がアメリカでビールを造らざるを得ない」状況を糾弾するようになります。それが引き金となり、翌1994年にビール業界参入のハードルが引き下げられました。

1_2あれから15年。今、日本各地ではバラエティに富んだ地ビールを味わうことができるようになりました。来たる4月23日は地ビールの日。ぜひ、こんな歴史に想いを馳せながら地ビールで乾杯して頂ければ嬉しく思います。(中川美希)
写真は、今は亡き先代(父)の想いを継ぎビールづくりに励む現社長兼ブルーマスター、岩本伸久。

| | トラックバック (0)

2009年3月 6日 (金)

【神奈川】本物のフルーツビールの証とは?

1_2春は「フルーツビール」の季節。地ビール業界ではこれから本格的な春に向けて、いちご、オレンジ、りんご、ブルーベリーなど様々な果物を使ったビールが発売されます。
フルーツビールの製造方法は大まかに分けて2つあります。1つは、完成したビールに後から果汁を足して割る方法、もう1つはビールの発酵前の麦汁(ばくじゅう)に果物を加え、果物の糖分も麦汁の糖分と一緒に発酵させて仕上げる方法です。つまり果物を発酵の前後どちらに加えるかで分けられます。

現在日本で流通している多くのフルーツビールは前者の方法で作られています。この方法は、乱暴な言い方をしてしまえばシャンディガフ(ビールのジンジャーエール割)や、レッドアイ(ビールのトマトジュース割)のような「ビアカクテル」の作り方と大差ありません。
一方、当社のフルーツビールは全て後者の方法で作っています。後者の方法は、ホップの苦みにプラスして果物の苦味を、麦汁の糖分にプラスして果物の糖分を、さらに酸味のある果物の場合はその酸味を考慮に入れる必要があり、イメージ通りの味に仕上げるためにはかなりの試行錯誤が必要です。

もちろん、どちらの方法が正しいというものではないし、結果として「おいしければOK」だと思うのですが…。ビールの醸造(※)免許をもっているからこそ作れる方法に当社はこだわっています。※醸造…発酵作用を応用して酒などを作ること。

2どちらの方法で作ったビールを見分ける方法は、飲んだ後の“ゲップ”。ゲップにまで果物の風味が感じられれば、それは恐らく後者の方法で作られた、当社が考える“本物のフルーツビール”です。(中川美希)

生の果物を使用するのも当社のこだわりの1つ。数百個の果物を洗って切るのは大変な作業です。フルーツビールにはフルーツが主役のゼリーやケーキを肴に楽しむのがおススメです。

| | トラックバック (0)

2009年2月 2日 (月)

【神奈川】お正月飾りがバレンタインギフトに変身

Daidai 突然ですが、質問です。お正月飾りや鏡餅に欠かせないミカン、何と言う名前かご存知ですか? 実はあのミカンはただのミカンではなく、ちゃんと縁起を担いだ有難いものなのです。名前は“橙(だいだい)”と言い、その名の通り橙色をしています。橙は熟した果実が落果しにくく、そのままにしておくと三年はそのまま樹で過ごすことが出来る珍しいミカンです。つまり、1本の樹に祖父母、父母、孫の三代の実がなることがあります。それで“代々”という説があり、お正月飾りに用いられる由縁もそこにあります。

そんな縁起の良いミカンですが、お正月が終わった途端に出番がなくなってしまう可哀想な存在でもあります。と言うのも、この橙は苦味が強く欧米では「ビターオレンジ」と呼ばれているほどで、生食用には向かないのです。唯一加工品として用いられているのが、マーマレードやポン酢。でも、それに使われる量もたかが知れています。だから、橙はお正月が終わると、大量の廃果となってしまうのだとか。

