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2011年1月25日 (火)

【鹿児島】珊瑚の海でつくる塩

鹿児島アンバサダーの杉村です。 薩摩半島南部の坊津(ぼうのつ)をご存じですか? かつて交易の拠点として栄えた古い港町。かの鑑真和上がたどり着いたところでもあります。今回はそんな有り難い海で造る塩をご紹介します。

Photo_6 造り手は、日高則夫さん。雑誌の塩造りの記事に刺激を受け、脱サラして7年前から夫婦で塩造りを始めました。まずは場所(海)探しから。趣味がダイビングの日高さん。これまで潜った海のなかでも特に美しかったことが坊津に決めた理由とか。

海をバックに、いつも穏やかな笑顔の日高則夫さん。

奥様に脱サラに不安はなかったか訊ねたところ、「いつか何か言い出すと思っていたから。ソロバンは弾かず受け入れたわ」と屈託のない笑顔。それを横で見ていた則夫さんも笑う。このお二人、とにかく笑顔が絶えない夫婦です。

Photo_5海のすぐ近くにある工房は三方を山々に囲まれ、周囲はほとんど手つかずの自然です。海水を引き上げるのは大潮の満潮の時だけ。風と天日で濃縮した海水を釜に入れ、廃材の木材を燃料に、7日間かけてゆっくり炊きあげます。

←青く透明な坊津の海。地平線の先は上海あたりです

家族で営む小さな工房ですが、その評判は口コミで広がり、料理人やパティシエなどプロも愛用するほどに。人気の理由は何か?

Photo_7丁寧な仕事はもちろんのこと、「森は海の恋人」との言葉があるように、周囲の美しい自然からミネラルなどの養分が豊富に流れ込み、海がとても健康なこと。それから生息する珊瑚の影響でカルシウムがとても多いこと。専門機関の分析の結果、通常の塩の2倍以上も含まれているそうです。

珊瑚の海から笑顔の夫婦が手塩にかけてつくる塩は、とても透明でやさしい味がします。(杉村輝彦)

●坊津の華
鹿児島県南さつま市坊津町坊7472番地
TEL:0993-67-2383
URL:
http://www.geocities.jp/syouhati2/sio.html

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