【香川】小豆島産オリーブの新漬け
■香川県高松より、小池よう子です。こちらに移住して初めての秋。またひとつ、郷土の味を覚えました。香川県小豆島の秋の味覚、〝オリーブの新漬け〟です。
オリーブの新漬けは、イタリアやスペインのオリーブの“オイル漬け”とは全く違うものです。小豆島の特産品、オリーブを渋抜きし、塩水に漬けたシンプルな加工品で、グリーンオリーブのフレッシュ感溢れるおいしさは、ビールに、ワインにぴったり! ああ、どうしよう止まらない・・・。
写真は、右が「アグリオリーブ小豆島」の新漬オリーブ(525円/100g)。塩分は「石垣の塩」。左は100%小豆島産オリーブのエキストラバージン・オリーブオイル(3675円/200ml)。
「小豆島には約300軒ものオリーブ農家があるんですよ」と教えてくれたのは、オリーブ農園「アグリオリーブ小豆島」の代表、秋長正幸さん。無化学肥料減農薬の自然栽培で、島内15ヶ所にオリーブ畑を営んでいらっしゃいます。
「今年は雨が少なく、実が小ぶりで太りが足りない」とのこと。小豆島全体では10月10日を新漬けの解禁日としているそうですが、秋長さんをはじめ、多くの生産者さんはオリーブが少しでも大きく育った頃合を見て、徐々に収穫、加工している最中です。
「アグリオリーブ小豆島」代表、秋長さん。オリーブを無駄なく加工、商品化できるよう奔走中です。
ちなみに、小豆島のオリーブは、グリーンの実がしっかり育った9月下旬~10月上旬に、まず新漬け用の実が収穫されます。収穫せずに木に残った実はやがて赤くなり、その後、黒く完熟します。そう、ブラックオリーブはコレですね。
12月にその完熟オリーブを収穫して圧搾機で絞るとオリーブオイルに。オイルの新物は12月下旬~1月に出回ります。つまり、小豆島産オリーブの旬は10月の新漬けから始まってオイルが出回る年末年始というわけです。
オリーブの新漬けは生産量が少ないため香川県民でも簡単には手に入りません。召し上がってみたい方はぜひネット購入でどうぞ! (小池よう子)
●株式会社アグリオリーブ小豆島
香川県小豆郡小豆島町馬木甲856
TEL:0879-82-5662
URL:http://agri-olive.com/
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