Orangechocolatstautそんな状況を知った私たちは、その橙を何とか活用できないものかと考えた末、バレンタインに最適なビールをつくってしまいました!オレンジにチョコレートをコーティングした伝統的なショコラ「ショコラオランジェ」をヒントに開発。その名も「オレンジチョコレートスタウト」です。橙はマーマレードを作る要領で、皮ごと細かく刻み、大鍋でぐつぐつことこと煮込んで風味を凝縮させ(お砂糖は使用していません!)、それをチョコレート麦芽(モルト)を使用した黒ビールに合わせて発酵させました。皮も果汁も丸ごと使用しているため、グラスに注いだときからしっかりミカンの香り!口に含むと、ほろ苦いチョコレート風味の中にマーマレードのような柑橘特有のほろ苦さも感じます。後口は爽やかなミカン!これまでに類を見ない面白いビールです。
お正月にしか見向きもされなかった橙が、華麗にバレンタインギフトへと変身です!縁起の良いミカンだけに、あの人との縁も末永く続くかも? (中川美希)

オレンジの煮込み風景の一部始終をこちらでアップしています▼
http://sweetsbeer.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-da9d.html

オレンジチョコレートスタウト詳細▼
http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/stvd2009.php

写真右上:オレンジチョコレートスタウトに使用している橙。農家の方の話では、皮が緑のもののほうが甘いのだそう。
写真左下「オレンジチョコレートスタウト」 525円(330ml)。髙島屋など主要百貨店で発売中。

| | トラックバック (0)

2008年12月 3日 (水)

【神奈川】ビールはチーズになれるか?

Sakuseifuukei 先月、当社サンクトガーレンに8つ目の新商品が誕生しました。今が旬の長野県りんごを丸ごと焼りんごに加工してビールに使用した、アップルパイ風味のビール、「アップルシナモンエール」がそれ。
8つもビールがあると言うと多くの人は「そんなに!?」と驚きますが、世界にはビアスタイルガイドラインに定められているだけでも85種類のビールが存在します。その中には乳酸発酵させた酸っぱいものや、麦汁の甘さを活かした甘いもの、アルコール10%を超えるものなど多種多様なビールがあります。
ここでいう“種類”とは、スーパードライや1番絞りプレミアムモルツなどの“銘柄”とは異なります。日本のスーパーの棚には様々な銘柄のビールが並んでいますが、ビアスタイルガイドラインで見るとそのほとんどは1種類のビールに集約され、日本で流通しているビールは85種類の1割にも満たないのが現状です。「日本には『とりあえずビール』というビールがある」と海外の人に言われるほど日本はビール後進国です。

Applecinnamon_2現在の日本のビール業界は一昔前のチーズ業界に似ています。ほんの少し前まで日本でチーズといえばプロセスチーズを指し、メーカー(銘柄)によって多少の違いはあってもどれも似たような味わいでした。まさに今の日本のビール業界。ところが、今。チーズと一言で言っても、チェダー、ゴルゴンゾーラ、モツァレラなど様々な種類があることは多くの人が知っていて、スーパーでもそれらが簡単に手に入るようになりました。
日本のビール業界もこうなったら、もっと面白くなるでしょうね!(中川美希)

●参考:「ビアスタイルガイドライン」
http://www.beertaster.org/beerstyle/beerstyle-index.htm

写真上:デザート感覚で楽しむアップルパイ風味のビール。横浜高島屋他、サンクトガーレンのホームページで12月末まで限定販売。
写真右上:長野から直送されたりんごを地元パン屋さんのオーブンで焼りんごにして使用しています。

| | トラックバック (0)

2008年11月 5日 (水)

【神奈川】ワインに対抗して作られたビールとは?

Malt_2 11月の第3木曜日といえば、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日! 今年は11月20日がその日にあたり、早くもコンビニや街の酒屋さんでは、予約受付が始まっています。

最近、ワインの産地地図が変化しているというニュースが、新聞の一面を飾りました。これまで寒冷でブドウ栽培に適さなかった地域も、温暖化の影響によって栽培可能となったことがその理由だとか。例えば、イギリスもそのひとつ。これまでワイン産地としてはあまり認知されていなかった同国が、近年では良質な産地として存在感を示し始めているのです。しかも、南イングランドの土壌は、仏・シャンパーニュ地方と同様とのこと。それも手伝って、ワイン業界では、密かにイギリスを注目しているそうです。

とはいえ、ほんの数年前までは寒冷な気候のために、ブドウ栽培ができなかったイギリスです。フランスワインの人気ぶりが、さぞうらやましかったことでしょう……。しかし、うらやんでばかりではなかったよう。時は19世紀。イギリスは、ブドウではない“あるもの”から、ワインを造りだしてしまったのです。
その“あるもの”とは……。麦!

