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2010年8月27日 (金)

【千葉】パーマカルチャーが産む卵

繊細でやさしく、体にスルスルと染み込んでいくような感じ・・・そんな卵を食べたことがありますか? 今回は千葉のパーマカルチャーが育んだ、「極上の自然卵」をご紹介させていただきます。

001_2パーマカルチャーとは、パーマネント(恒久性)とアグリカルチャー(農業・文化)を組み合わせた造語で、1970年代にオーストラリアで確立された、単に環境に配慮するだけでなく、土、水、植物、動物、人…すべての要素を循環させ、持続可能な環境を造るためのデザイン体系のことです。

そのパーマカルチャーの実践者が千葉県流山市「自然農園レインボーファミリー」の笠原秀樹さん。年間約60種類の有機野菜と300羽近い国産種の鶏を育てている農家さんです。

写真は自然農園レインボーファミリー」の笠原秀樹さん。家族同様大切に育てている鶏さんと。



レインボーファミリーの鶏は広々とした鶏舎で育てられ、その様子はなんとものどか。皆、思い思いに走り回ったり、バサーッと砂浴びをしたり、暗くなれば高木に登りお休みしたり・・・実にのびのびと、幸せな生活を送っています。

002_2広々とした鶏舎で平飼いされている「後藤もみじ」。牡蠣殻、小麦、米ぬかなどの餌を食べて育ちます。

そんな幸せな鶏が産む卵は、「こんな卵は食べたことがない!」卵。

臭みがまったくなく、黄身はやさしいレモンイエロー、白身の弾力はプルップルッ。スポンジケーキやプリンなど繊細なお菓子を作るとその差は歴然で、一瞬自分の腕前が上がったのかと錯覚するほどおいしくできあがります。

『料理通信』9月号の「挑戦レシピ」で紹介されていたホテルオークラ東京のフレンチトーストも、この卵で仕上げるとシルキー感がより一層増すことでしょう。

牛乳と並び「物価の優等生」とされ、安売りされる卵。そのほとんどは生産マシーンと化したかわいそうな鶏から産まれています。

でも、人間もそうであるように、環境というのはとても大事だと思うのです。千葉のパーマカルチャーが産む、幸せな鶏から産まれた「幸せな卵」。皆さんもぜひ、その幸せな味を味わってみてください。(泉さやか)

自然農園レインボーファミリー
 千葉県流山市名都借965

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