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2011年12月12日 (月)

【大阪】職人列伝 パン屋のオヤジ

大阪のアンバサダー、崎田です。今回ご紹介するのは、“パン屋のオヤジ”。

昨年秋、大阪府豊中市のパン屋「ブーランジュリー・メルク」のごく近くに「メルク・カフェ」が開店。オーナーの古山雄嗣さんは、フランスのパン文化を伝えたい、カンパーニュを伝えたいという思いで、パンとワインとチーズの夕べ『パン賛会』を定期的に開催しています。

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メルクとの出会いは20年以上も前。常連客ではありましたが、店のオヤジ(=古川さん)と喋ったことはありませんでした。日々の会話は生地としているらしく(笑)、初めて会話をするまでに20年! フとしたきっかけで始まったお付き合いですが、今ではこのオヤジにすっかりゾッコンです。

オヤジ曰く、「パン屋は常に、一生懸命働く姿を見ていただくもの」。さらに、「今は効率が優先される世の中で寂しい」と。メルクには、原価割れじゃ? と思うようなチョコ・コルネもあれば、“あんぱん”の小豆は十勝産の高級品で手作り、クルミはフランス・グルノーブル産を使い、マヨネーズは厳選した卵で手作り…etc.

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↑「パン賛会」のテーブルはこんなに賑やかに。

何でソコまでするの? そこまで手をかけていることをお客さんはわかってくれるの? などと私なんかは思ってしまうのですが、「無駄と思えることや、面倒なことを愚直に好んでやる。そこに美学がある」などと言う。そして、そうした手間暇を宣伝することはありません。
(だから、わたしがここに書きます!)

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多くの職人を輩出し、数々の受賞歴を持ち、製粉会社が試作を依頼しに粉を持ち込む。また、「それ、何で宣伝せぇへんの?」と思うようなエピソードがあるのにちっとも言わない。私なんかは、「パン屋のスーザン・ボイルか?」などと思ってしまいます(デビュー前のね)。

露出はあまりしないけれど、実力の持ち主が居てはるということを皆さんに知っていただきたい。どうぞ、メルクのパンを味わってみてください。

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↑「パン賛会」で振る舞われたチーズ。

オヤジ曰く、
「おいしい、と言ってもらうだけでエエネン。
判る人に判っていただけたら、それでエエ」、と。

イベントは、毎月、第4土曜日に開催。「パン賛会」では、シャンパーニュ、アルザス、ノルマンディーなど、毎回フランスの地方をテーマにし、土地の料理とチーズ、ワインをたのしむ会になっています。ホームページにイベント情報がありますので、お近くの方はぜひご参加されてはいかが? 腹は勿論、心もいっぱいになります。参加費3,500円で、お土産付き!

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そうそう、オヤジは、店を空けることをしない真っ直ぐなヒト。ぜひ、オヤジにも会いに行ってみてくださいね(話すまでに20年かかるかもしれないけれど……)。パンの診察室(=相談)もされていて、パンの作り方や材料などわからない点があれば、オヤジが相談にのってくれます。
(『料理通信』読者アンバサダー 崎田昌弘)

●ブーランジュリー・メルク
URL:http://boulangerie-melk.com/

Fin 

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