そう、お得意のビールの原料からワインを造りだしたのです。正式名称は「Barley Wine(バーレイワイン/麦のワインの意)」。ビールでありながらワイン並のアルコール度数を持ち、ワインのように年月を経て熟成していく異色のビールです。通常のビールと同じ原料を用いますが、その使用量は2倍~6倍、熟成期間は約6倍。費用と手間がかかることから、現在では発祥地イギリスはもちろん、日本でもほんの数社が醸造するのみとなりました。

Diablo2008私が所属するサンクトガーレンでは、1年に1度、3000本を限定醸造しています。10%とハイアルコールながらも、濃厚で官能的な飲み心地から「el Diablo(エルディアブロ/悪魔)」と命名しました。発売日は11月20日です。そう、ボージョレ・ヌーヴォーと同時解禁なのです。ブドウのワインと麦のワイン、この冬は、一緒に楽しまれてみてはいかがでしょうか。(中川美希)

■Barley Wine「el Diablo」詳細
http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/diablo2008.html

| | トラックバック (0)

2008年10月 3日 (金)

【神奈川】今秋“苦くない”ビールが主流に!?

Gingerale_2 「とりあえずビール」が死語になりつつあるらしい。“苦いから”と、ビールを敬遠する若者が増えているのがその理由。そんな状況を危惧した大手ビール2社が、今秋“苦くない”ビールの発売に乗り出します。低発酵・低アルコール・低炭酸のKIRIN「Smooth(スムース)」を皮切りに、生姜の辛さと爽快感でビールの“苦味”を抑えたアサヒの「ジンジャードライ」。さらに、高温焙煎したチョコレート麦芽でビターチョコ風味を表現したKIRIN「ザ・プレミアム無濾過<ビアショコラ>」。
 
生姜のビール!? チョコレート風味のビール!? と驚く人がいるかもしれませんが、実はどちらも欧米では普通に親しまれているもの。例えば生姜入りビール。現在ではソフトドリンクとして認知されているジンジャーエールですが、“エール(上面発酵製法によってつくられたビールの総称)”という名前が示す通り、もともとはビールでした。また、高温で焙煎したチョコレート麦芽の存在も、それがビールにチョコレート風味をもたらすことも、ビール業界内では知らない人はいないくらいメジャーなもの。
 
Imperialchocolat実は、大手2社が“若者のビール離れ対策”としてこういったビールの発売に踏み切るもっと前から、私たち地ビール会社は違った目的でこれらのビールを市場に送り出していました。生産量が少ないため広く認知はされていないものの、生姜入りのビールは3年ほど前から国内で発売されています。茨木県の地ビール会社、常陸野ネストビールの「リアルジンジャーエール」がそれ。同じく3年前から、当社がバレンタイン時期に「インペリアルチョコレートスタウト」の名でチョコレート風味のビールを発売。我々地ビール各社がこういったビールを発売した目的は“従来の日本にない多彩なビール文化を紹介するため”。発売元それぞれの思惑は違えど、消費者にとって選択肢が増えるのは嬉しい限りですよね!(中川美希)

写真上は、常陸野ネストビール「リアルジンジャーエール」 高知県産の生姜をたっぷり使った、独特の辛さが病みつきに。写真下は、限定3万本が即日完売の“伝説”をもつチョコビール。

| | トラックバック (0)

2008年9月 5日 (金)

【神奈川】日本最大の地ビールの祭典は日本最大の飲み放題!?

