【東京】信州食材meetsタイ料理!
■東京の読者アンバサダー、和田です。先日、日本の各地方の食材とタイ料理をコラボさせるイベント「ヤム! ヤム! ソウルスープキッチン」に参加してきました。今回のテーマは長野県。東銀座の会場は、定員の50名をオーバーする参加者で大盛況でした。
長野の生産者の方々から届いたフレッシュな食材を夏にぴったりのスパイシーなタイ料理に変身させるシェフは、諏訪出身のフードコーディネーターで恵比寿のタイ料理店「coci」にも所属する両角舞さん。
↑東京のタイ料理店に勤めたご経験もある主催の西田さん(右)と、料理もルックスも優しげな長野県諏訪市出身の両角シェフ(左)。
たんに信州食材でタイ料理を作るのではなく、レシピには小気味良いアイデアがたっぷり。たとえば…、木島平村産ズッキーニで作ったタイ風サラダ「ソムタム」。
ソムタムはタイ東北地方を中心に食べられる定番料理で、未熟パパイヤの千切りを使います。両角流では、それをズッキーニに置き換えたレシピに。さらに千切り野菜と酸味の連想から、北信地方の郷土料理「いもなます」の要素をプラスして、じゃがいもも入っています。
お次は、軽井沢産ルバーブのコンポートとココナッツミルク味のもち米を合わせたデザート「カオニャオ・ルバーブ」。
「カオニャオ」とはタイ語でもち米のこと。本場ではマンゴーと合わせた「カオニャオ・マムワン」やドリアンと合わせた「カオニャオ・トゥリアン」が定番です。ぽてっと甘いココナッツミルク味のもち米に酸っぱいルバーブ、さらにジューシーな巨峰が爽やかなアクセント。
ほかにも、信州サーモンと信州ソバを巻いた生春巻き、信州みゆき豚のタイ東北風ひき肉サラダ「ラープ・ムー」、信州の夏野菜を信州味噌のタイ風タレにつけていただく「ナムプリック」などなど、信州とタイのフュージョンをたっぷり堪能。
タイと日本はともに米食文化としての共通項があるし、ナンプラーと秋田の「しょっつる」や石川の「いしり」が同じ魚醤であるように発酵調味料の食文化も共有しています。日本の食材でタイ料理を表現することには、きっと無限大の可能性があるはず。
そうそう、楽しいイベントにはお酒も欠かせません。
↑「神渡」蔵元の方と、タイ料理と出会うのを待つ信州銘酒たち。
長野の「神渡」や「御湖鶴」、タイワインの「モンスーン・ヴァレー」、タイビールの「シンハー」などが飲み放題で、ついつい大酔っ払いになってしまったボクは、初対面の参加者の方々と軽口たたき合うほどリラックスして盛り上がってしまったのです。これも陽気なタイマジックのなせるワザでしょうか?
アロイマーク! サヌックマーク!(美味しかった! 楽しかった!)
(『料理通信』読者アンバサダー・和田和己)
●Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN
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【編集Hと日本酒】
和食以外の料理と日本酒を合わせると新しい発見がある! というのを、ブログ『TRIPPA通信』でもご紹介しています。編集部Hが「フレンチ×日本酒の饗宴」のレポートをしているのですが、どうやらたくさん飲んできた様子……。記事は、コチラ です。
【ご報告】
イベント後日、「ヤム! ヤム! ソウルスープキッチン」が内閣府の支援事業に正式認定されたそうです。これからもご活動が更にバージョンアップされますね!
(管理人)
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