【福井】冬といえば「水ようかん」
■突然ですが、もし身近に福井県出身の方がいらっしゃったら聞いてみてください。
「冬にはおこたで、みかんと何食べる?」
生粋の福井県人なら「水ようかん」と答が返ってくるはず。
そう、福井では「水ようかん」は冬に食べるものなんです。え? 変ですか? でもこれ、福井では常識なんですよ。とはいえ、全国的なそれとは様相が違います。期間限定販売で、例年気温が低い11月下旬頃から3月頃まで4カ月余り販売しています。
街の和菓子屋さん、八百屋さん、お餅屋さんが手作りし店頭で販売。もちろんスーパーにも並びます。多くの製造元があり、寒天の具合や、黒砂糖と白砂糖の配合、そして箱のデザインなどそれぞれの違いも面白く、各人ごひいきの「水ようかん」があったりする。
福井で昔から食べられていた庶民の甘味です。
福井名物「水ようかん」は、表面のフィルムをめくり、添付のヘラで救い上げていただきます。そのまま食べるもよし、お皿に移すもよし。水々しくて、つるんとしたなめらかな口当たり。甘さも控えめで、一箱ペロリと食べてしまう方も……。季節、味、形、食べ方、どれをとっても「水ようかん」の常識を覆す、福井の「水ようかん」です。
食べてみたい! という方、お取り寄せも可能ですが、手作りするのもいいですよ。県内で製菓材料卸をされている「カリョー」さんより手作りキットが発売されています。
材料すべて使い切りで計量されていて、紙箱も竹へらも入っている本格的な内容。餡に砂糖と水と寒天を加え、箱の中に流し入れるだけ!! 作り方はコチラから動画でご覧いただけます。
この「水ようかん」手作りキットの販売会が、福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」で、2月25日~27日に開催されます。
私も26日、27日に上京し、現地にてデモンストレーション予定です。関東近郊の方、冬に食べる「福井の水ようかん」召し上がりにいらっしゃいませんか? 福井の特産品と共にお待ちしています。
(『料理通信』読者アンバサダー 佐々木京美)
■ カリョー http://www.karyo.co.jp/
■ 「水ようかん」手作りキット http://www.karyo.co.jp/main/meikakit/
■ ふくい南青山291 http://fukui.291ma.jp/
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