Kanpai夏のご馳走と言えばキンキンに冷えたビール!しかし、まだまだビールの季節は終わりません!ビール大国ドイツでは、9月下旬から10月初旬にかけて、世界最大のビール祭り「オクトーバー・フェスト」が行われます。世界中から600万人もの人が訪れるというこのイベントは、広大な敷地内に約30ものテントが出現し、その中では朝から晩まで人々が、ジョッキ片手に歌い踊って盛り上がります。

Karadaru_2そして、ここ日本でも国内最大の地ビールの祭典「ジャパン・ビアフェスティバル横浜2008」が開催されます。海が目の前に広がる会場に、北海道から沖縄まで日本全国の地ビール200種以上が大集合。そして、その全てが入場料のみで飲み放題になってしまうという、ビール好きの方にはたまらないイベントです。ほとんどのビールは工場直送の樽生で、造り手さん本人から直接注いでもらうことができます。地ビールは、その土地の個性を反映した“地ビール”であり、職人(造り手)の個性が反映される“自ビール”でもあります。造り手さんとの対話を楽しみながら味わうビールは、普段とはまた一味違った美味しさです!(中川美希)

写真上:ビアフェス名物の1つ。参加者全員、数千人による乾杯風景!アーティストのコンサート会場のようです。
写真下:昨年イベント終了時に撮影した空樽の山! 例年飲み干されるビールの量は、缶ビールおよそ36,000本分にもなります。


■イベント概要
開催日時:2008年9月6日(土)14:30~19:00 / 7日(日)11:30~16:30
場所:横浜大さん橋ホール
入場料:前売券3,600円(チケットぴあ、ローソン他)/ 当日券4,100円
主催:日本地ビール協会 後援:横浜市経済観光局、横浜観光コンベンション・ビューロー

■ジャパン・ビアフェスティバル横浜2008:公式ホームページ
http://www.beertaster.org/gjbf/date.htm

| | トラックバック (0)

2008年8月 5日 (火)

【神奈川】 水道水が売られる時代

080726 6月9日の日記でご紹介した、ホップ4倍、苦味2倍のビール『YOKOHAMA XPA』。
実は仕込みに使った「水」にもこだわりが。横浜市の水道水源水を利用しています。水道の水がこだわり?? と思われた方、まぁ、聞いて下さい。

「水」は日本が自給自足で賄える、数少ない資源。それなのに、コンビニやスーパーでは海外からの輸入水がずらりと並んでいます。「ボルヴィック」、「エビアン」、「コントレックス」……、国内の水市場の4分の1は海外からの輸入水が占め、500mlのボトルに限ると輸入水のほうが優勢だと言われています。輸入水は、海を渡る過程で空気を汚し、その後ボトルは日本でゴミとなります。“なぜ環境を破壊してまで海外の水を飲むのか?”
そんな状況に業を煮やしているのが、国内各地方の水道局です。「水道水はまずい」という汚名を返上しようと様々な努力と試みが行われています。その1つが、輸入水に対抗すべく各水道局が発売しているボトル水。有名なのは東京水道局の『東京水』、そして私の住む神奈川県の横浜水道局からも『はまっ子どうし』が販売されています。

写真上が「はまっ子どうし」。世界の船乗りに「ゴールデンウォーター」と絶賛された水。市内の百貨店他、スーパーなどで買うことができます。

080726『はまっ子どうし』最大の特徴は濁度0.0000という透明度。その脅威の透明度ゆえ“赤道を越えても腐らない”という伝説も。その水で“赤道を越えてペリーが日本に持ち込んだビール”を再現したのが『YOKOHAMA XPA』です。仕込みの都度、水源地で空気に触れないよう厳しい監視の下で採水しています。
“輸入水に頼らずとも、日本の水はおいしい”と水道局の方は胸を張ります。水分補給が欠かせない夏、日本の水を改めて見直してみては?(中川美希)
濁度メーター。これが奇跡の水の証明! でも、なぜ、濁度0ではなく0.0000? なぜなら、0.1でも四捨五入すると0になってしまうので!

参考:水道事業体製造ボトル水(水道産業新聞社)
http://www.suidou.co.jp/library/bottle/bottle03.htm

| | トラックバック (0)

2008年7月 4日 (金)

【神奈川】 「苦い」が「うまい」に変わった あなたのXデーは?

080626 「ビールは苦い」。誰もが最初にビールを飲んだときの正直な感想ではないでしょうか?
本来、「苦味」は毒物のシグナルとして人間が本能的に避ける味で、不快と感じて当然なのです。 しかし人間は「苦味」を習慣的に摂り続けると、いつの間にかそれを“美味しい”と感じるようになり、さらに1度“美味しい”と感じるようになると、今度はその「苦味」を習慣的に欲するようになるというデータがあります。
さらに、面白いことに苦味を毎日のように摂取している人は段々とそれが物足りなくなり、より苦いものを求めていく傾向があるんだとか。また、人間はストレスを受けると苦味の感受性が弱くなり、苦味の強い食品を美味しく感じるのだそうです。ストレス社会に苦味は欠かせない、とは言いすぎですかね(笑)

昨年アサヒビールが行った調査によると、ビールの“苦い”が“うまい”に変わったXデーの平均年齢は23.7歳だとか。いつも我慢して飲んでいた苦いビールが、ある日を堺に突然「美味しい」に変わった人、いつの間にか「美味しい」に変わった人、Xデーの迎え方は様々なようです。皆さんのXデーはいつでしたか?

1_080626_2まだXデーを迎えてない人にもおススメなのが、当社のスイーツビールです。特にみかんを使った「湘南ゴールド」は、とってもジューシーで苦味は軽やか。苦いのが苦手な人でもゴクゴク飲めてしまう、と大好評です。夏季限定なので、お飲み逃しなく!(中川美希)

“見た目はレモン、味はオレンジ”の神奈川県が開発した新種みかん「湘南ゴールド」。他のどのみかんにも負けない華やかな香りが特徴です。写真上は、湘南ゴールドを使った夏季限定のスイーツビール、その名も「湘南ゴールド」です。価格450円(税込)。横浜高島屋他、当社オンラインショップで購入可能です。

| | トラックバック (0)

2008年6月 9日 (月)

【神奈川】 ビールシーズン到来、ホップ不足が心配です。

1dsc01256ビールの基本原料はモルト、ホップ、水、ビール酵母。実はあまり報道されてはいませんが、ホップも世界的な品薄状態で、価格の高騰どころか、銘柄によっては手に入れることすら困難な状況になっています。地ビール会社にとって深刻なのは、モルトよりむしろホップのほう。
⇒当社のビールに欠かせない「カスケード」という品種のホップです。マスカットや柑橘を思わせる、爽やかでジューシーな香りが特徴です。
 
ハーブの1種であるホップはビールに華やかな香りと、爽やかな苦みをもたらします。地ビールは、大手ビール各社の製品に比べてホップの香りや苦みを大胆に主張させているものが多いのが特徴です。例えば、大手ビールのIBU(苦味の数値で高いほど苦い)は約16~25なのに対し、地ビール業界内で最もたくさんつくられている「ペールエール」というスタイルのビールはIBUおよそ20~40(参考:ビアスタイルガイドライン)、当社製品では38と高め。ホップが手に入らないと、価格を上げるどころか、ビールをつくることすらできなくなる可能性があるのです。

Yokohamaxpaそんな状況に逆行しているようですが……、実は6月11日に、ホップを通常の約4倍も使用したビールを当社からリリースすることになりました。定番商品の中で“最も香り高く、最も苦い(IBU48)ビール”となります。あっ、ちなみに当社はビール価格据え置きです。(中川美希)

通常の4倍のホップを使用した「YOKOHAMA XPA」。税込450円。横浜高島屋の他ネットでの販売もあります。




-------------------------------------------------------------------

中川美希:日本で最初に地ビールを販売した“元祖地ビール屋”サンクトガーレンの企画・広報。日本で主流のラガービールとは製法も味も対極にあるエールビールの魅力を伝えるため奮闘中。バレンタインの“チョコビール”、“スイーツビール”の仕掛人。日本地ビール協会認定ビアテイスター。
-------------------------------------------------------------------
6月9日(月)終日、メンテナンスのために当ブログをクローズさせていただいておりました。アクセスしてくださった皆様、申し訳ございませんでした。現在、読者アンバサダーの方のプロフィールを一部修正いたしております。一両日中にはUPいたしますので、今しばらくお待ちください。(管理人)
-------------------------------------------------------------------

| | トラックバック (0)